10/03/13 14:09:35 mOvhbZTA
高校三年の時。今は疎遠になったある友人から『嫌韓流』という本が面白いと勧められた。
ぼくはそれを近所の書店で立ち読みし,すっかり感化された。
ぼくはその友人からも疎ましがられるような立派な嫌韓派になり
(ネットに触れる事でますます急進化していった),
今まで「サヨク教師」とやらに触れた事もないのに一丁前にサヨク批判をし出し
(今ならわかる。それは「藁人形叩き」なのだと),
友人に核武装や慰安婦問題についての持論を得意げに語ったり,
教師への突っ込みをしたりして悦に入っていた。
ぼくが深く感謝しているのは,ぼくがどんな毒電波を撒き散らしていても,
それにつき合い,おかしい点を批判し,それでもぼくとの交友を断たないでくれた友人,先生,クラスメイトたちだ。
そして,ぼくの親。彼らがぼくを諫めてくれなければ,ぼくは胸の奥に欠片ほどの疑問を持つ事はなかっただろうし,
ネットが世論のすべてだと勘違いするようになっていただろう。