10/04/20 23:37:02 1endmL+u
>>623で挙げた「戦前の少年犯罪」の75ページより
一般に軍内部の派閥争いのように説明されていますが、青年将校が支持していたのは思想云々ではなく要するに
若者にやたらと理解があるように振る舞っていた軍幹部ばかりで、つまるところ頭の硬い年寄りを排除して若者が軍や国の実権をにぎることに彼らの最終的な目標がありました。
皇道派の幹部たちは自分たちが力を持てるように単細胞の若いもんをおだてて煽動していたに過ぎないんですが、
その青年将校の暴走の道連れに失脚してしまって結局なんにも達成できませんでしたから、
戦前の一連の流れは皇道派と統制派の対立というよりも、老人と若者、ふたつの世代間の殺し合いだったと見たほうが歴史的に正しいのではないかと思えます。