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【韓国】国家の正統性確立に苦しむ韓国-産経・正論 [12/29]
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- 【正論】筑波大学大学院教授・古田博司 国家の正統性確立に苦しむ韓国 -
≪発展の遅れた半島の李朝≫
来年は日韓併合100周年にあたり、韓国の反日運動の盛り上がりが予想され、また日本の一部学者
が同調する動きもある。以下、事実を指摘しておきたい。
歴史上の朝鮮は、満州から半島へと廻る回廊の上に立つ、いわば回廊国家であった。
大陸に清国を建てた、第1代ヌルハチと次代ホンタイジの年代記、『満文老档(まんぶんろうとう)』が当時
の満州語で残されている。満州軍は清国建国前に朝鮮侵攻を行うが、奉天に集結した軍が朝鮮に南下し、
京城を抜くまでにたった2週間しかかからない。半島の東側は険しい山岳だが、西側は何の要害もない
野原だからである。もとより守り防ぐことのできない国であった。ゆえに侵略の報が入るや、王は海浜の
江華島へと逃げ去った。
満州やモンゴル諸国から見ても、大陸の明朝と半島の李朝は兄弟国であった。明は白蓮(びゃくれん)
教徒の明主が建てた国だったので明という。元朝に宗教反乱で立ち向かい、モンゴル人の放漫な紙幣濫発
(らんぱつ)政策に対する反省から、当初は反商業的な国家として誕生した。同時期成立の李朝はこれを
真似(まね)し、明がそれを捨てて発展していたころ、なおも反商業的であった。
商店も筆屋と鍮器(ちゅうき)屋くらいしかなく、人々は市場と行商人に頼っていた。曲げ物の技術がなく、
車輪も樽(たる)もない。物は背負子(しょいこ)に担いで人が運んだ。染料も顔料もないので、民間人は白衣、
陶磁器は白磁だった。李朝は、いわば世界が中世期の頃に、古代国家として発生したインカ帝国に近い
存在として特筆される。