09/08/18 12:58:00 CT9I2PC/
>>329
すまん。1972年で「前半だ」。
出典は、河本敏浩『誰がバカをつくるのか?-「学力低下」の真相を探る』より。
それによれば、富山県では工場誘致などを目指し、普通科を3割、職業高校を7割としたらしい。
「すぐに役立つ職業人と、一部のエリートを育成するという目的」で、県や教育関係者が率先して導入したらしい。
ちなみに、全国平均では普通科6割、職業高校4割で、富山では他県なら普通科へ行けた生徒が、行けないという事態が発生してしまった。
しかも70年代は高度成長が達成され、大学進学率が上昇し、進学熱も盛んになりだした頃であるので、
希望がかなわず普通科に行けなかった生徒の心情は察して余りある。
為政者や知識人と称する人々の思いつきのような政策が、子どもたちを取り返しのつかない不幸に陥れた実例といえる。