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覚せい剤密輸 懲役17年求刑
室戸市の漁港でおよそ120キロの覚せい剤が見つかった事件で、回収役とされる
中国人の男3人の裁判が31日、開かれ、検察側は「国際的、大規模かつ組織的な犯行で、
動機も金目当てで酌量の余地はない」と指摘して、懲役17年と罰金700万円を求刑しました。
この事件はことし2月、室戸市の漁港の堤防で、およそ120キロ、密売価格にして120億円分
の覚せい剤が見つかったもので、覚せい剤を運んだ漁船の中国人乗組員など9人が
覚せい剤取締法違反などの罪で起訴されています。
このうち漁港で覚せい剤を回収したとして起訴された、住所不定で無職の張翼被告(37)
ら中国人の男3人に対する裁判が高知地方裁判所で開かれました。
検察側は「国際的、大規模かつ組織的な犯行で、密輸入量はきわめて多量だ。
動機は金目当であり安易かつ身勝手で、酌量の余地はない。」と指摘しました。
その上で「組織の一員として果たした役割はきわめて大きく、
覚せい剤の害悪を拡げる密輸入には特に厳しく処罰しなければならない」と述べ、
懲役17年、罰金700万円を求刑しました。
弁護側は「被告人らは運んだものが覚せい剤とは知らず、ただ荷物を運ぶという末端的な役割にすぎなかった。
多額の報酬に目がくらんだ犯行に深く反省している。」と述べ刑を軽くするよう求めました。
判決は10月7日に言い渡されます。
NHK高知のニュース 2009年8月31日 19時28分更新
URLリンク(www.nhk.or.jp)