09/10/27 17:48:40 Vv7d+Psc
そしてそのころ、前に部品を納めていた会社の偉いさんがやってきて、土下座する勢いで「お願いだからあの部品を納品してほしい」といってきた。
親父は「今回は再開するが、次の不義理はもうありません」と諭した上でラインを再開することとなった。
何があったのか話を聞いたら、韓国の部品が日に日に質が落ち、製品のクレームが出まくりで、半額でもまるで元が取れないになる状況になったらしい。
部品はうちと韓国のその会社でしか作ってない、他の工場に持って行っても作ってくれなかったので、恥を知りつつお願いに来たということだった。
そう言えば親父が「技術屋として成長したければ一年間時間をやる、その間修業しろ。そのあとはまた忙しくなる」といってた。
親父は預言者かと思った。
いや、ここ読んでみると、盗みに来た韓国人としては全くもってデフォだったんだなと。
盗むために猫かぶり、必要な技術を得たら平気で猫を脱ぐと。
親父も昔、何かあったのかもしれない。
で、なんでそのことを今更ながらに書こうかと思ったかというと、そいつが15年ぶりにやってきたからだ。
若いのを二人引き連れて、もう一週間毎日工場の前に来てるけど、二度と騙されない。
お前は俺のことなんか忘れてるかもしれないがな、俺はしっかりと覚えてるんだよ!
京に一つの可能性として本気で反省してたとしても、お前のしたことは一生晴れない闇を俺の心に残した、だから反省しててもだめだ。
15年前と違って勝手に入ってくることもできなくなってるんだから諦めろ、なんたって50m先がセコムだ。
侵入も放火も無理だし、女子工員もいないから、とっとと諦めろ。