09/11/10 22:43:35 kd/nPxEP
冬の寒い夕方、日ごろチョンって俺たちを馬鹿にする近所の工業高校の連中と
大立ち回りをする事になった。油断した俺は背後から投げ飛ばされて伸びちまって、
ろくに活躍できなかったけれど、気がつくと俺たちの倍はいたはずの工業のやつらは
みんなのされていた。
意気揚々と仲間たちと引き返す途中で汗を流した体が冷えてくると、
番長格の先輩が連中から取り上げた財布の一つを取り出して、
喧嘩に参加したみんなに暖かい缶コーヒーを奢ってくれた。
先輩は缶コーヒー片手にすぐにのされちまった俺に喧嘩の心得をレクチャーしてくれた。
その後の俺はとりあえず喧嘩に負けた事が無い。
冬が近づくとあの日飲んだコーヒーの味を思いだす。
このくらいの創作はしてくれないと…