【韓国は】月山酋長研究第152弾【黙っていろ!】at KOREA
【韓国は】月山酋長研究第152弾【黙っていろ!】 - 暇つぶし2ch630:マンセー名無しさん
10/06/09 16:22:08 FfruSfY1
「母―オモニ―」 姜尚中(カンサンジュン)さん
小説でつづる「和解劇」

 苦悩の半生を告白したベストセラー『在日』から6年。政治学者の著者が、再び〈家族〉という
テーマと向き合った。今回は初の小説。ヒロインは、5年前に80歳で逝った母(オモニ)―。
「在日1世の苦難を書き残し、一人の女性としてよみがえらせたかった」

 戦後、糞尿(ふんにょう)と豚の臭(にお)いが漂う熊本の集落。
差別に耐え、廃品回収業を営みながらしたたかに生き抜く一家の姿を、虚構と事実を織り交ぜて描き出した。
16歳の春、結婚のためチマチョゴリ姿で単身海を渡り、日本語の読み書きが出来なかった母は、
「どがん上品なことば言いよっても、人は口から食べて尻から出すとたい」が口癖。
「そっけないほどの、しかし根源的な人間観と研ぎ澄まされた直感力を持った女性(ひと)」。
それが母だった。

 この世に産み落とされたことは「僕の運命であり、桎梏(しっこく)の始まりでもあった」と感じる。
「学問の世界で階段を上がることが成功につながる」と、家族の濃密なつながりから逃れ、
母の存在を疎んじたことも。「若いころは観念的に生きる意味を追うばかりで、自分が捨てようとした
世界の大切さがわからなかった」。苦い贖罪(しょくざい)の思いが、今も胸を刺す。

 この物語は「ある種の和解劇」なのだと、書き終えるころ気づいた。母と息子との。
あるいは、海峡を挟んだ日本と朝鮮半島との。そして、穏やかな死に顔で旅立った母自身も
「人生の終わりに過酷な運命と和解を果たした」ように見えた。
「自分と和解して初めて、人は、生きてきて良かったと思える」。今夏に還暦を迎える著者もまた、
この思いに突き動かされたのかもしれない。(集英社、1200円)(山田恵美)

(2010年6月8日 読売新聞)
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)


次ページ
続きを表示
1を表示
最新レス表示
レスジャンプ
類似スレ一覧
スレッドの検索
話題のニュース
おまかせリスト
オプション
しおりを挟む
スレッドに書込
スレッドの一覧
暇つぶし2ch