09/12/17 15:26:47 eKR8Iwfc
>>420
先月の記事ですけどね、こんな感じ。
何のための補正予算か
2009年11月14日0時6分
報道によれば、鳩山政権が2009年度第2次補正予算を検討しているという。厳しい雇用情勢や、
国内景気再減速の懸念に備えるためらしい。
景気対策とは文字通り、景気や雇用の悪化に対処するためのものだ。麻生前政権は、世界的な
経済金融危機に伴う国内景気の急激な冷え込みに対して、真水で14兆円強の景気対策を
09年度第1次補正予算で実施し、実際に景気下支えの成果を出した。
政府は、そのうち約3兆円の執行を凍結し(うち公共事業は約5千億円)、それを第2次補正の
財源に充てるという。しかし、そのような補正予算の組み替えをなぜ行うのか、それが
なぜ景気対策なのかは、明らかにされていない。現行補正予算の景気刺激効果が小さいため、
より大きな効果を発揮する施策に転換するためなのだろうか。
景気対策は、今そこにある不況に対処するためのもので緊急性が高い。さまざまな批判を
承知の上で言えば、だからこそ、即効性のある公共事業が選ばれてきたし、実際にその効果を
発揮してきた。従来型ではない公共投資といえば聞こえはいいが、新たに計画を策定するのであれば、
眼前の不況には間に合わない。規制緩和もしばしば対策に盛り込まれてきたが、本来は中長期の
成長力を高めるものだろう。
そのような性格を帯びた現行補正予算を組み替えて、新たな景気対策を打ち出すのであれば、
政府は、景気の現状認識や見通し、予見されるリスクとその大きさ、現行対策と比べた新対策の
効果や有効性を、国民に明確に示すべきだ。マニフェストにこだわるあまり、対策を
いじくり回すだけなら、政策そのものが景気にとってリスクになりかねない。(山人)
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「経済気象台」は、第一線で活躍している経済人、学者など社外筆者の執筆によるものです。
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(´・ω・`)
但し書きに朝日の往生際の悪さを感じるのは、お約束ですが。
この記事だ出た時期よりさらに…なので、この記事を執筆された方は、どう思ってることやら…。