09/07/03 21:23:00 KZd+ym7w
【日韓】お札の顔は文化人の方が 伊藤博文の千円札を見るたびに嫌な思いをした韓国人もいる(東京新聞、私説・論説室から)★2[07/01]
スレリンク(news4plus板)
【私説・論説室から】お札の顔は文化人の方が
韓国で最高額の五万ウォン紙幣が登場し、肖像画に初めて女性が使われた。
十六世紀の画家、申師任堂(シンサイムダン)。
男尊女卑が激しかった李朝時代に、申師任堂は学問に親しみ詩文、書画を得意とし
多くの作品を残した。韓国では良妻賢母の鑑(かがみ)とされ「教育ママの元祖」ともいわれる。
韓国銀行は「家庭を大切にしながら、自立し、学芸の道を歩んだ韓国女性の先駆者だ」と
選定理由を説明する。
韓国の紙幣は計四種類になったが、肖像画は千ウォン、五千ウォンがともに李朝時代の儒学者、
一万ウォンはハングルの基になる訓民正音を制定した李朝の王様。五万ウォン札も含め、
すべて文化で業績を挙げた人たちだ。
実現はしなかったが十万ウォン札の発行計画があり、肖像画には独立運動家、
金九(キムグ)が候補に挙がった。米国、ソ連の影響力を排除して民族統一を進めようとした
愛国者として尊敬されている、ただ、独立のために皇族など日本要人の暗殺を指揮した
事実もあるから、お札の顔にならず、日本人としては安堵(あんど)した。
以前、日本の千円札の顔は伊藤博文だった。初代の首相だが、韓国統監として
植民地支配の道を開いた人物だ。千円札を見るたびに嫌な思いをしたと回想する韓国人もいる。
歴史の因縁が深い日韓両国に限っては、紙幣の肖像画は政治家ではなく、
文化人の方が無難な選択だ。 (山本勇二)
東京新聞 2009年7月1日
URLリンク(www.tokyo-np.co.jp)