09/07/21 23:16:06 XRBRqt6e
アサヒちゃんはこの時とても困っていました。毎週皆に観てもらっ
ているあのライダーでのトウエイさんのところから派遣されている
ショーを作る人が急遽変わってしまうことになったからです。
「どうしようかしら、これって」
こんなことは前代未聞です。トウエイさんもこれには参ってしまっ
ています。担当の人が変わったらそれだけには留まりません。脚本
を書く人まで交代になります。
他にも変わるものは一杯ありますがとにかく脚本家を何とかしない
といけません。前の人がもう予算もスケジュールも滅茶苦茶にして
いるので脚本は尋常でない速さで書ける人でないといけません。こ
こでトウエイさんが言った人は。
「ウヨ君しかいないな」
「ウヨ!?けれどこの仕事は幾ら何でも」
アサヒちゃんも流石に今度は気が引けています。
「ウヨの作風に合うかどうかわからないしそれに前の担当の人の作
風が好きな人が何を言うかわからないわよ」
「それでももうウヨ君しかいないよ」
結局はそうなのでした。もう今の状態を何とかしてくれる人は彼し
かいないのでした。結局はアサヒちゃんがトウエイさんと一緒に彼
に頼むことにしました。
「引き受けてくれるかしら」
「どうかな」
アサヒちゃんもトウエイさんも物凄く不安です。引き受けてくれる
かどうかわからないからです。時間がないだけでなく前の担当さん
の作風が好きな人達がどう騒ぐのかわからなかったからです。
それでアサヒちゃんもトウエイさんも恐る恐るウヨ君に言ってみま
した。そのウヨ君の返答は。