連続ドラマ小説「ニホンちゃん」35クール目 at KOREA
連続ドラマ小説「ニホンちゃん」35クール目 - 暇つぶし2ch395:マンセー名無しさん
09/09/26 22:27:19 8PkfSIXE
     )\(  (ヽ ( (\γ/レ//ノlノlノ)__
    )\ (ヽ  \、,》) 《 (  ノ ノ ノ
   ノ /        ' 》  》 ミ     ゝ
  ノ (( 巛 《《   )        lll   ゝ
  ~(   ノ     (川    )  ) )  ヽ)
  ノノ     彡  ノ  ヽ )) ノノ )ノ )ノ)ν
  ノ  ノノ      》)》 νν■■■/
  <    川/⌒>  ノ   <(タ) ,(ゝ
  )(  ))  || | ⊂\ |        ヽ
  ノ(    ((  (~  ヽ|         ヽ
  ((   川 \\ ~、||        , >
  ノ      |`ー´          (~     / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  ノ) ノノ ((  」    |       ・/    < おまえはもう氏んでいる
  <     」     |      /)      \___________
  ((( (  (ゝ      |       <
   ((ヽ((vV       、_     ヽ
   /          :    ̄ー、_)
⌒ 彡ヾ\      ;:     :   |⌒⌒ー、
 彡ヾ\     ;:     :   |     ⌒ヽ
 彡彡ヾ\    ;:        <⌒⌒ー、_
             声:神谷明

396:マンセー名無しさん
09/09/26 22:35:46 8PkfSIXE
こうでした。いきなりそう言われたカンコ君、まずはその目
を思いきり顰めさせて言うのでした。
「どういうことニダ?一体」
「今御前を噛んだ蜘蛛な、クロゴケグモっていうんだよ」
その蜘蛛の名前をカンコ君に話します。
「猛毒の蜘蛛でな。うちの家じゃ毒蛇よりずっと恐れられて
いるとんでもない蜘蛛なんだよ」
「ニダッ!?」
そう言われてカンコ君まずはあんぐりです。その口を物凄く
大きく開けてしまいました。
「毒蜘蛛ニダか!?じゃあウリは」
「本当にそのままじゃ死ぬかもな」
アメリー君は実にあっさりと言うのでした。

397:マンセー名無しさん
09/09/26 22:41:34 8PkfSIXE
「まあ安心しろ、今は」
「た、大変ニダーーーーーーーーッ!!」
死ぬと言われたカンコ君、アメリー君の言葉をよそに大騒ぎ
になりだしました。
「早く何とかしないとウリが死ぬニダ!皆どうしたらいいニ
ダか!」
「安心するある。今から漢方薬を調合するあるぞ」
「ちょっと待ってなさいよ」
狼狽することしきりのカンコ君に対して最初に助け舟を出し
てきたのはチューゴ君とタイワンちゃんでした。
「ちゃんとそういう解毒剤も作れるある」
「ちょっと待ってなさいよ」
「そうニダか」
カンコ君はそれを聞いてまずはほっとしました。けれど二人
はここで言うのでした。

398:マンセー名無しさん
09/09/26 22:48:56 8PkfSIXE
「まあ三日は待つよろし」
「その間寝ていて」
「三日もあったらその間にウリは死んでしまうニダ」
流石にそれだけかかればお話になりません。カンコ君は二人
の申し出は断らざるを得ませんでした。
「漢方薬は駄目ニダ。どうするニダか」
「大丈夫だカンコ」
今度はウヨ君が出て来ました。
「そういう場合はだ。傷口を切ってそれで毒の侵攻を防ぐ。
荒療治だがこれがいい」
「傷口をニダか」
「少し痛いが我慢しろ」
言いながらいつも持っている刀を抜いてきました。そうして
その刀をカンコ君の噛まれた方の手の肩に当てて。


399:マンセー名無しさん
09/09/26 22:54:46 8PkfSIXE
「このままばっさりといけばいいからな」
「・・・・・・待つニダ」
ウヨ君の100%本気の目を見てすぐに止めたカンコ君でし
た。
「切ったらそれでウリの手は」
「それでも御前は助かる、安心しろ」
「安心しないニダ。そうなったらそれはそれで大変なことニ
ダ、絶対に駄目ニダ」
「そうか、ならいいが」
「当たり前ニダ、御前は一体何を考えているニダ」
流石に今回ばかりはカンコ君の言うことの方が正しいと言え
ました。
けれど騒いでいる間にも毒は身体の周りに集まってきます。
ニホンちゃんはさりげなくカンコ君にオオバコを食べさせて
います。けれどこれも。

400:マンセー名無しさん
09/09/26 23:03:54 8PkfSIXE
「薬草も効かないニダ」
「駄目なの、やっぱり」
「このままでは本当に死んでしまうニダ」
カンコ君はいよいよ焦ってきています。
「どうしたらいいニダ?ウリはこのままじゃ」
「だからな。ほら」
ここでアメリー君がカンコ君のその噛まれた方の手を注射
でブスリとしました。それで一気にお薬を入れるのですた。
「これで大丈夫だからな」
「これでニダか?」
「血清だからな。暫く安静にしてれば大丈夫だ」
注射をしたうえでカンコ君に対して言います。

401:マンセー名無しさん
09/09/26 23:08:31 8PkfSIXE
「全く。人の話は聞け」
「そうだったニダか」
「大体確かに下手をしたら死ぬけれどな。そうそう死ぬ
わけでもないから安心しろ」
そのうえでこの蜘蛛のことをカンコ君に説明するのでし
た。
「確かに毒は持ってるけれどな。一番問題なのは毒があ
るから、噛まれたからって焦ることなんだよ」
「うう、確かにその通りニダ」
アメリー君の正論の前にカンコ君は言葉もありません。
「そうだったあるか」
「てっきり物凄い蜘蛛って思ったけれど」
チューゴ君もタイワンちゃんもここでそのことをようや
くわかったのでした。

402:マンセー名無しさん
09/09/26 23:15:57 8PkfSIXE
「案外怖くないのあるな」
「本当に死ぬって思ってたけれど」
「わざわざ腕を切り落とす必要もなかったんだな」
「・・・・・・御前は冗談抜きにもう少し安全な方法を
考えるニダ」
珍しいカンコ君の突っ込みがウヨ君に炸裂します。
「本当に腕を切ってどうするつもりだったニダか」
「生えるだろ、御前の生命力なら」
「ウリをプラナリアみたいに言うなニダ」
確かにプラナリア並の生命力を持っていますがだからと
いって切られるつもりもないカンコ君でした。当然と言
えば当然のことです。

403:マンセー名無しさん
09/09/26 23:21:38 8PkfSIXE
「とにかく助かったからいいニダが」
「そういえば最近わたしの家にもこれに近い蜘蛛がいる
けれど」
ニホンちゃんはふとこのことを思い出しました。
「まず大騒ぎするよりどんな蜘蛛なのか勉強してわかっ
てそのうえで冷静に対処するべきなのね」
「そうだよ。まずは焦らないこと」
アメリー君もこのことを真面目に言うのでした。
「焦ったら取り返しのつかないことになるからね」
「そうよね、本当に」
「全くある。それを思えば今回の騒ぎは」
「いい勉強になったわね」
チューゴ君もタイワンちゃんも頷くことしきりです。
「俺も騒ぎ過ぎだな」
「当たり前ニダ。もっともウリが一番騒いだニダが」
ウヨ君とカンコ君は反省することしきりでした。楽しい
パーティーの中での一幕でした。

404:マンセー名無しさん
09/09/26 23:29:39 8PkfSIXE
アメリー家の恐怖とされているクロゴケグモ。何か実際
のところはそんなに怖くはないようです。
URLリンク(www.nationalgeographic.co.jp)
URLリンク(www.nationalgeographic.co.jp)
URLリンク(mmh.banyu.co.jp)
オオバコ。薬草だったりしますのでネタで出しました。
URLリンク(w2222.nsk.ne.jp)
結構本題だったりする我が国にも来ているセアカゴケグモ。
URLリンク(www.pref.aichi.jp)
URLリンク(www.pref.aichi.jp)
URLリンク(www1.mhlw.go.jp)
URLリンク(www.pref.osaka.jp)
URLリンク(www.pref.fukuoka.lg.jp)

405:マンセー名無しさん
09/09/26 23:37:15 8PkfSIXE
このセアカゴケグモもマスコミが煽ってるっぽい?ので気になったので書きました。
とりあえず蜘蛛の毒は蠍に比べたらましっぽいようです。

406:マンセー名無しさん
09/09/27 09:24:07 xSNssMsG
変な奴が棲み付いちゃってるな

407:マンセー名無しさん
09/09/28 02:40:47 VzhZsqHV
毒が問題ではなく、外来種であり定着してしまったことが問題なんだがな

408:マンセー名無しさん
09/09/28 23:04:21 93IZm2+s
        「助っ人まふゆちゃん」
「いいや、駄目ダス」
「絶対あかんに決まってるやないか」
今日もオージー君とニュージー君のタッグがニホンちゃんと
いがみ合っています。この二人は最近あるお魚のことでニホ
ンちゃんと対立しているのです。
「絶対に食べるわ。緑豆君が来てもね」
「そう言うダスか?なら本当にこっちもやるダスよ」
「緑豆呼んで三人で邪魔したるで」
「それならこっちだって」
ニホンちゃん普段と違います。何か今にも刀を抜きそうな程
です。皆それを見て顔を青くさせます。

409:マンセー名無しさん
09/09/28 23:06:54 93IZm2+s
「まさかニホンちゃん本当に」
「あの二人だと絶対に適わないわよ」
クラスの皆はニホンちゃんの実力をよく知っています。身体
は細くても力は物凄いですしスピードもあります。技のキレ
はその二つよりも凄いです。一言で言うと物凄い強さなので
す。その彼女が切れるとなると。
「血の雨が降るぞ」
「どうしよう」
緑豆君が来ても同じです。三人分の棺桶が必要なのかも、と
まで思う人すら出ていました。その時でした。

410:マンセー名無しさん
09/09/28 23:10:18 93IZm2+s
「ねえニホンちゃん」
「どうしたの?」
二人に今にも何かを仕掛けそうなニホンちゃんに声をかけて
きたのはまふゆちゃんでした。ニホンちゃんはここで一気に
冷静になりました。
「お魚の肉なら私が持ってるけれど」
「えっ、そうなの」
「よかったらね」
それでニホンちゃんにさらに言うのでした。
「売ってあげようか?」
「えっ!?」
まふゆちゃんのこの言葉を聞いて驚いたのはニホンちゃんだ
けではありませんでした。

411:マンセー名無しさん
09/09/28 23:13:17 93IZm2+s
オージー君とニュージー君もです。二人も今のまふゆちゃん
の言葉を聞いて驚きの声をあげたのです。
「ど、どうしてダスか?」
「何であんたがニホンちゃんに売るねん」
「いいじゃない、私だってあのお魚食べてるわよ」
まふゆちゃんはニホンちゃんのすぐ隣に来て二人に対して言
うのでした。何時の間にか二対一から二対二になっています。
このこともオージー君とニュージー君にとっては計算外のこ
とでありました。
「それで何で私には何も言わないの?」
「うっ、それはダスな」
「まあ何ていうかや」
こうまふゆちゃんに言われると急に口ごもってしまう二人で
した。けれどまふゆちゃんはさらにオージー君達に対して言
うのでした。

412:マンセー名無しさん
09/09/28 23:17:07 93IZm2+s
「まさかと思うけれどニホンちゃんがアジア丁の人で私が欧
州丁の人だからってことじゃないわよね」
「えっ、まさかと思ったけれど」
「あんた達」
これを聞いたクラスの皆の目の色が一変しました。そうした
考えはクラスでは一番嫌われることだからです。今ではそう
なっているのです。
「ニホンちゃんがアジアだからって」
「若しそうだったら」
「ち、違うダス」
「それは誤解やで」
二人も慌てふためいた顔で皆に言い繕います。若しそういう
考えの人ということになれば二人は明日からクラスの除け者
になってしまうからです。

413:マンセー名無しさん
09/09/28 23:21:47 93IZm2+s
「ワス達はあくまでダスな」
「その、あのお魚を大切に思ってや」
「けれど私には何も言わないじゃない」
まふゆちゃんの突込みは容赦がありません。まさに氷の冷た
さで二人に突き刺さり続けています。
「それだったらニホンちゃんが採って食べても文句はないわ
よね。そうね」
「うう、そ、その通りダス」
「そやったら」
こうして二人は遂に敗北を認めました。こうしてまふゆちゃ
んはニホンちゃんにそのお魚を売ることになったのです。

414:マンセー名無しさん
09/09/28 23:26:09 93IZm2+s
この言い合いの後でニホンちゃんはそっとまふゆちゃんのと
ころに来て。こう言うのでした。
「有り難う、助けてもらったしおまけにあのお魚まで売って
くれて」
「いいのよ」
まふゆちゃんは二人に向けたものとは正反対の穏やかな笑み
でニホンちゃんに応えました。
「だってね」
「だって?」
「お魚食べるのもあれじゃない。それぞれのお家の大切なな
らわしじゃない」
「ええ」
それだというのです。ニホンちゃんはまふゆちゃんのその言
葉を大きな黒い目をぱちくりさせながら聞いています。

415:マンセー名無しさん
09/09/28 23:29:42 93IZm2+s
「私のお家だってあのお魚食べるんだし」
「あとノルウェー君もよね」
「あの二人は私やノルウェーには言わないのにニホンちゃん
にだけ言うじゃない。あのことが前からおかしいって思って
いたのよ」
こうも言うのでした。彼女も思うところがあったのです。
「それに」
「それに?」
「ニホンちゃんあの時あの二人に向かおうとしていたじゃな
い」
このこともニホンちゃんに対して言うのでした。ニホンちゃ
ん自身のことをです。

416:マンセー名無しさん
09/09/28 23:32:35 93IZm2+s
「あれも見てだったのよ。私がお魚を売ってあげようって思
ったのは」
「わたしがオージー君とニュージー君の言うことに反対した
からなのね」
「前のニホンちゃんだったら何も言えなかったじゃない」
今よりもずっと気の弱いニホンちゃんだったらということで
す。確かにその時のニホンちゃんだったら無理だったでしょ
う。けれど今は。
「それでも。言ったから」
「それでなの」
「自分を出していいよ。見ている人は見ているからね」
「うん」
まふゆちゃんのそのとても温かい言葉に満面の笑顔で頷く
ニホンちゃんでした。二人の間に今ささやかな友情が芽生
えたのでした。

417:マンセー名無しさん
09/09/28 23:39:00 93IZm2+s
アイスランドが日本等に鯨肉の輸出を検討してくれていま
す。是非お願いします。
URLリンク(www.afpbb.com)
捕鯨反対といえば。
URLリンク(www.youtube.com)
URLリンク(www.youtube.com)
URLリンク(www.youtube.com)
URLリンク(www.youtube.com)
URLリンク(www.youtube.com)
URLリンク(www.youtube.com)
URLリンク(www.youtube.com)
URLリンク(www2.ocn.ne.jp)
URLリンク(nzdaisuki.com)
残酷な動画もありますので注意して下さい。
>>406>>407
前作は外来種の問題ではなく毒を持った動物とそれへの情報というテーマで
書いてみた作品です。これがいいか悪いかはわかりませんが。
外来種問題を扱った作品も過去にニホンちゃんとタイワンちゃん、アーリア
ちゃんの釣りの話でありました。

418:マンセー名無しさん
09/09/30 23:05:55 9sFPNFsi
       「元気ですかーーーーーーっ!」
日之本家には恐ろしいことに誰をビンタしても絶対に問題に
なったりしない人がいます。恐ろしいことですがそうした人
が本当にいたりするのです。
それどころか。皆ビンタされて喜んでいます。
「有り難うございました!」
「気合い入れてもらいました!」
感謝すらしています。男の子が主にビンタされますがそれで
も皆このようにその人に感謝の言葉を述べます。
「あの人にならな」
「ビンタされて光栄だよ」
皆その顔に物凄い赤いビンタの跡を貰って喜んでいます。

419:マンセー名無しさん
09/09/30 23:09:18 9sFPNFsi
そんな人がいる日之本家ですがある日お家の前に。こんな看
板が出ていました。
『コスチューム指定自由。ニホンちゃんが彼女になってくれ
ますよ』
完全に危ないお店の看板です。けれど本当にこんな看板が出
ているのでした。
「ニホン家ってこんなに困ってたのかな?」
「流石にこれは危ないんじゃないの?」
皆首を傾げるどころではありませんでしたがそれでも興味が
出たのも事実です。しかも男の子だけでなく女の子まで出入
りできるというのです。

420:マンセー名無しさん
09/09/30 23:13:16 9sFPNFsi
「それでしたら」
「ものは試しですわね」
まずは町内きってのプッツンお嬢様コンビエリザベスちゃん
とフランソワーズちゃんが名乗りをあげます。そうしてお家
の入り口でコスチュームを指定します。
「そうですわね。ここは」
「BASARAですわ」
「あとは金色夜叉ですわね」
「それとライフ」
「こっちは女同士ですわよ」
二人はそれにすることにしました。ニホンちゃんのコスチュ
ームをBASARAに指定して中に入りますと。お部屋にあ
の軍神の格好をしたニホンちゃんが待っていました。

421:マンセー名無しさん
09/09/30 23:17:25 9sFPNFsi
「よくぞいらっしゃいました(声:朴路美)」
声まで似せてニホンちゃんが出て来てくれました。もうそれ
だけで二人はうっとりです。
「素晴らしいですわ」
「何て凛々しいこと」
どうやらこの二人はこのキャラがお気に入りみたいです。そ
うして早速ニホンちゃんと交際するバーチャリリアルティに
入るのでした。
「今までよくぞ頑張ってくれました、我が剣よ」
「いえ、ニホン様」
「わたしくしはただニホン様の為を思って」
周りに薔薇が咲き誇り実に宝塚な光景が繰り広げられていま
す。そうして日之本家の砂浜やそうした場所を回り続いては。

422:マンセー名無しさん
09/09/30 23:21:57 9sFPNFsi
「ええい、駄目だ!」
「そんな・・・・・・」
「あんまりですわ」
今度は金色夜叉です。エリザベスちゃんもフランソワーズち
ゃんも学生服にマント姿のニホンちゃんに邪険にされて泣い
いる演技を楽しんでいます。何だかんだで二人共かなりMな
のかも知れません。Sでありながら。
そして最後はライフです。今度はプラットホームでミニの制
服姿のニホンちゃんを必死に抑えて。
そのうえで平手打ちです。完全に絵になっています。そうし
て女同士を楽しむのでした。

423:マンセー名無しさん
09/09/30 23:25:06 9sFPNFsi
気付けば楽しい時間は終わっていました。二人は完全に恋人
同士になって楽しみました。実に堪能したのでした。
「これはいいですわね」
「また行ってみますわ」
「是非共」
二人の話を聞いてそれで皆こぞって行ってみることにしまし
た。ウヨ君やニホンママさん、アイヌちゃんにリューさん、
それにニホンパパさんと様々な相手とシチュエーションを楽
しむことができるようになっていました。本当に一歩間違え
ると怪しいお店です。

424:マンセー名無しさん
09/09/30 23:29:34 9sFPNFsi
「ええと、スクールウォーズに仮面ライダーにエヴァンゲリ
オンにエースをねらえに暴れん坊将軍に」
「本当に色々なシチュエーションと格好があるんだな」
皆そのことに驚いてすらいます。鏡の世界の中で幸せになり
たかっただけなのに、と恋人を覗きながら消え去ったり上様
に祝ってもらったりもう何でもありです。ないのは本当に危
ないお店のシチュエーションだけです。
そしてその中で男の子達が行くのは。あの人のところでした。
「僕あのホーガン戦で!」
「俺はアリ戦!」
そのビンタをしても許される人のところに殺到するのでした。
皆どんどんその人のところに並びます。

425:マンセー名無しさん
09/09/30 23:33:05 9sFPNFsi
「ダーーーーーーーーッ!」
「元気があれば何でもできる!」
この人はこんなことを言いながら男の子達に延髄斬りに卍固
めを決めそしてビンタをします。最後の最後のこのビンタが
最も人気がありました。
「有り難うございました!」
「また来ます!」
町中の男の子達が満足して帰って行きます。中にはニホンち
ゃんのビンタを受けたいという男の子もいます。
「馬鹿っ!」
彼女という設定のニホンちゃんにもバシーーーーーンと叩か
れて。両方の頬に跡をはっきりとつけて帰るのでした。

426:マンセー名無しさん
09/09/30 23:36:44 9sFPNFsi
「いやあ、あの人だけでなく彼女って設定のニホンちゃんに
ビンタされるって」
「この世の極楽よ」
「あたしまた行くわよ」
「ウリもニダ」
何気にタイワンちゃんとカンコ君もニホンちゃんのビンタを
受けて御満悦です。カンコ君に至ってはあの人のビンタまで
受けています。
「じゃあ明日もね」
「行くニダ」
こうしてニホンちゃんのお家はかなり稼いでいました。とこ
ろがそんなある日。

427:マンセー名無しさん
09/09/30 23:39:29 9sFPNFsi
ヨハネ君が日之家に来たのです。そうして厳かな声でお家の
皆に伝えました。
「できればこれで止めて欲しいのですが」
にこりとした顔です。けれどその後ろには上半身は屈強な裸
身をそのままにして不気味な黒い覆面を被った男の人達が並
んでいます。その手に得体の知れない不気味な道具まで持っ
ています。その人達を後ろに従えてニホンちゃん達に告げる
のでした。
「宜しいでしょうか」
「わかりました・・・・・・」
流石にヨハネ君に言われては日之本家の皆も頷くしかありま
せんでした。風俗上よくないとヨハネ君が思ったからです。
こうしてこのサービスは終わりました。皆そのことを心から
残念がりあの人のビンタだけで我慢するようになりました。

428:マンセー名無しさん
09/10/01 00:44:06 f/elvQ2+
秋葉原に可愛い女の子がビンタまでしてくれるお店がオープ
ンするそうです。
URLリンク(digimaga.net)
ビンタをして御礼を言われるその人。
URLリンク(www.igf.jp)
URLリンク(www.twc-wrestle.com)
URLリンク(home.intercity.or.jp)
URLリンク(www.ne.jp)
URLリンク(www.enjoytokyo.jp)
美しいです。
なおネタやオチはオリジナルです。御気に召されませんでし
たら謝罪はしますが賠償はいたしません。

429:マンセー名無しさん
09/10/01 23:38:58 KRYox3Du
オリジナルっていうか捏造ですね。笑えます。

430:マンセー名無しさん
09/10/02 23:15:53 U+Fkbb65
        「ベトナちゃんの漫画好き」
最近ベトナちゃんは漫画に凝っています。時間があるといつも
何かしらの漫画を読んでいます。
漫画といえばニホンちゃんですがベトナちゃんが読んでいるの
もそのニホンちゃんのお家の漫画です。彼女がとりわけ凝って
いるのは。
「これなの」
「それなのね」
「ええ、この漫画が一番面白いから」
こう言って出してきたのはニホンちゃんのお家で昔から大人気
のネコ型ロボットの漫画です最早不滅の存在と言っても差し支
えのないものです。

431:マンセー名無しさん
09/10/02 23:18:56 U+Fkbb65
「これ、面白いから」
「あとこの漫画も読んでるのね」
「ええ」
他には現代を舞台とした忍者漫画も読んでいます。それはウヨ
君が描いたものです。
「この漫画も。烈火と紅麗って」
「面白いでしょ。わたしはどっちかっていうよ紅麗が好きだっ
りするけれど」
「私も。格好いい」
今まで色々な辛いことがあったベトナちゃんはそうした過去が
あったキャラクターに感情移入するようです。その漫画も読ん
でいますがやっぱり一番のお気に入りはそのネコ型ロボットの
漫画なのでした。

432:マンセー名無しさん
09/10/02 23:22:43 U+Fkbb65
「この漫画がやっぱり」
「一番面白いのね」
「とても。ほのぼのしてるし明るいから」
こう言いながら今も読んでいます。ニホンちゃんもその漫画を
覗き込んで読んでいます。
可愛い女の子が二人仲良くしています。そしてここでもう一人、
やって来たのは。
「ニホンさん、また漫画見て欲しいニダ」
「あっ、チョゴリちゃん」
それはチョゴリちゃんでした。彼女が描き終えた原稿用紙を持
ってきたのです。

433:マンセー名無しさん
09/10/02 23:26:53 U+Fkbb65
見れば絵はかなり奇麗です。かなりニホンちゃんの絵柄に似せ
ている感じですが上手なことは上手です。ニホンちゃんがその
漫画を読んでみると。
「何かストーリーが前と同じじゃないの?」
「そうニダか?」
「ええと、これ武士かしら」
見ればウヨ君そっくりの男の子が出ています。その男の子がこ
れまたチョゴリちゃんそっくりの転校生に一目惚れして。
その娘がカンコ家の女の子だったので日之本家の男の子はそれ
こそ必死にカンコ家の言葉を勉強してその娘に告白する。そう
したあらすじです。

434:マンセー名無しさん
09/10/02 23:30:39 U+Fkbb65
「前は確か」
ニホンちゃんはその漫画を読みながら思い出すのでした。
「わたしそっくりの女の子が主人公でカンコ君そっくりの男の
子に告白する為に」
それでカンコ家の言葉を勉強するというあらすじだったのです。
その前の漫画も大体において同じあらすじでした。
「そうだったような」
「気のせいニダよ」
けれどチョゴリちゃんはにこりと笑ってそれを否定するのでし
た。
「ウリは別にニホンさんやウヨ君をモデルにはしていないニダ
よ。それは完全に気のせいニダ」
「そうなの」
そう言われても今一つ、いえ二つは信じられないニホンちゃん
でした。

435:マンセー名無しさん
09/10/02 23:35:24 U+Fkbb65
そして今もベトナちゃんが読んでいる漫画を見て。チョゴリち
ゃんは言いました。
「ウリナラに似たようなのがいるニダが」
「トンチャモンだったわよね」
「前から気になっているがあれは何ニダ?ニホンさんもベトナ
さんも知ってるニダか?」
「知らないわ」
まず答えてきたのはベトナちゃんでした。
「チョゴリちゃんもこのロボットが好きなのかしら」
「それは好きニダが何か違うニダ」
チョゴリちゃんは首を傾げさせてベトナちゃんに答えました。


436:マンセー名無しさん
09/10/02 23:40:11 U+Fkbb65
「何で色が青でないのかそれがわからないニダ。オレンジのネ
コ型ロボットなんていたニダか?」
「一応チューゴ君のお家にいるのがそれ?」
何かネコ型ロボットは他のお家にもいるみたいです。今度はニ
ホンちゃんが考えながら言いました。
「オレンジだったわよね。アメリー君のところにいるのが黄色
でブジリー君のお家にいるのは緑色で。確かそうだったと思う
けれど」
「ネコ型ロボットはあちこちのお家にいるニダか」
「けれどチョゴリちゃんのところにはずっといるのよね」
このことがかなり謎めいているのです。

437:マンセー名無しさん
09/10/02 23:43:22 U+Fkbb65
「それがよくわからないけれど」
「兄さんはネコ型ロボットはウリナラ起源って言ってるニダよ」
それはいつものことです。
「あれはいつものあれニダか?」
「そうだったと思うわ。他にもフランソワーズちゃんのお家に
怪盗のロボットもいるけれど」
「何が何かわからないニダ」
チョゴリちゃんは本当に頭がこんがらがってしまいました。ど
うも自分のお家にいるロボットはニホンちゃんのお家の公式の
ロボットではないみたいでしかも他にも一杯ロボットがいると
わかったからです。

438:マンセー名無しさん
09/10/02 23:49:31 U+Fkbb65
「けれどまた漫画は描かせてもらうニダ」
「ええ、またね」
とりあえずそのお話とチョゴリちゃんの漫画のことはそれで一
件落着でした。そしてそのうえで。
チョゴリちゃんはあらためてベトナちゃんが読んでいる漫画を
見てみました。そのネコ型ロボットの漫画です。
「やっぱりニホンさんのお家の漫画の中でもこれが一番面白い
ニダ」
「そうね」
ベトナちゃんもチョゴリちゃんの今の言葉にこくりと頷きます。
そのうえで今度は三人でそのネコ型ロボットの漫画を読むので
した。それはやっぱり面白いものでした。

439:マンセー名無しさん
09/10/02 23:55:58 U+Fkbb65
ベトナムで日本漫画がブームです。
URLリンク(www.geocities.jp)
URLリンク(viet-jo.com)
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)
URLリンク(www.geocities.jp)
URLリンク(www2.ttcn.ne.jp)
URLリンク(cantho.cool.ne.jp)
今回のチョゴリちゃんのモデル。短編漫画のストーリーより。
URLリンク(ameblo.jp)
URLリンク(www.e-hon.ne.jp)
トンチャモン。
URLリンク(nandakorea.sakura.ne.jp)
世界各国のドラえもん。
URLリンク(doras.hp.infoseek.co.jp)

440:マンセー名無しさん
09/10/03 15:06:27 SvUsseLg
で、このgdgdの垂れ流しっていつまで続くの?

441:マンセー名無しさん
09/10/03 17:27:57 IeKjpWhE
多分熱血君が死ぬまで永遠に続く。

>>395とかの流れ見て、ID:TMnWISKsとかはゲラゲラ笑ってんの?笑ってんの?
ある意味そのセンスに脱帽だわ。

442:マンセー名無しさん
09/10/03 17:54:13 fapYBZEi
>>440ー441
ヲチでやれ。

ここはネケツのステージ。
観客は舞台に上がっちゃダメだろ。

443:マンセー名無しさん
09/10/03 21:38:08 IeKjpWhE
この人熱血君て言うの?ヲチスレってどこ?

444:マンセー名無しさん
09/10/04 22:45:32 xoiSL2cl
          「一応チョゴリちゃん」
ウヨ君が作っている同人ゲームでかなり人気のものがあります。
学校の有名な人がそれぞれキャラクターになって戦うゲームで
これはもう昔から大人気です。
「僕のサマーソルトを浴びて吹き飛ぶんだね。クーロイやパツ
キンも出ていたりするよ。パツキンの奴は兜被ってるけれさ」
「僕の暗殺拳の切れ味は1から健在あるよ。香も出ているある
から見るよろし。当初は僕が女装してたあるが」
「わたしはまあセーラー服着てるけれど。どっちかっていうと
武士が主役のゲームだし」
「俺はやっぱりスクリューパイルドライバーだよな。あれを決
めるのが一番気持ちいいんだよ」
こういう顔触れです。

445:マンセー名無しさん
09/10/04 22:55:52 xoiSL2cl
他にはフラメンコ先生が忍者で出ていたりタイラン君がスキン
ヘッドと片目になっていたりします。とにかく色々なキャラに
なって出ています。
ところがここで一人出ていない人がいます。それもお家単位な
ので不満爆発です。
「なじぇウリが出ていないニダ!」
カンコ君は新作が出る度に怒りを爆発させていました。
「餓狼○説やキング○ブファ○ターズやフ○イターズヒス○リ
ーでは出ていたのになじぇストリ○○ファ○ターでは出ないニ
ダ!よく見たらウヨはマッス○ボマ○にもウリもチョゴリも出
していないニダ、これは差別ニダ!」
カンコ君はいつもの如く猛抗議をします。

446:マンセー名無しさん
09/10/04 23:02:20 xoiSL2cl
「思えばウヨはサムライ○○リッツや月○の剣○でもウリ達を
出していないニダな。アメリー君やチューゴ君だけでなくフラ
ンソワーズやゲルマッハまで出しているというのにこれは差別
ニダ」
「御前さっきから全然伏字になってねえじゃねえかYO。あと
ワール○ヒーロ○ズにも御前出てねえだろ」
「しかも最後の二つはあれでもかなり強引だったあるぞ。フラ
ンソワーズも強過ぎたあるぞ」
その横からアメリー君とチューゴ君が呆れ果てた顔で突っ込み
を入れます。しかしそれでも彼に付き合ってあげるのでした。

447:マンセー名無しさん
09/10/04 23:08:13 xoiSL2cl
「ええと、御前テコンドーだよな」
「そうニダ」
アメリー君の問いにはっきりと答えるカンコ君でした。
「ウリが出て来る時はこれニダ。というよりかはこれ以外で出
た記憶がないニダ」
「鉄球を振り回して爪を使っていたことはあったあるな」
チューゴ君はこのことを突っ込みます。
「今回はそれはなしあるか」
「やっぱり脚メインでいきたいニダ。あの二つの役はどうもイ
ロモノ過ぎたニダ」
あまりにもイロモノで完全にお笑いになっていました。カンコ
君としても不本意だったのです。

448:マンセー名無しさん
09/10/04 23:16:06 xoiSL2cl
今度はロシアノビッチ君が尋ねます。出て来るとまずレスラー
である彼が。
「で、力はいいのかよ」
「それより技とスピードニダ」
カンコ君はテコンドーらしくそれを求めるのでした。
「それで一気に攻めていきたいニダ。いつもみたいな調子で」
「やっぱり一撃でどかっと減らすのがいいんだけれどな」
さりげなく自分の好みを言うロシアノビッチ君でした。
「じゃああれか。毒霧吹いたり爪で回転したりとかいうのは
駄目か。俺としちゃ魔法使うのもありだけれどな」
「それはロシアノビッチ君のワ○ルドヒ○ローズでの役では
ないニダか?」
カンコ君ゲーム、それもニホンちゃんのお家のゲームにはや
けにくわしいです。こうした子はクラスに絶対に一人はいま
すけれど。

449:マンセー名無しさん
09/10/04 23:19:04 xoiSL2cl
「そうではなくて正統派ニダ。一作だけ出てそれで以後隠れ
キャラになってるようなのじゃなくて餓○伝説やキング○ブ
フ○イターズの時みたいにずっとレギュラーでいられるキャ
ラがいいニダ」
「だから全然伏字になってねえぞおい」
「モロバレあるぞ」
ここでまたアメリー君とチューゴ君の突込みが入ります。
「それによ。一作だけでもあの髭の親父さんはすげえインパ
クトあったろうがYO」
「娘の応援に毎回来てくれたり時空を超えて友情出演までし
てくれる素晴らしい人あるぞ」
二人にしてもニホンちゃんのお家のゲームにやけに詳しいよ
うです。男の子だからでしょうか。


450:マンセー名無しさん
09/10/04 23:23:17 xoiSL2cl
「何ならあれするか?トランクス一枚で闘うハチマキバカ」
「ウヨのキャラの一つあるが主役の一人あるぞ」
「ああ、あれな。御前よくトランクス一枚になるしケツ出し
たりするからぴったりじゃねえか」
「あいつは却下ニダ」
こう言ってアメリー君とチューゴ君とロシアノビッチ君のア
ドバイスを退けるのでした。
「あくまで正統派キャラニダ。何ならチョゴリを使ってもい
いニダよ」
「ああ、チョゴリちゃんか。それもいいな」
「チョゴリちゃんだったら正統派キャラもいけるある」
「御前だったら二メートル七〇の身長に体重五十五キロでウ
エスト三十三センチのキャラとかにもなるしな」
何気にサムライのゲームではこんな無茶なキャラも出してい
たことのあるウヨ君でした。

451:マンセー名無しさん
09/10/04 23:30:53 xoiSL2cl
「じゃあ決まりだな、チョゴリちゃんな」
「よし、では早速ウヨの奴に提案してみるある」
「感謝しろよ、俺達にな」
何はともあれ三人は好意でウヨ君に提案することにしました。
カンコ君はとりあえずはこのシリーズにもウリナラの人間が
登場できてホルホルでした。ところが。
実際に画面に出てきたチョゴリちゃんを見ると。何かが微妙
に違うのでした。
「・・・・・・何ニダ?これは」
「んっ、おかしいか?」
カンコ君に画面を見せるウヨ君がカンコ君に尋ね返します。
その画面に映っているのは。

452:マンセー名無しさん
09/10/04 23:36:54 xoiSL2cl
何かが違います。上はブラだけでテコンドー着を着ていませ
ん。下にテコンドーのズボンです。しかしその顔といい髪型
といい。
「これは香ニダか?」
「チョゴリだけれど何かおかしいか?」
「名前もゲームのうえでの香に似ているニダ。とにかくその
顔がチョゴリじゃなくて香そっくりニダが」
「気のせいだ」
ウヨ君はきっぱり言い切ったのでした。
「俺も色々キャラ作ってるんだからな。そう見える時もある
だろ」
「いや、これは香ではないニダか?どうしてもそう見えて仕
方ないニダ。動きにしろ」
「気にするな、そんなこと」
しかしウヨ君は全く取り合おうとしません。

453:マンセー名無しさん
09/10/04 23:47:01 xoiSL2cl
「ちゃんとチョゴリ出したんだからな。気にするな」
「いや、そうは言ってどう見てもチョゴリには見えないニダ。
これは訂正を要求するニダ」
「わかったわかった、出すまでにはなおしておくからな」
「本当ニダな?覚えておくニダよ」
「俺が覚えていたらな」
どうにもあまりやる気がなさそうなウヨ君です。
「やっておくからな」
「本当に本当ニダな。ちゃんとチョゴリにしておくニダよ」
かなり食い下がるカンコ君でした。果たしてウヨ君はちゃん
と訂正するのでしょうか。どうもあまりその気はないようで
すけれど。

454:マンセー名無しさん
09/10/04 23:52:15 xoiSL2cl
ストリートファイター初の韓国キャラ。確かにあのキャラに
似ています。
hURLリンク(news.kukinews.com)
URLリンク(image.kukinews.com)
URLリンク(www.capcom.co.jp)
ネタ元はカプコンの過去のゲームとネオジオ系より。知ってる
人ももう少なくなったかな、ネオジオは。

455:マンセー名無しさん
09/10/06 22:24:20 kFW9Dc+m
        「昔のニホンパパさん」
ニホンパパさんのお仕事は大学の学者さんです。とても優しくて
温厚でニホンちゃんにとってもウヨ君にとってもとてもいいお父
さんです。
そんなニホンパパさんですが今でこそ学者さんとして有名ですが
昔はもう一つ職業を持っていました。それは。
「えっ、またですか」
「そう。そこを頼むよ」
「けれど今何作も書いてるので時間が」
「君しかいないんだよ。だからね」
トウエイさんに頼まれてそのショーや紙芝居の脚本を書いていた
のです。むしろこちらが本職みたいでした。

456:マンセー名無しさん
09/10/06 22:33:55 kFW9Dc+m
「あなた、またなの?」
「うん、またなんだ」
こうニホンママさんにも答えます。
「また仕事が来たんだよ」
「今でも何本脚本頼まれてるの?」
「さあ。どの位かなあ」
本人ですらそれがわからない位頼まれて引き受けているのです。
そのうえでまた頼まれたのです。
「何か忍者ものとかライダーとかあるけれど」
「多いわね、本当に」
とにかく色々あって何が何なのかわからないまでの忙しさなので
した。ニホンちゃんもウヨ君もまだ小さかった時です。

457:マンセー名無しさん
09/10/06 22:43:08 kFW9Dc+m
それでもニホンパパさんは書きます。その前に景気付けにお酒を
一杯ぐい、とやってからです。
そのうえで書きはじめますが何と一本の脚本を僅か三時間で書い
てしまいました。物凄い速さです。
それからすぐに別の脚本を書きます。それを続けていきます。と
ころがその中でストレスが溜まってというかあまりにも書かない
といけない量が多くて。
「あなた、トウエイさんから原稿の催促が」
「親父が死んだって言っておいて」
まずは自分の親を死んだということにしたのでした。それで催促
から逃げようというのです。

458:マンセー名無しさん
09/10/06 22:49:33 kFW9Dc+m
その次は自分の兄弟で祖父母で人が次々にいなくなって。挙句に
はニホンママさんの御両親、つまり婿入り先の両親までもが。
「お義父さんが死んだってことにして」
「わしはまだ生きているぞ」
この頃は御存命だったニッテイさんが横から呆れて突っ込みまし
た。流石に今の言葉には唖然としています。
「君、幾ら何でもそれはないだろう」
「すいません、とにかく今仕事に追われていて」
「というか昨日も君の脚本のショーで今日も君の脚本の紙芝居を
観たのだが」
そんな有様でした。そして今度は。

459:マンセー名無しさん
09/10/06 22:56:00 kFW9Dc+m
「娘のさくらが死んだから」
「息子の武士が死んだから」
これが親の言葉です。とにかく催促に追われて周りの人をどんど
ん殺していって。奥さんもその中に入って遂には殺す人がいなく
なってしまいました。しかし催促は終わりません。
「流石カイグンさんの下にいただけはあるよ、あの人も」
「けれどあなた、もう殺す人がいないわよ。私も死んだしさくら
だって武士だって死んだし」
「困ったなあ、どうしようかな」
そしてニホンパパさんが採った最後の手段、それはもう究極の手
段でした。

460:マンセー名無しさん
09/10/06 23:03:02 kFW9Dc+m
「えっ、逃げたんですか?」
「はい、今何処にいるのか」
何と逃亡でした。ニホンパパさんは原稿の催促から逃げてしまっ
たのです。トウエイさんもこれには弱ってしまったのですがここ
でニホンママさんに言った言葉は。
「わかりました。ではお伝え下さい」
「はい、何と伝えればいいのでしょうか」
「死んでしまえ!とお伝え下さい」
こう伝言を頼んでそのうえで帰るのでした。けれどニホンパパさ
な逃走先でもちゃんと原稿を書いていました。何だかんだで書く
速さは物凄かったのです。

461:マンセー名無しさん
09/10/06 23:08:04 kFW9Dc+m
お酒を飲んでは書き飲んでは書き。そんな一種無頼な状況でした。
とにかく書いて書いて書きまくりました。
中でも忍者が出て来るものとライダーが得意で最期にリクグンさ
んやカイグンさんを思わせる姿を見せるヒーローが多くトウエイ
さんも満足していました。けれど勢いは何時までも続きませんで
した。
「流石にもうね。疲れたね」
「じゃあ脚本のお仕事は」
「もう止めようかな。大学の方も忙しくなったしさくらや武士も
大きくなったしね」
こうニホンママさんに言うのでした。

462:マンセー名無しさん
09/10/06 23:18:02 kFW9Dc+m
「それにまた子供が欲しくなったしね」
「あら、嫌だわ」
今の御主人の言葉に頬を赤らめさせるニホンママさんでした。
「三人目だなんて」
「だからね。もう脚本の仕事はね」
「そう。引退するのね」
「子供達には悪いって思ってるけれどね」
それでも引退したのでした。書いた量はかなり膨大でしたがその
引退は案外早いものでした。こうしてニホンパパさんは脚本家の
仕事を辞めました。

463:マンセー名無しさん
09/10/06 23:28:41 kFW9Dc+m
ニホンパパさんは脚本家を辞めました。けれどその脚本は今も子
供達の心を離しません。皆今もニホンパパさんの脚本による作品
を観ています。
「ところがどっこいライダーマンも生きていた!」
「やったあ!」
「生きていたんだ!」
この台詞を聞いて子供達はいつも狂喜乱舞するのでした。
「生きていたんだな!」
「本当に死んだと思っていたよ!」
ニホンパパさんのその脚本は今も生きています。そして生きてい
るのは脚本だけではありません。

464:マンセー名無しさん
09/10/06 23:34:36 kFW9Dc+m
ニホンちゃんとウヨ君の二人が今脚本を書いています。この二人
もどっこい生きていたのです。というよりかはニホンパパさんが
強引にそういうことにしたのですけれど。
「じゃあシンケンはここでイエローとピンクを一緒にさせて」
「よっし!753だ!音也もここで出してだ!」
今は二人が日之本家のヒーローショーやお芝居の脚本を担当して
います。お父さんに代わって。
「僕の次は子供達が書くなんてね」
「血は争えないのかしらね」
「そうかもね」
そんなニホンちゃんとウヨ君を見て目を細めさせるニホンパパさ
んでした。とりわけウヨ君がニホンパパさんの血を濃く引いてい
るようです。

465:マンセー名無しさん
09/10/06 23:35:17 kFW9Dc+m
昭和の特撮を支えた伊上勝氏。ニホンパパさんに重ねました。前
に井上敏樹氏を書いたので今回はお父さんです。昭和特撮は実に
多くの作品がありました。ソースは他に本で読んだ逸話等も入れ
ております。
URLリンク(ja.wikipedia.org)
今回のトウエイさんの中の人。
URLリンク(ja.wikipedia.org)
URLリンク(ja.wikipedia.org)
ニホンちゃん。
URLリンク(ja.wikipedia.org)
言わずと知れたウヨ君。
URLリンク(ja.wikipedia.org)
ウィキはソースとしてはどうかとも思いますが御容赦を。

466:マンセー名無しさん
09/10/08 22:09:02 hFVJSCoA
         「破壊神降臨」
その朝、一日は何事もなくはじまりました。そう、彼女が来る
までは。
「おはようございますですわ」
フランソワーズちゃんが登校してきました。しかし今日の彼女
は普段とは違っていました。どう違うかといいますと。
「ええと、今度はさ」
「何のファッションなのかな」
皆彼女の格好を見てとりあえずまたか、でした。まずその服で
すが昔のドレスです。みらびやかでフリルや刺繍も豪奢な見事
なドレスを着ています。

467:マンセー名無しさん
09/10/08 22:16:39 hFVJSCoA
そして髪型、これが問題でした。何とその上に帆船が乗せられ
ているのです。アバンギャルドと言う言葉すらおこがましい有
様になっています。
「その船だけれど」
「海賊?」
「海賊ではありませんことよ」
フランソワーズちゃんは閉じられた扇子を右手に持ってそれを
お口に当てて優雅に述べました。
「これこそがファッションでしてよ」
「ファッションねえ」
「っていうかそれが」
皆まずは唖然でした。フランソワーズちゃんの訳のわからない
行動はいつもですがそれでも今回はかなり驚くものがありまし
た。

468:マンセー名無しさん
09/10/08 22:22:02 hFVJSCoA
そのインパクト抜群の髪型を見て皆何と言っていいのかわかり
ません。批判できる領域を超えていました。
「どうでして、この素晴らしい髪型は」
「素晴らしい、ねえ」
「何ていうか」
皆唖然としたままです。そしてフランソワーズちゃんは皆のそ
の反応をこう解釈したのです。
「そうですのね。あまりにも素晴らしくて声も出ませんのね。
わたくしの美貌と合わさって」
「何処をどうやったらそう思えますの?」
かろうじて宿敵(とも)エリザベスちゃんがこう言い返すことが
できただけです。そしてこれははじまりに過ぎませんでした。


469:マンセー名無しさん
09/10/08 22:28:22 hFVJSCoA
それからフラソワーズちゃんは派手なドレスにその訳のわから
ない髪型で毎日学校に来るようになりました。髪は小麦粉で真
っ白にしてしかもどんどんうず高くなって洒落にならない装飾
まで一緒につくようになりました。
その装飾がこれまた。
「ええと。お池なんだ」
「水車まであって」
「如何でして?」
皆が唖然としているのを賛美と受け取っているのは変わりませ
ん。この辺りが流石フランソワーズちゃんです。
「素晴らしいものでして?」
「ま、まあ」
「何ていうか」
何も言えない皆でした。

470:マンセー名無しさん
09/10/08 22:37:44 hFVJSCoA
そして彼女の髪はさらに高いものになっていきある日。クラス
に入る時にその入り口を破壊してしまったのです。
「何ですの?この入り口は」
その入り口を普通に通っただけで髪で破壊してしまいおかんむ
りのフランソワーズちゃんです。
「こんなに脆いなんて」
「貴女の髪の毛の中には何が入っていまして?」
その上にまとめた髪だけで入り口を破壊してしまったフランソ
ワーズちゃんに目を点にさせながら尋ねるエリザベスちゃんで
した。
「何故入り口がこうも簡単に」
「壺を入れていますの」
フランソワーズちゃんは教室に入りながら憮然として答えまし
た。

471:マンセー名無しさん
09/10/08 22:44:32 hFVJSCoA
「陶器ではなくて銀の。頭の上のお花の水の為ですわ」
「そうですの。銀の」
それで入り口を破壊したというのです。確かに銀ならばそれも
可能です。しかし銀です。かなり重いです。
「よくそんなものを頭の中に入れておけますわね」
「重いですわ、確かに」
フランソワーズちゃん本人もこのことは認めます。けれどです。
「ですけれどこれがファッションでしてよ」
「それがですのね」
「ええ。ですから」
やっているというのです。しかしです。

472:マンセー名無しさん
09/10/08 22:50:38 hFVJSCoA
ここでその銀の重さで頭を揺らしてしまいました。すると。
「ぐわっ!」
「うわっ!」
フランソワーズちゃんの頭が動いたらそれだけでまさに丸太が
動いたのと同じです。その方角にいたクラスの何人かがそれだ
けで棒に叩き潰された様になってしまいました。
「えっ、どうしましたの!?」
「お、御前の髪が」
「何て威力なんだ・・・・・・」
打たれた皆はあまりもの衝撃にのびてしまいます。最早髪型で
すらなくなろうとしています。

473:マンセー名無しさん
09/10/08 23:03:19 hFVJSCoA
そして頭をあげそこねてまたバランスを崩して。そちらにいた
人達も叩き潰してしまいました。
「あげっぱ!」
「いでぐ!」
皆奇声と共に吹き飛ばされます。フランソワーズちゃんは何と
か頭を起こそうとしてまたしてもバランスを崩してしまい。今
度は何とか体勢を途中で立て直そうと頭を回したから大変です。
皆を窓ガラスや机や椅子ごと吹き飛ばしてしまったのでした。
「うわあああああーーーーーーーっ!!」
「うわあああああって」
忽ちのうちに大惨事でした。フランソワーズちゃんは頭のバラ
ンスを崩しただけでクラスを阿鼻叫喚の地獄絵に変えてしまっ
たのでした。

474:マンセー名無しさん
09/10/08 23:09:36 hFVJSCoA
この悪夢の後でフランソワーズちゃんは頭を完全に固定されま
した。それで大怪我を負った皆から言われました。誰もがその
頭や腕か足に包帯やらギプスやらをしています。車椅子やギプ
スをしている子までいます。
「もうさ、その髪型はさ」
「なしにしてくれないかな」
「迷惑ですのね」
「うん」
皆一斉にフランソワーズちゃんの問いに答えました。
「その通りだよ」
「だからね。止めてよね」
こうして皆フランソワーズちゃんの髪型を止めさせるのでした。
これで一件落着かといいますと。

475:マンセー名無しさん
09/10/08 23:16:07 hFVJSCoA
「わたくし反省しましたのよ」
まずはこう言ったのですが。
「それで皆さんにも大人しめの髪型をと思いまして」
そう思って皆の髪型を強引に変えてきました。女の子も男の子
も髪型も格好も無理矢理ベルサイユの薔薇にされてしまったの
です。
皆強引にドレスやみらびやかな服以外には似合わない髪型にさ
れてしまった笑うに笑えません。というよりか泣いてさえいま
す。
「こんなんじゃラフな服着れないよ・・・・・・」
「っていうかお家の服なんてとても・・・・・・」
「おーーーーほっほっほっほっほっほ、やはりわたくし一人で
なくて皆さんと一緒なのが一番ですわ」
とりあえず大人しい髪型で高笑いするフランソワーズちゃんで
した。しかし皆がどう思っているかはわかっていないのがまさ
に彼女でありました。

476:マンセー名無しさん
09/10/08 23:18:56 hFVJSCoA
ロココ時代の髪型や衣装です。かなり凄いです。
URLリンク(monpixy.hp.infoseek.co.jp)
URLリンク(www.pola.co.jp)
URLリンク(www.pola.co.jp)
URLリンク(www.tabiken.com)
URLリンク(www.cc.kyoto-su.ac.jp)(04-1-30)
URLリンク(www.geocities.jp)


477:マンセー名無しさん
09/10/09 07:36:32 jvTsO08r
>>476
元ネタこれじゃないの?

URLリンク(www.zaeega.com)
URLリンク(image.blog.livedoor.jp)

478:マンセー名無しさん
09/10/10 22:26:34 uFpfTMf9
         「無理にでも」
パレス=シナ君のお家は最近になってやっと持つことができ
そうになったという状況です。まだ予断は許しませんがとり
あえずは、というところはです。
それでもまだ紫苑ちゃんがあれこれと介入してきたりして本
当にどうなるかはわかりません。それで彼が飼っていた縞の
鼠さん達も紫苑ちゃんの彼だけでなくお家への度重なる攻撃
の中でいなくなってしまいました。
「何で鼠まで攻撃するんだよ!」
「鼠!?そんなのいたの?」
紫苑ちゃんはそんなことは一切お構いなしでした。

479:マンセー名無しさん
09/10/10 22:34:54 uFpfTMf9
いたことは最初から考えていませんでした。とにかく彼とそ
のお家を追い出すことが目的だからです。そんな彼女が鼠の
ことなぞ考える筈もないのです。
だから鼠がいなくなってもです。本当に平気な顔です。勿論
パレス=シナ君に謝ることすらしません。
「鼠位何だっていうのよ」
「何だよ、その言い方!」
「私はね、ずっといじめられてそれこそ何かを飼っていたら
そのペットだっていじめられてきてものも取られてきていた
のよ」
紫苑ちゃんのとても悪い癖が出ました。彼女は都合が悪くな
ると自分が過去いじめられてきたことを言ってそれを楯にす
るのです。

480:マンセー名無しさん
09/10/10 22:46:52 uFpfTMf9
このことを言えば皆黙ってしまうからです。この娘はあくま
で自分を被害者にして逃れようとするのです。
ですから今回も。こう言うのでした。
「鼠位その辺りで見つけてきたらいいでしょ」
「御前のせいでいなくなってもかよ!」
「そうよ。どうせ見つかるでしょ」
こう言って平気な顔でその場を後にします。後に残ったパレ
ス=シナ君はまず紫苑ちゃんに対して怒り心頭でした。
「見ていろよ」
怒りと憎しみに満ちた目で紫苑ちゃんの背中を見ています。

481:マンセー名無しさん
09/10/10 22:55:45 uFpfTMf9
「何時か御前を絶対に潰してやるからな。それこそ何があっ
ても許さないからな」
こう強く誓うのでした。そうしてそのうえでいなくなってし
まったその縞のある鼠達を探します。
けれどその鼠達は見つかりません。一匹もです。それで彼も
落胆してしまいました。
「参ったなあ」
家中探しても見つからず溜息をついてしまいました。
「本当にいないや。どうしよう」
そうした鼠達はアフリカ丁にいるのですがそこから買う余裕
はありません。彼のお家はできたばかりで貧しいのです。

482:マンセー名無しさん
09/10/10 23:03:12 uFpfTMf9
それで困っていましたが遂に最終解決手段を考えだしました。
それが何かというとです。
「これしかないな、やっぱり」
こう呟きながら普通の白い鼠達を手に入れてです。そこに絵
の具を出しまして。
そうして数日後。彼のお家にやって来た皆が見たものは何か
といいますと。
「あれっ!?」
「その鼠は」
「うん、そうなんだよ」
少し照れ臭そうな顔で皆にその鼠達を見せるのでした。

483:マンセー名無しさん
09/10/10 23:11:02 uFpfTMf9
「実はね。少し考えたんだけれど」
「へえ、普通の白い鼠に色を塗って」
「それで縞の鼠にしたんだ」
「そうなんだ」
そうしたというのです。皆に対してその少し照れ臭そうな顔
で説明を続けます。
「どうかなって思ったけれどね」
「いいんじゃない?」
「ねえ」
皆はその鼠達を見て言い合います。とりわけチューゴ君が満
足そうです。

484:マンセー名無しさん
09/10/10 23:22:55 uFpfTMf9
そうして言うのでした。
「いいアイディアあるぞ。僕も同じことやったあるがな」
「いや、あれは何か」
「チューゴがやるとちょっと」
けれど皆彼に対しては辛口の評価なのでした。
「あからさまに怪しいし」
「おかしいってものじゃなかったし」
何かこの辺りに彼とパレス=シナ君の違いが出ています。パ
レス=シナ君の評価は悪いものではないようです。むしろも
う一方の娘の方が、というのが口には決して出さないクラス
の皆の考えの様です。

485:マンセー名無しさん
09/10/10 23:31:24 uFpfTMf9
「大体さ、あの縞の鼠達がいなくなったのって」
「紫苑のせいじゃない」
「ねえ」
皆ここで紫苑ちゃんをジロリ、と見ます。皆に見られた彼女
は流石にバツが悪そうです。
「な、何よ」
怯みながらもそれでも必死に虚勢を張って言うのでした。
「私が悪いっていうの?私だってね、以前はいじめられてい
たけれどそれでも今は自分が生きる為にね」
「それでも鼠達にまで被害を与える必要ないじゃない」
「パレス=シナが鼠を手に入れるのも邪魔したんだろ?」
皆よく知っていました。それで紫苑ちゃんを批判する目で見
てそのうえで言うのでした。

486:マンセー名無しさん
09/10/10 23:38:51 uFpfTMf9
「じゃああんたが悪いじゃない」
「そうそう」
「本当に最近やり過ぎだよ」
アメリー君はあえて黙っていますが紫苑ちゃんはこうして責
められました。そうして皆あらためてパレス=シナ君に顔を
戻してそのうえで言うのでした。
「じゃあさ、この鼠と一緒に」
「写メールとかさせてくれるかしら」
「うん、いいよ」
皆の問いににこやかに頷くパレス=シナ君でした。例え本物
がいなくとも、なのでした。


487:マンセー名無しさん
09/10/10 23:46:05 uFpfTMf9
パレスチナでのシマウマに似せたロバです。子供達に人気だ
そうです。
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
類似ニュース。チューゴ君の言葉のソース。
URLリンク(www.recordchina.co.jp)
URLリンク(img.recordchina.co.jp)

488:マンセー名無しさん
09/10/10 23:47:41 uFpfTMf9
>>477
実は違います。というかその話は紹介してもらってはじめて知りました。
本当にロココ文化のみを扱った作品です。それはそれで面白いとは思いますが
作品とは関係がありません。

489:マンセー名無しさん
09/10/11 01:57:53 aOOqmuqi
2009年09月19日(Sat)「グッド・バッド・ウィアード」
URLリンク(www.cafeopal.com)

>朝鮮人が日本人をバンバン撃ち殺すあたりはネットウヨクみたいなオタク新人類にはNGかもしれないが、それ以外の大多数はたとえ
>日本人であっても観ていて気持ちがイイ。

もう日本を占領したかのような言い草で笑った


490:マンセー名無しさん
09/10/12 22:37:33 gUpylmQd
         「間違いを正す」
カンコ君とチョゴリちゃんは今は一緒に住んでいます。です
からその参考書も社会の地図も時々意識せずとも見てしまう
こともあります。
そんな中ふとカンコ君の目に入ったチョゴリちゃんの使って
いる地図。そこに描かれている地図はカンコ家と日之本家の
場所のものでした。そこを見てみますと。
カンコ君はもうそれだけで激怒しました。それが何故かとい
いますと。
「なじぇ東池になっていないニダ!」
それが理由なのでした。

491:マンセー名無しさん
09/10/12 22:49:01 gUpylmQd
「そこは東池ニダ!ニホン池ではないニダ!」
「兄さん、またそれを言うニダか」
チョゴリちゃんはそれを聞いてまずはうんざりとした顔にな
って言葉を返しました。
「何度も言っているニダが誰もそんなことはわかったって言
わないニダよ」
「ええい、うりゅしゃいニダ!」
チョゴリちゃんの言う言葉も全く聞きません。こうしたこと
ではいつものことですが。
「ここは東池ニダ!一体何時からその地図を使っているニダ、
答えるニダ!」
「二ヶ月程前からニダ」
こう兄に答えるのでした。


492:マンセー名無しさん
09/10/12 22:58:46 gUpylmQd
「それ位ニダ」
「そんなに使っていたというニダか!?今すぐ東池に訂正し
ておくニダ、さもないと許さないニダ!」
「もうわかったニダ」
兄があんまりにも五月蝿いので仕方なく頷くチョゴリちゃん
でした。本当に仕方なくというのがその顔にもはっきりと出
ています。
それでわざわざマジックを出してそのうえでニホン池という
部分を消してそのうえで東池と書きますこれで一段落と普通
は考えるところですが。残念なことにカンコ君は普通のこと
はまずしません。ここがポイントです。


493:マンセー名無しさん
09/10/12 23:06:29 gUpylmQd
「それでこれは誰の作った地図ニダか?御前の作った地図ニ
ダか?」
「アメリーさんの作った地図ニダ」
事実をそのままカンコ君に対して答えるのでした。
「それでアメリーさんから貰ったものニダよ」
「そうニダか。アメリー君ニダな。とりあえず相手はわかっ
たニダ」
「とにかくこれで訂正はしたニダ」
チョゴリちゃんはそれで話を終わらせようとしてきました。
もういい加減うんざりしてきたからです。お兄さんのあまり
ものファビョりっぷりに。

494:マンセー名無しさん
09/10/12 23:14:46 gUpylmQd
しかし一旦火病を起こしたカンコ君はそう簡単には収まりは
しません。それで。
「よし、ウリは決めたニダ」
「また近所迷惑を起こすことニダか?」
「近所迷惑ではないニダ」
妹の突込みにも怯むところはありません。というか全く意に
介していません。
「ウリが町中に正しいことを教えてやるニダ」
「それを近所迷惑というニダよ」
チョゴリちゃんが正論なのですがカンコ君にとってはそうで
はありません。それで彼が翌日採った行動とは。

495:マンセー名無しさん
09/10/12 23:20:55 gUpylmQd
まず学校に入って皆が集まっているのを見届けてからすぐに。
教壇の前に来ていきなりこう言うのでした。
「皆は東池のことを知ってるニダか!?」
その皆に尋ねるのでした。
「東池のことを。どうニダか?」
「ああ、あれだよな」
「ニホン池だったよな」
「あの池なら知ってるよ」
「あれはニホン池ではないニダ。あれの正式な呼び名は東池
ニダ。ウリがいつも言っている通りニダ」
このことを言い続けるのでした。その皆に対して。

496:マンセー名無しさん
09/10/12 23:30:24 gUpylmQd
「なじぇ皆ウリの東池の名前にしないニダ。今日は皆にそれ
を訂正してもらう為にこうして言っているニダ」
「御前それ一週間で一回は絶対言ってるじゃねえか」
「何かもう聞き飽きたけれど」
「それは皆が訂正しないからニダ」
話が完全に噛み合っていません。しかしカンコ君はなおも言
い続けます。
「だからこうしてウリは皆に対して言うニダ」
「やれやれ」
「まあ聞いてあげるわよ。用事しながらね」
皆自分達のやっていることを聞きながらですがそれでも彼の
話を聞くのでした。何か皆本当に手馴れたものです。

497:マンセー名無しさん
09/10/12 23:38:47 gUpylmQd
それぞれのやることをしながら聞いている皆に対して言い続
けるカンコ君です。最早完全に独壇場です。
「皆の地図をチェックさせてもらうニダ。そもそもあの間違
いを正さないとウリは」
「今日そうした授業じゃないから地図持って来てないんだけ
れどさ」
「それでも訂正しろっていうの?」
「そうニダ。ウリは自分の家の地図は全部書き換えたニダ。
だから皆も家に帰ったらするニダ」
「面倒臭いなあ」
皆の本音が出ました。そしてここで。カンコ君の独壇場が見
事終わってしまうのでした。

498:マンセー名無しさん
09/10/12 23:44:52 gUpylmQd
「それじゃあいいかしら」
「ニダ?」
「ホームルームはじめるわよ」
フラメンコ先生がやって来たのです。そうしてそのうえで教
壇で言い続けているカンコ君に対して言うのでした。
「自分の席に着きなさい。いいわね」
「ううむ、時間切れニダか」
「はい、いいわねカンコ君」
「仕方ないニダ。わかったニダ」
こう応えて大人しく自分の席に着くカンコ君でした。これで
この話は終わったのですが彼の横の席のニホンちゃんが一言
呟きました。
「もっと他にやることないのかしら」
こう一言漏らしたのでした。今日はそのニホンちゃんの溜息
からはじまりました。

499:マンセー名無しさん
09/10/12 23:48:58 gUpylmQd
恒例の日本海ネタ。
URLリンク(www.seoul.co.kr)
呼称問題。
URLリンク(members.at.infoseek.co.jp)
URLリンク(www.ne.jp)
URLリンク(www.mofa.go.jp)
URLリンク(www.geocities.jp)
フラッシュ。
URLリンク(specific-asian-flash.web.infoseek.co.jp)
URLリンク(specific-asian-flash.web.infoseek.co.jp)
以前三毛氏が自己中海賊カンコ君という作品を書いていました。

500:マンセー名無しさん
09/10/14 22:35:49 21VQdEAr
          「そんなことをするから」
今エリザベス家のあるお水溜りのすぐ側でスコット君とアイル
ちゃん、それにウェールズ君の三人が集まっています。そうし
てそのうえで水溜りに向かってクラブを振ってそのうえでボー
ルを水溜りの中に放り込んでいます。
「なあ」
「どうしたの?」
ここでスコット君がアイルちゃんに対して声をかけてきました。
アイルちゃんもすぐにそれに応えてきます。
「いやさ、この水溜りな」
「わかってるわよ」
まずはこう返すアイルちゃんでした。

501:マンセー名無しさん
09/10/14 22:43:53 21VQdEAr
「あれでしょ?出るって話よね」
「あれデマだったんだけれどな」
「らしいわね、確か」
相変わらずゴルフボールを水溜りの中に打ち入れながら兄弟の
言葉に応えるアイルちゃんでした。
「確かね」
「ああ、あれいないんだ」
ここでそれまでボールを打ち込むことに専念していたウェール
ズ君も話に加わってきました。水溜りの周りはとても澄んでい
て実に奇麗な場所です。エリザベス家の中でも屈指の美しい場
所ではないでしょうか。

502:マンセー名無しさん
09/10/14 22:52:44 21VQdEAr
「本当のところは」
「いや、俺は確かに見たんだけれどな」
スコット君はこう言いはします。
「それにここあれだぞ。俺の部屋がある場所じゃないか」
「そうだけれどね。そういえば昔からいるんだっていう話だっ
たわね」
「そうだよ。俺は確かに見たんだよ」
スコット君は見たと言います。かなり真剣に言っています。少
なくとも彼は自分が嘘をついていないことは信じています。そ
れだけは間違いがありません。

503:マンセー名無しさん
09/10/14 22:59:49 21VQdEAr
「何度もな」
「何度もね。まあ私もウェールズも見た記憶がないわけじゃな
いしね」
「それは確かにね」
アイルちゃんだけではなくウェールズ君も応えてきました。実
際のところは三人共それを見た記憶があるのです。
「僕だって。それにエリザベスお姉様だってね」
「何であの馬鹿姉貴は自分も確かに見たのにそれを否定しやが
るんだ?」
スコット君はこのことが不思議で仕方ありませんでした。何し
ろ彼女も一時期は確かに見たと言っていたのですから。

504:マンセー名無しさん
09/10/14 23:08:44 21VQdEAr
ですが今彼女はそれを否定しています。見間違いだったという
ことにしているのです。そうしてあくまでいないと言い切って
いるのです。
「何でなんだよ、いるんだよ」
「実際のところどうなのかしらね」
とはいってもアイルちゃんもこの辺りは確信が持てなくなって
しまっています。何しろ最近それをめっきり見なくなってしま
ったからです。それで本当のところはいないんじゃないのか、
見間違いなんじゃないかと思うようになっています。
「いるのかしらね」
「どうだろうね」
スコット君もです。本当にいるのかどうかわからなくなってき
ているのです。

505:マンセー名無しさん
09/10/14 23:20:34 21VQdEAr
そんな話をしながらボールを水溜りの中に打ち入れていきます。
するとそうしているうちにでした。
不意に水溜りの水面が騒がしくなってそこから。それが出て来
たのでした。
「ほらなっ、いるだろ!」
「ええ、確かに」
「いるね」
それを見て喜びの声をあげるスコット君に対してアイルちゃん
とウェールズ君が応えます。今その目で見ては流石に否定する
わけにはいきません。

506:マンセー名無しさん
09/10/14 23:29:57 21VQdEAr
「間違いないわ、いるわ」
「まさか本当にいるなんて」
「俺は間違っていなかったんだ。凄いぞ!これは本当にいたん
だ!(声:田中真弓)」
興奮するスコット君。しかし少し落ち着いてきたアイルちゃん
とウェールズ君はここで。彼に対して言うのでした。
「いるのはいいけれど」
「怒ってるよ、あれ」
「何っ、怒ってるのか?」
二人にそう言われて我に変えるスコット君でした。そういえば
水溜りから出て来たそれの雰囲気はかなりむっとしたものであ
ります。

507:マンセー名無しさん
09/10/14 23:38:19 21VQdEAr
「そういえば確かにな」
「そうでしょ。何かこっちに来てるし」
「逃げた方がいいんじゃ」
「いや、待て」
ところがです。ここでスコット君は言うのでした。
「せめて携帯で写メールしてな」
「何言ってるのよ!食べられるわよ!」
「そうだよ、早く逃げないと!」
「おい、せめて携帯位はな」
「き、来たわ!」
「逃げないと!」
そんな悠長なことをやっている暇はありませんでした。こうし
てスコット君はそれを写真に撮ることができずに逃げ出すこと
になってしまいました。

508:マンセー名無しさん
09/10/14 23:44:15 21VQdEAr
そのことをエリザベスちゃんに三人でお話します。ですが彼女
は全く信じようとはしません。
「そんなものがいる筈がありませんわ」
「ちっ、見たって言ってんだろうが」
「それなら写真は何処ですの?証拠になるものは」
エリザベスちゃんは冷たい言葉をスコット君に対してかけるの
でした。
「ありませんわね。それではわたくしを信じさせることなんて
できませんわよ」
「ちっ、何てこった」
こうなっては何も言えません。実際にスコット君達は証拠を持
っていないのですから。それでは何も言えなくて当然です。

509:マンセー名無しさん
09/10/14 23:49:04 21VQdEAr
こうして結局それがいるということはエリザベスちゃんに納得
させることはできませんでした。しかしここで彼女は三人に対
して言うのでした。
「それでゴルフボールですけれど」
「掃除ですか?」
「御免なさい、水溜りに打ち込んで」
「いいえ、今度からしないだけでいいですわ」
掃除はいいというのです。
「貴方達の話は信じませんけれど。それでも万が一ということ
があってはいけませんわ」
「えっ、じゃあお姉様」
「やっぱり」
アイルちゃんとスコット君はここでエリザベスちゃんの本音を
見ました。

510:マンセー名無しさん
09/10/14 23:55:55 21VQdEAr
それはスコット君もです。それでもエリザベスちゃんはこう言
うのでありました。
「どうしてもというのなら」
「どうしてもかよ」
「今度はわたくしに確かな写真を持って来ることですわ。そう
したら信じてあげましてよ」
スコット君に微笑んでの言葉でした。
「宜しいですわね」
「ああ、わかったぜ」
エリザベスちゃんのその言葉に頷いてみせるスコット君でした。
中々本音は言わないお姉さんであります。

511:マンセー名無しさん
09/10/14 23:57:13 21VQdEAr
ネス湖の底にゴルフボールが多量に。
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)
ついでにその何か。
URLリンク(www.fitweb.or.jp)
URLリンク(www.crc-japan.com)
URLリンク(x51.org)
URLリンク(usagitobi.hp.infoseek.co.jp)
URLリンク(www.geocities.co.jp)
URLリンク(weekly.yahoo.co.jp)
URLリンク(www.geocities.co.jp)
URLリンク(www.fitweb.or.jp)

512:マンセー名無しさん
09/10/16 22:58:55 RDotkwYE
         「普通は売らない」
ある日カンコ家の前で。カンコ君が色々なものを出店に並べて
いました。
「さあ、買った買ったニダ!」
ハリセンではたきながら大声で売りに出しています。
「徐々に値を上げていくニダよ。さあ、どれが欲しいニダ!?」
「んっ、今度は何だ?」
「何やってんだ?あいつ」
皆そのカンコ君を見てまずは興味を惹かれました。
「また訳のわからねえことやってんのか?」
「どんなパフォーマンス見せてくれるんだ?」
皆完全にお店とは思っていません。見世物だと思っています。
そうしてお店を覗くのでした。

513:マンセー名無しさん
09/10/16 23:08:15 RDotkwYE
「おい、今度は何なんだ?」
「どんな見世物あるか?」
まずはアメリー君とチューゴ君が彼に尋ねます。
「何か色々売ってるけれどYO」
「売り物あるか?」
「売り物だけれど売り物ではないニダ」
カンコ君は二人に対してまずはこう答えたのでした。
「オークションニダよ」
「これオークションだったのか」
「叩き売りかと思ったぞ」
とりあえずカンコ君にしてはオークションだったのです。
「オークションはもっとこう洒落た場所でするものではなく
て?」
「これでは本当に出店ですわよ」
エリザベスちゃんもフランソワーズちゃんもそんなカンコ君
に対して怪訝な顔になって述べます。

514:マンセー名無しさん
09/10/16 23:16:00 RDotkwYE
「バナナでも売っているみたいなお店ですけれど」
「色々売っていますわね」
「とにかくこれはオークションニダ」
とにかく自分ではこう言い切るカンコ君です。頭にねじり鉢
巻をしてお腹には腹巻で白いシャツですから何処からどう見
てもテキ屋さんでありますが違うようです。
「さあさあ、皆何が欲しいニダ?」
「何が欲しいって言われても」
「強引に話進め過ぎでしょ」
ニホンちゃんとタイワンちゃんは今の展開にとりあえず何と
言っていいのかわかりません。
「とりあえず。そのオークションの品物は何かしら」
「またキムチとかホンタクとかスケキヨ丼とかそんな訳のわ
からない料理じゃないわよね」
「料理がオークションになるニダか」
カンコ君は今のタイワンちゃんの突込みにはむっとした顔で
返しました。

515:マンセー名無しさん
09/10/16 23:21:56 RDotkwYE
「大体御前は無茶苦茶を言うのにも限度があるニダ。それで
ニダが」
「オークションよね」
「そうニダ、はじめるニダ」
カンコ君はニホンちゃんの言葉に答えて頷いてみせました。
「まずはこのコップニダが」
「えっ、そのコップって」
ニホンちゃんが最初に気付きました。
「シンタローおじさんがカンコ君のお家にプレゼントしたガ
ラスのコップじゃないの?」
「えっ!?」
「嘘だろ、それ」
皆今のニホンちゃんの言葉にまず驚きの声をあげました。

516:マンセー名無しさん
09/10/16 23:24:34 RDotkwYE
「この花瓶もお皿も鍵も。全部わたしのお家から貰ったもの
じゃないの?」
「そういえばこれは」
「これだって」
皆カンコ君の言葉に気付いてでした。お店に並べられている
ものを見てみますと。
「これうちからカンコ家に贈った黒猫の像じゃねえかYO」
「これは確かカンコにやった千年狐の襟巻きあるぞ」
まずアメリー君とチューゴ君が気付いたのでした。
「ロンドン塔の石、貴方にあげたものでしたわね」
「アンリ四世叔父様が刺されて怪我をしたあのナイフも」
エリザベスちゃんとフランソワーズちゃんも自分達がカンコ
君やカンコ家にあげたものがあるのに気付きました。
「ちょっとバカンコ、この読んだらそれだけで百日は寿命が
縮まる新聞あたしがあげたやつじゃない」
「それはニホンの家のものではないニダか?」
カンコ君さりげなくタイワンちゃんに対して突っ込みを入れ
ました。

517:マンセー名無しさん
09/10/16 23:28:40 RDotkwYE
「大体皆ニホン以外は呪われたものばかりウリにくれてない
ニダか?全部あまりいいものではないニダぞ」
「うるせえ、そんなことはどうでもいいんだYO!」
「問題はそこではないある!」
「そうですわ。人がプレゼントしたものをオークションに出
なんてどうかしていますわよ」
「一体何を考えているんですの!?」
皆口々にカンコ君を責めだしました。
「最近ずっとする機会がなかったけれどYO」
「お仕置きあるな」
「覚悟はできていまして?」
「今度は容赦しませんわよ」
「いいわね、バカンコ」
ニホンちゃん以外の皆がここでカンコ君を取り囲んでしまい
ました。
「さて、言い残す言葉はありまして?」
「冥途の土産に聞いてあげますわよ」
「いえいえ、皆さん」
ところがです。ここで小さな男の子の声が聞こえてきました。
それが誰かといいますと。

518:マンセー名無しさん
09/10/16 23:37:00 RDotkwYE
ヨハネ君でした。真っ黒いオーラをその全身にまとっていま
す。そのうえで目が全く笑っていない笑みを浮かべてそこに
立っていました。
「この鉄の処女は確か私から貴方に差し上げたものだったと
思いますが」
「げっ、ヨハネ」
「御聞きしたいのですが。何故競売にかけられていたのでし
ょうか」
「そ、それはニダな」
「さて、お話はこうして御聞きしましょう」
ヨハネ君の後ろから早速屈強な上半身裸の覆面の男の人達が
出て来ました。その人達はすぐにカンコ君を捕まえてしまい
ました。

519:マンセー名無しさん
09/10/16 23:44:36 RDotkwYE
「さて、それでは御聞きしましょうか」
鉄の処女の扉が開かれます。そこには無数の針が見えていま
す。中に入ればどうなるか言うまでもありません。
「何故でしょうか。競売にかけられていたのは」
「か、かけられていないニダ」
カンコ君は必死にこう言います。
「ただ家の前に並べていただけニダ。別にそんなことはして
いないニダよ」
くくられてそのうえで今にもその怖いお人形の中に入れられ
てしまいそうになる中で必死に言うカンコ君でした。
「それだけニダ。何もないニダよ」
「まあそう言うだろうな」
「誰でもあれには勝てないあるぞ」
さしものアメリー君もチューゴ君も今は見ているだけでした。
ヨハネ家の折檻の恐ろしさは町一番だからです。

520:マンセー名無しさん
09/10/16 23:50:12 RDotkwYE
「だから何でもないニダ。すぐになおすニダ」
「わかりました。それでは」
ヨハネ君はカンコ君の今の言葉を聞くとにこやかな笑みに戻
りました。そうしてその屈強な男の人達を連れて静かに帰る
のでした。
「まあ。お話は終わりましたし」
「早くなおすことですわね」
エリザベスちゃんもフランソワーズちゃんも少しだけ戸惑う
ものを残しながらカンコ君に対して告げました。
「ほら、さっさと片付けなさい」
「壊れ易いものもあるから注意しないと」
まずはタイワンちゃんとニホンちゃんが出て来て。それから
皆もなおすのを手伝ってあげました。カンコ君も今回ばかり
はしおらしくなりました。

521:マンセー名無しさん
09/10/16 23:54:41 RDotkwYE
ソウル市が贈られた記念品を競売に。
URLリンク(www.asahi.com)
アメリー君の贈り物。
URLリンク(www.aozora.gr.jp)
チューゴ君。
URLリンク(page.freett.com)
エリザベスちゃん。
URLリンク(members.jcom.home.ne.jp)
フランソワーズちゃん。
URLリンク(hp1.cyberstation.ne.jp)
ヨハネ君。グロ画像注意。
URLリンク(members.jcom.home.ne.jp)
URLリンク(alice.lolitapunk.jp)
URLリンク(thx4311.kir.jp)
URLリンク(d.hatena.ne.jp)
贈り物はネタでもあります。ニホンちゃん家以外の贈り物はどう
もわかりませんでした。ヨハネ君の贈り物にしたのは新紀元社の
『拷問の歴史』という本で『聖母マリアの慈悲』という同じタイ
プのものがあったからです。こっちはスペインでした。

522:マンセー名無しさん
09/10/18 22:06:08 e5TVHTwd
         「サウナ天国」
今日は皆はフィンランちゃんのお家にお呼ばれです。そう
してまずはフィンランちゃんのお家のお料理を食べてから
本格的な催しとなりました。
「まあありきたりだけれど」
「ありきたりっていうと?」
「皆でお風呂に入らない?」
こう皆に言ってきたのでした。
「お風呂に。どうかしら」
「お風呂ね」
「いいんじゃないの?」
皆それを聞いてまずはとりあえずはといった様子ではあり
ますが賛成しました。

523:マンセー名無しさん
09/10/18 22:12:48 e5TVHTwd
「言ったら何だけれどこの辺りって冷えるし」
「お風呂はやっぱり有り難いわよね」
「そうよね、確かに」
皆それぞれ言います。こうして皆でフィンランちゃんのお
家のお風呂に入ることになりました。
そのお風呂はというと。湯舟がありません。サウナがそこ
にあるのでした。
「スオミのお家のお風呂ってこれなのよ」
「サウナだったの」
「そうなの。これでいいわよね」
ストーブの上に焼いた石があります。そして側に柄杓とお
水も。何に使うかは明白でした。

524:マンセー名無しさん
09/10/18 22:24:36 e5TVHTwd
皆もう水着になっています。男の子は男の子で、女の子は
女の子で。それぞれ入ります。
サウナルームにはそれぞれ据わる場所に敷物があってその
上に座って。それからあったまるのでした。
「へえ、これがね」
「あんたのお家のサウナなの」
「サウナの本場なのは知ってるかしら」
こうタイワンちゃんとインドネシアちゃんに対して言いま
す。当然この娘達も水着です。タイワンちゃんは白の、イ
ンドネシアちゃんは赤の競泳水着です。体型がはっきりと
出ています。

525:マンセー名無しさん
09/10/18 22:33:20 e5TVHTwd
「スオミのお家がそうだってのは」
「ああ、そういえばそうだったわね」
「サウナってあんたのお家が本場だったわね」
「そうよ。皆これであったまるのよ」
二人の言葉に微笑んで答えます。彼女はお家の色を表して
いるのか水色と黄色のフリルのあるワンピースです。とて
も子供らしい水着です。
「まずは思いきりあったまってね」
「うう、確かに」
「もう汗だく」
「そしてよ」
あったまって終わりなのがサウナではありません。まだあ
るのです。それが何かといいますと。

526:マンセー名無しさん
09/10/18 22:39:20 e5TVHTwd
外に出るとそこにはフィンラン家名物の湖が広がっていま
す。フィンランちゃんがまずその湖の中に飛び込んだので
した。
「それっ!」
「それって」
「湖の中に!?」
「そうよ。気持ちいいわよ」
湖の中から皆に声をかけます。
「だからね。どんどん飛び込んでよ」
「それじゃあ」
それに最初に応えたのはニホンちゃんでした。この娘は
ピンクのセパレーツですがその胸のなさがとりわけ強調
されてしまっています。けれどそのスタイルはとても女
の子らしいです。

527:マンセー名無しさん
09/10/18 22:52:37 e5TVHTwd
「いくわ」
「はい、来て」
奇麗な水泳の飛び込みで中に入ったニホンちゃん。入っ
て最初の感想は。
「気持ちいい・・・・・・。熱い場所から一気に冷たい
場所に入って」
「そうでしょ?これがサウナの醍醐味よ」
さりげなくニホンちゃんの側に来て抱きつきながら言う
フィンランちゃんでした。
「だから一緒に冷たくなりましょう」
「そうね。このお水の中でね」
雪さえ降ってきています。身体を冷やすのには絶好の状
況です。そこに他の皆も飛び込みます。

528:マンセー名無しさん
09/10/18 23:04:17 e5TVHTwd
こうして身体を冷やしてまたサウナであったまって冷や
してを繰り返してサウナを満喫しました。女の子達はサ
ウナから出て来た時にはもう皆お肌もすべすべでした。
「はい、どうぞ」
フィンランちゃんがほっとしている皆に対して飲み物を
出してきました。ミルクです。
「いいでしょ、スオミのお家のサウナって」
「ええ、確かに」
「満足させてもらったわ」
タイワンちゃんもインドネシアちゃんもそのお肌がツヤ
ツヤとしています。
「いつもよりずっと奇麗になった感じで」
「また来たい位よ」
この辺り実に女の子らしいです。

529:マンセー名無しさん
09/10/18 23:11:01 e5TVHTwd
そんな話をしてお風呂の後のほっとした一時を過ごして
いる時に。ふとニホンちゃんが言ってきたのでした。
「そういえばだけれど」
「あれっ、ニホンちゃん」
「どうしたの?」
「男の子達どうしたのかしら」
男組はまだ誰も帰ってきていないのでそのことに気付い
たのでした。
「まだサウナかしら」
「あれっ、そういえば」
「いないわね」
そうなのでした。まだ誰も帰ってきていません。その時
彼等はどうしていたかといいますと。

530:マンセー名無しさん
09/10/18 23:21:59 e5TVHTwd
皆まだサウナにいました。しかし顔が真っ赤です。どう
もお酒が相当入っているようです。
「おいロシアノビッチ」
「これでいいんだよな」
「これがサウナの正しい入り方なんだよな」
「ああ。まずは入る前に酒を潰れるまで飲む」
ロシアノビッチ君はサウナの中で皆に説明しています。
彼はサウナに入る前に必ずお酒をこれでもかと飲むので
す。もっともそれは普段からですが。
「そしてだよ。汗をふんだんにかいてだ」
「ああ」
「今みたいにだよな」
「そしてだ」
皆にそのロシアノビッチ流サウナの入り方を講義してい
きます。

531:マンセー名無しさん
09/10/18 23:30:09 e5TVHTwd
「これでもかというまで汗をかいて」
「そして?」
「どうするんだ、今度は」
「いくぜ野郎共!」
サウナの扉を開けるとでした。そのまま湖にダイビン
グです。なお男同士なので皆真っ裸です。
「ウラーーーーーーーーーーッ!!」
叫び声をあげて湖の中に飛び込みます。それで身体を
一気に冷やすのでした。
「こうやって身体を冷やすんだよ。それでまたサウナ
に入ってだ」
「汗かくのかよ」
「そうやって酒を抜くっていうのかよ」
「ああ、そうだ」
まさにそうだと皆に答えるのでした。その氷さえ浮か
んでいる湖の中から。

532:マンセー名無しさん
09/10/18 23:36:27 e5TVHTwd
「さあ来い!そしてロシアノビッチ流のサウナの入り
方を満喫しやがれ!」
「よし、それならだ!」
「やってやるぜ!」
その酩酊状態のまま氷の湖にダイビングです。そうし
て身体を冷やしてまたサウナに入って汗を流してまた
氷の水にダイビングして冷やしてサウナであったまっ
てを繰り返します。そうしてその結果。
「だ、駄目だ・・・・・・」
「死ぬ・・・・・・」
皆サウナから出て服を着たところで力尽きてしまいま
した。

533:マンセー名無しさん
09/10/18 23:40:26 e5TVHTwd
「し、心臓が・・・・・・」
「こんなのできるかよ」
男組は全員ダウンでした。見事に枕を並べて討ち死に
状態です。
いつもこれが普通のロシアノビッチ君だけ平気で。お
風呂あがりのウォッカをストレートで飲みながらそん
な皆に対して言うのでした。
「だらしねえな。こんなので音を上げてどうするんだ
ってんだよ」
「というかあんたそれ自殺行為だから」
横からフィンランちゃんがそのロシアノビッチ君に対
して突っ込みを入れました。男組のサウナは壮絶な結
果に終わったのでした。

534:マンセー名無しさん
09/10/18 23:44:51 e5TVHTwd
フィンランドのサウナ。
URLリンク(www.moimoifinland.com)
URLリンク(www.mift.net)
URLリンク(www.izumikosan.co.jp)
URLリンク(www.internship.or.jp)
URLリンク(homepage3.nifty.com)
URLリンク(www.spaworld.co.jp)
もう一つのサウナ大国。今回はこのサウナ自体は登場
しません。
URLリンク(www-h.yamagata-u.ac.jp)
URLリンク(byeryoza.com)
お酒を飲んでサウナに入るのは絶対に止めましょう。

535:マンセー名無しさん
09/10/18 23:56:21 4Q82rou7
ネッケツ君イッテQ見たんだなw

536:マンセー名無しさん
09/10/20 22:55:30 0rg5+BbM
       「花札を見ただけ」
カンコ君のお家では花札がかなり人気です。それがウリ
ナラ起源という主張はいつものことですが何はともあれ
花札を皆でしています。
それで学校でもしていたりします。けれどニホンちゃん
は最近花札を殆どしなくなったので何が何なのかよくわ
からなくなってきています。
「虎の褌兎のパッチ?」
「また懐かしい漫画ね」
ふとこんなことを言ったニホンちゃんに対してタイワン
ちゃんが突っ込みを入れます。

537:マンセー名無しさん
09/10/20 23:02:07 0rg5+BbM
「茶臼山ポンコツにエテコが真似してあさっぱち?」
「せっせせーーーのよいよいよいってね」
「最近ではニホンのオオサカの間でも知っている人が少
なくなっていないニダか?その漫画は」
カンコ君も思わず突っ込みを入れてしまいました。とに
かくもうこんなネタはかなり古くなっています。
じゃあこれ?」
ない胸にサラシを巻いて紫の着物に袴になったニホンち
ゃんでした。今度は何かといいますと。
「少し古いかな」
自分でも心当たりがあるようです。

538:マンセー名無しさん
09/10/20 23:09:43 0rg5+BbM
「この格好って」
そう言いながらもその手に刀を持っています。ただしそ
の持ち方は左手が前で右手が後になっています。この持
ち方もかなり珍しいです。
そのうえで上着は脱いでいます。その結果さらしの胸が
露わになっています。
その格好で技を出すと花札が出たり鳥の姿が出て来たり
します。
「一つ、二つ、三つ。猪鹿蝶!」
「そんな感じよね」
「他にも技一杯使えるけれど」
これまた随分と懐かしいものを出すニホンちゃんでした。

539:マンセー名無しさん
09/10/20 23:21:40 0rg5+BbM
「これ位しかないけれど。もう花札で知ってるのって」
「けれどあんたはかなり知ってるのよね」
「そうニダ」
こうそのニホンちゃんとタイワンちゃんに答えるカンコ
君でした。
「まあ毎日みたいにやってるせいニダ。それでニダが」
「それで今もやってるの」
「何かねえ」
見れば皆カンコ君のお家に集まっています。それでその
花札をしているのでした。流石にお金とかはかけてはい
ませんが。

540:マンセー名無しさん
09/10/20 23:24:33 0rg5+BbM
「こうしたゲームってもうトランプばかりだからかえっ
て新鮮よ」
「わたしも。何か本当にはじめてするみたい」
ニホンちゃんもでした。本当に花札から離れて久しいの
でした。
「これはかなり」
「けれどどうニダ?面白いニダな」
「ルール中々思い出せないけれど」
「何か悪いことしてる気分ね」
ニホンちゃんとタイワンちゃんが答えます。他の皆にし
ても大体同じ気持ちでした。
そんな皆忘れてしまっているか知らない花札をしていま
すと。そこにカンコママさんがやって来ました。丁度皆
にメッコールとお菓子を持って来たのです。

541:マンセー名無しさん
09/10/20 23:34:24 0rg5+BbM
カンコママさんは皆が花札をしているのを見て。いけな
い遊びをしていると怒るどころか子供達を押しのけてそ
の中に入りました。そうしてです。
「これはやり方があるニダ」
皆を集めて言うのでした。
「まずはこうして出したい札をあらかじめ懐の下に隠し
ておくニダ。そうしてから」
「いかさまの方法なのね」
タイワンちゃんはカンコママさんのそのお話を聞いてわ
かったのでした。
「何かって思えば」
「勝負は勝てばいいニダ」
それに対するカンコママさんの返答は実にカンコ家の人
らしい言葉でした。

542:マンセー名無しさん
09/10/20 23:44:04 0rg5+BbM
「だからそうして。後はいざとなったら暴れて勝負それ
自体をなかったことにするのも手ニダ」
こうした遊びにおいて一番やってはいけないことを堂々
と子供達に対して教えています。そうしてカンコママさ
んの言う正しい花札の遊び方を皆に教えているとです。
最近またお家の会社の経営がやばくなって気が立ってい
るカンコパパさんがお家に帰って来ました。車に乗って
いますがそれでもお酒も入っています。
「なじぇ働いても働いてもよくならないニダ」
とりあえず自分に原因があるとは考えていません。これ
また実にカンコ家の人らしいです。

543:マンセー名無しさん
09/10/20 23:48:32 0rg5+BbM
そうして家に近付いてきて二階の窓を見てみますと。カ
ンコママさんが子供達と一緒に花札をしているのが見え
てきました。子供達と楽しくです。
それを見てその和やかな様子に微笑むのでもなく悪いこ
とを教えていると怒るのでもなく。いきなりファビョー
ーーーンしてしまったのです。
「また花札をやっているとはどういう了見ニダ!」
こう叫んで激怒して何を血迷ったのかしでかしたことは。
「家長の怒りを受けるニダ!」
お家に車で突入しました。一階が忽ち全壊してしまい二
階も底が抜けてしまいました。カンコ家はまたしても潰
れてしまったのでした。

544:マンセー名無しさん
09/10/20 23:51:47 0rg5+BbM
「花札をやっているのがけしからんニダ!とにかくそれ
が許せないニダ!」
「そんなこと言って飲酒運転をした言い訳になるニダか!
家の再建費用はどうするニダ!」
「そんなのウリが知るかニダ!」
全壊した一階で取っ組み合いの喧嘩をしているカンコパ
パさんとカンコママさんでした。底が抜けてしまったの
で一階に放り出されて全身埃だらけのぼろぼろになって
しまった皆は。
「何で車で突っ込んで来たの?」
「あんたの親父さん何考えてるのよ」
「ウリにもさっぱりわからないニダ・・・・・・」
カンコ君は泣きそうな顔でニホンちゃんとタイワンちゃ
んの問いに答えます。
「どっちにしろアボジ、もうお酒も車も止めて欲しいニ
ダ。誰が言っても聞かないニダが・・・・・・」
家が壊れて悲嘆にくれるカンコ君でした。前に見える夕
焼けだけが奇麗でした。花札のお月様に何処か似ている
そんな夕陽なのでした。

545:マンセー名無しさん
09/10/20 23:54:50 0rg5+BbM
花札をしている奥さんを見て激怒、それで車で突っ込ん
だ御主人。飲酒運転。
URLリンク(news.naver.com)
韓国の花札。こうなってます。今回は反映させていません。
URLリンク(210.150.246.43)
URLリンク(210.150.246.43)
URLリンク(japanese.joins.com)
URLリンク(www.visco.co.jp)
URLリンク(www.self-shop.com)
URLリンク(www13.plala.or.jp)
URLリンク(www.wowkorea.jp)

546:マンセー名無しさん
09/10/21 03:19:19 zwzZEeEb
坂田って自分がみじめにならないの?

547:マンセー名無しさん
09/10/21 04:49:13 DoCoWY7Z
>>546
ヲチでやれ。
踊り子に触るな。

548:マンセー名無しさん
09/10/22 22:47:33 o7Ac4qb2
        「ゴールデンコンビ」
ロシアノビッチ君の妹の一人であるリトアニアちゃんは
いつも一緒にいる人がいます。それが誰かといいますと。
「それじゃあ今日も一緒にね」
「はい、遊びましょう」
ポーラちゃんです。クラスの中では弱々しいとか今一つ
頼りないとか思われている彼女がそのリトアニアちゃん
のパートナーだったりします。
その関係は思ったより深くてしかも長いです。それこそ
リトアニアちゃんが物心ついた頃からです。ですから本
当に長い付き合いです。

549:マンセー名無しさん
09/10/22 22:52:47 o7Ac4qb2
その頃リトアニアちゃんは周りに誰もいませんでした。
ロシアノビッチ家はロシアノビッチ君自身も大変な状況
でモンゴル君と長い間揉めていました。他の妹達にして
もあれやこれやとそれぞれ大変でした。
リトアニアちゃんはその中で一人だったのです。けれど
その彼女に声をかけてきたのがポーラちゃんだったので
す。
彼女はそっとリトアニアちゃんのところにやって来て。
こう囁いたのです。
「一緒に遊ぶ?」
「うん」
これがはじまりでした。二人は一緒にいるようになった
のです。

550:マンセー名無しさん
09/10/22 23:00:01 o7Ac4qb2
二人は一緒になるとすぐにバチカンのおっさんのところ
に向かいました。そうしてそこでバチカンのおっさんの
教えを受けました。
「これで私達一緒なのよ」
「一緒なの」
「そう、何時でも一緒にいられるのよ」
こう言ってリトアニアちゃんに微笑むポーラちゃんでし
た。
「その代わり色々と私に合わせてね」
「うん、それじゃあ」
こうして二人は一緒にいるようになりました。二人は長
い間一緒にいました。

551:マンセー名無しさん
09/10/22 23:06:41 o7Ac4qb2
けれどロシアノビッチ君が落ち着いてくるとリトアニア
ちゃんを自分のお家に引き取ったのでした。
「待たせたな、これからはずっと一緒だぜ」
「えっ、けれど私」
ここでポーラちゃんの方を見ます。彼女はゲルマッハ君
やアーリアちゃんの方に引き取られようとしていました。
「ポーラさんと」
「決まったんだから逆らうな」
これ以上は言わせないロシアノビッチ君でした。
「いいな、それなら来い」
「うん・・・・・・」
頷くしかありませんでした。けれどまたポーラちゃんの
方を見ます。見ないでおれませんでした。

552:マンセー名無しさん
09/10/22 23:19:02 o7Ac4qb2
ポーラちゃんも泣きそうな顔でリトアニアちゃんを見て
います。その顔で彼女に言うのでした。
「また何時か一緒に遊ぼうね」
「はい・・・・・・」
この時にはポーラちゃんの方が年上だとわかっていまし
た。それで言葉遣いが変わっています。その言葉使いで
彼女に応えるのでした。
「また一緒に」
「遊ぼうね」
こう言い合ってそのうえで別れた二人でした。それから
リトアニアちゃんはずっとロシアノビッチ家にいました。
ポーラちゃんは独立したりしなかったりです。そうして
それからは。

553:マンセー名無しさん
09/10/22 23:26:11 o7Ac4qb2
ロシアノビッチ家はとても厳しかったです。リトアニア
ちゃんもしょっちゅう折檻を受けました。けれどお家が
一回破産してしまってリトアニアちゃんを含めた妹達は
自由になりました。そうするとでした。
家を出ても遊び友達のいなかったリトアニアちゃんのす
ぐ側にいたのは。あの時と同じで。
「また一緒に遊ぶ?」
ポーラちゃんでした。静かに笑って彼女に対して言って
きたのです。
「よかったら」
「はいっ」
リトアニアちゃんは笑顔で応えました。こうして二人は
また一緒に遊べるようになりました。

554:マンセー名無しさん
09/10/22 23:32:36 o7Ac4qb2
二人は今日も一緒に遊んでいます。リトアニアちゃんの
いるところにポーラちゃんがいてポーラちゃんがいると
ころにリトアニアちゃんがいて。そんな仲睦まじい二人
です。
皆そんな二人を見て言います。
「ポーラちゃんにもお友達いたんだね」
「リトアニアちゃんにも」
いつも仲よく遊んでいる二人を見て微笑みます。
「何かああして二人で遊んでいるの見てると」
「そうね」
皆自然と笑みになっています。

555:マンセー名無しさん
09/10/22 23:41:07 o7Ac4qb2
「微笑ましいっていうか」
「パートナー同士っていいよね」
大抵の人が喜んでいます。けれどロシアノビッチ君だけ
は今一つ面白くないようです。
「ちぇっ、俺から離れるのかよ」
こう言ってウォッカを飲みながらリトアニアちゃんをか
なり残念そうな目で見ています。
「俺なんかよりポーラの方がいいっていうのかよ」
「というか御前はちょっと駄目兄貴過ぎるぞ」
「そうよ。もうちょっとしっかりしなさい」
その年がら年中お酒を飲んでいる彼に皆が一斉に突っ込
みを入れます。

556:マンセー名無しさん
09/10/22 23:47:59 o7Ac4qb2
「さもないとリトアニアちゃんだけじゃなくて」
「妹さん達皆離れてくわよ」
「げっ、そうなったら」
そのことを言われてロシアノビッチ君もやっと気付いた
のでした。
「家事する人間がいなくなるじゃねえかよ」
「わかったらもう少ししっかりしたら?」
「せめてお酒を控えてね」
「これだけは止められねえよ」
ロシアノビッチ君はこう言って皆のその言葉をはねつけ
るのでした。

557:マンセー名無しさん
09/10/22 23:51:40 o7Ac4qb2
「そんなのわかってんだろうが」
「駄目だこりゃ」
「わかってたけれど」
皆そんなロシアノビッチ君にやれやれといった対応です。
けれどあらためて二人を見て。
「まああの二人は」
「今度こそね。ずっと一緒に」
「仲良く遊んでいて欲しいわよね」
皆が温かく見守る中を楽しく遊んでいる二人でした。今
二人はとても幸せでした。

558:マンセー名無しさん
09/10/22 23:52:31 o7Ac4qb2
リトアニアとポーランド。
URLリンク(litabi.com)
URLリンク(litabi.com)
URLリンク(litabi.com)
URLリンク(litabi.com)
URLリンク(litabi.com)
URLリンク(www.folklor.com)
URLリンク(www.afpbb.com)

559:マンセー名無しさん
09/10/24 22:09:41 IxQTWx/Q
        「浮気をしたら」
クラスで一番女の子が好きな人といえばやっぱりこの
人です、マカロニーノ君です。
「ニホンちゃん、今度オペラでもね」
「タイワンちゃん、いつもお肌が元気だね」
「ベトナちゃん、シャンプー変えた?」
「アーリア、また絵のモデルになってよ」
「エリザベス、テニスのパートナーになってくれない?」
「フランソワーズ、このお花あげるよ」
「インドネシアちゃん、この前の笛のことだけれど」
「紫苑、このブローチあげるよ」
まさに風の中の羽根の様にです。女の子達の間をく
るくると動き回っています。

560:マンセー名無しさん
09/10/24 22:22:55 IxQTWx/Q
それで皆からどう思われているかといいますとはっき
り言って女好きです。軟派男とも言われていますしか
らっきり力がないことも知られています。喧嘩では何
しろ女の子あっさり負けてしまう程度です。
アーリアちゃんには何かある度にぶん殴られています。
そんな彼であります。
それでも懲りないで今日も女の子達の間をひらひら。
夜も昼も飛び回っています。
「夜も昼も飛び回り、花の心惑わす」
「あら、モーツァルトね」
その曲を聴いたハプルブルク先生が笑顔になります。

561:マンセー名無しさん
09/10/24 22:32:25 IxQTWx/Q
「流石ね。音楽は完璧ね」
「いや、今度先生のお家のウィーンの間で歌いますか
らね。是非にって思いまして」
「期待してますよ、マカロニーノ君」
「はい、先生」
当然ハプスブルク先生にも笑顔で応えます。けれどこ
の先生に笑顔を向けたのは少し失敗でした。
笑顔で先生に応えたマカロニーノ君に対して。普段は
これといって彼には何も言わないロシアノビッチ君が
やって来て後ろから彼の肩にぽん、と手を当ててきて
言うのでした。

562:マンセー名無しさん
09/10/24 22:40:04 IxQTWx/Q
「ハプスブルク先生に声をかけるのはちょっと止めて
欲しいんだがなあ」
「あれっ、ロシアノビッチいたんだ」
「さっきからな。とりあえず今の俺の話だけれどな」
そのハプスブルク先生のことです。
「わかったな。ちょっとばかり止めて欲しいんだよ。
俺としちゃ他の娘に声をかけるのは構わないんだが
な。まあフランソワーズはちょっと止めて欲しいって
思ったりもするがな」
こんなことをマカロニーノ君に対して言います。どう
も彼も二股かけているっぽいです。

563:マンセー名無しさん
09/10/24 22:49:11 IxQTWx/Q
「わかったな。そこんところはな」
「参ったなあ、可愛い女の子や美人さんには誰でも声
をかけないと僕は死んじゃう特異体質なのに」
「それはもう特異体質どころか変態じゃねえのか?」
ロシアノビッチ君は今のマカロニーノ君の言葉に突っ
込みを入れるのと一緒に首を傾げてしまいました。
「そんな体質聞いたことねえぞ」
「実際にそうなんだから仕方ないじゃないか。とにか
く僕は誰にでも声をかけないと本当に死んじゃうんだ
よ」
「だからハプスブルク先生とフランソワーズだけはな」
話は平行線になっています。そんな二人を見てクラス
の女の子達は言うのでした。

564:マンセー名無しさん
09/10/24 22:56:53 IxQTWx/Q
「何ていうか」
「どっちもどっちっていうか」
「まあそういう連中だってのはわかってるけれど」
呆れていましていささか軽蔑さえ見せています。
「全く」
「相変わらずね」
けれど皆それで止めていました。ですが皆のナ化にいる
ブルネイちゃんだけは違いました。クラスで屈指のお金
持ちの家の娘でしかもその家訓がとても厳しい家として
知られています。

565:マンセー名無しさん
09/10/24 23:08:35 IxQTWx/Q
「許せないことじゃない」
彼女は怒って皆に言います。
「二股とか誰にも声をかけるとか。裏切りじゃないの?」
「裏切りって」
「それはちょっと大袈裟じゃないの?」
皆今の彼女の言葉には少し言い過ぎなものを感じてしま
っています。
「そこまでは」
「ねえ」
「それでも浮気じゃない。浮気は許せないわよ」
その家訓の厳しさがここでも出て来ています。それで彼
女はこんなことも言うのでした。

566:マンセー名無しさん
09/10/24 23:18:29 IxQTWx/Q
「浮気者は鞭打ちにするべきよ」
「鞭って」
「それはちょっと」
「実際に今持ってるけれど」
言いながら早速何処からか鞭を出してきました。しかも
先が九つに分かれた物凄い鞭です。
「キャットナインテイル・・・・・・」
「それなの・・・・・・」
「浮気したらこれよ」
ブルネイちゃんは目を怒らせて言います。
「これでひっぱたいてやるわよ」
「ちょっとそれは」
「ねえ」
皆やっぱり賛成できかねるものがあります。


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