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>>238 (続き)
使用された拳銃(けんじゆう)は、フィリピン製のスカイヤーズビンガム38口径回転式。
国内での流通量は多くなく、捜査本部は流通ルートを洗ってきた。
昭和63年に金沢市内で発生した資産家夫婦射殺事件で使われた弾丸の線条痕と、
八王子事件の弾丸の線条痕が「酷似」していることが判明したが、「一致」とは断定できなかった。
その後も「『実行犯を知っている』と話すフィリピン人がいる」という情報が寄せられ、
19年7月に捜査員を現地に派遣したが、事件とは結びつかなかった。
ある捜査幹部は銃犯罪の難しさを指摘する。「銃は人から人へと回り、捨てられることもある。
仮に銃を特定できても、指紋とは違い、それだけでは実行犯の特定にはつながらない
■祈り
被害者の矢吹恵さんが通った私立桜美林高(東京都町田市)では25日、同級生らによる
追悼礼拝が行われ約20人が賛美歌を歌い事件解決を祈った。
矢吹さんの中学・高校時代の同級生、会社員の鷹野めぐみさん(31)は当時、
一緒に登下校する間柄だった。「どうなってしまうのだろうという焦りがある」と涙ぐむ。
元同級生らが作る「銃器根絶を考える会」で活動してきた大越孝一郎さん(30)は「もう14年もたったのかという思い。
吉報を待つしかない」。当時の学年主任、伊藤孝久事務室長(58)は「時効はなくさなくてはいけない」と訴えた。
迫る時効。矢吹さんの両親は警視庁を通じてコメントを出した。「時効という言葉を聞くたびに本当に心が
締め付けられる思いになります。しかし、『まだ1年もある』と、前向きな気持ちに切り替えています。
必ず、警察が犯人を逮捕してくれるはずだから」
(続く)