09/08/22 15:11:26 zeIYrYC8
イスラエル、パレスチナ 女子高生が日本で交流 「敵同士なのに友達になれた」
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)
「敵同士なのに友達になれた」-。長年の紛争で敵対関係にある中東のイスラエルとパレスチナ自治区。
双方の女子高校生たちが今月初め来日し、紛争地の人と人の心をつなごうというプロジェクトに参加、
新しい友を得て21日帰国した。
イスラエルとパレスチナの若者が12日間、日本でどのように双方の恐怖や不安、憎しみを克服したのか。
「絆(きずな)プロジェクト」(主催・特定非営利活動法人=NPO法人=ピース・フィールド・ジャパン、村橋靖之理事長)に
参加したイスラエルとパレスチナ、日本の若者約20人は20日夜、東京都渋谷区の国立オリンピック記念青少年総合センターでの
お別れ会で、泣きながら別れを惜しんだ。
「まさかこんなに心を許せる友ができるとは思わなかった」「帰国後も、メールで連絡を取り合いたい」…。
引率の教師は「小さな一歩でも、タネは確実にまかれた。大きく成長してほしい」と期待を込めた。
そんな彼女たちも、来日した今月9日から数日間は緊張と不安でいっぱいだった。
パレスチナの女子学生が、イスラエル兵に連行されて帰ってこない親戚(しんせき)の話を泣きながら語り、
イスラエルの女生徒は近くにミサイルが着弾したときの恐怖を伝えた。
そしてキャンプ地の山梨県小菅村でスポーツや畑仕事、日本文化を一緒に体験するにつれ、互いの気持ちに変化が表れていった。
「敵対する相手も同じ恐怖を共有する人間であることに気づかされた」「何でも話し合うことが大切だ」
日本の若者は「平和ボケ」などと揶揄(やゆ)される。だが、プロジェクトに参加した財団法人キープ協会の
米国人国際交流員、ローラ・ヴィラヌエバさん(33)は「家族のように迎えてくれた小菅村の人たちと日本の自然、
そして平和な日本の若者がいたから、彼女たちは心を開くことができた」と評価する。
「欧米にも同様のプログラムはあるが、日本という国は平和構築事業に良い結果をもたらす可能性がある」。
日本の新たな国際貢献のあり方として注目していいかもしれない。