09/12/05 06:18:37 spj6gHiZ
欧米では自動車に負けて衰退した鉄道が、なぜ日本の大都市圏では隆盛を続けているのかご存知でしょうか。日本の大都市圏は
総合駅中心になっていて、名古屋駅ならJR・近鉄・名鉄が乗り入れて、乗り換えも容易にできます。新宿駅に乗り入れているのは、
JRの他に何でしたっけ?つまり鉄道網が企業の枠を越えて、文字通りネットワークを形成しています。
欧米の鉄道はNew Yorkが典型的ですが、単一路線が多く、始発駅と終着駅を往復するだけ。他社との相互乗り入れはほとんどあり
ません。要するに、線が線のままで他の線と交わらないので、ネットワークが形成できません。他社の路線への乗り換えも非常に
不便です。だから自動車との競争に負けたのです。しかし鉄道で人間1人を1キロ運ぶのに必要なエネルギー量は、自動車の1/6
にすぎません。それでどんな違いが生じるのかというと・・
鉄道利用者が多ければ多いほど、きわめてエネルギー効率のいい社会が形成されます。だからNew Yorkがこの40年ほど、どれだ
け景気がよくても都市規模が拡大できないのに対し、東京圏が国勢調査のたびに拡大し続けているのです。つまりこう言い換えら
れます。鉄道を発明したのはイギリスだが、鉄道網を発明したのは日本だと。(「内向の世界帝国」NTT出版より)
結論:韓国は日本の後追いでマネをするのか、欧米と同じ自動車中心社会を創るのか選択できます。