10/03/19 17:53:11 W/DltsAm
>>16の続き
専門のテスト部員がテストトラックで運転したり、子供を含めた家族連れで何100マイルも運転したりして、
新車の性能を徹底的に見極めるのである。
もちろん、新車時の性能評価だけでなく、故障頻度やディーラーの対応なども盛り込まれる。
テスト結果は科学的な数値で評価され、しかもテストは複数回行われる。
可能な限り客観的な基準に基づいて、消費者が判断できるようにするためである。
コンシューマー・レポートは、それぞれのテスト項目について結果を5段階評価で表示し、
最終的には価格やメンテナンス費用とにらみ合わせた上での「お値打ち」評価も行う。
消費者は、大家族であったり、歳をとっていたりなどそれぞれの事情があるわけだが、
細かい項目でテストされたコンシューマー・レポートの結果を見て、
自分に合った自動車はどれかと購入の参考にするというわけだ。
自動車以外にも、コンピュータ、デジタル・カメラ、フラットパネル・テレビなどの人気商品、
洗濯機、冷蔵庫などの白物家電、さらにスポーツ用品、食品、医薬品など
ありとあらゆる製品がコンシューマー・レポートによって断続的にテストされている。
いや、製品だけでなく生命保険、医療サービス、航空会社のサービスなども対象だ。
「賢くお金を使いたい」消費者がコンシューマー・レポートを参照するというのは、
すでにアメリカの伝統と言ってもいいほどなのである。
雑誌の購読者が450万人、有料の会員制ウェブサイトの購読者が300万人という数字が、
その信頼度の高さを物語っている。
続きます
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