連続ドラマ小説「ニホンちゃん」35クール目 at KOREA
連続ドラマ小説「ニホンちゃん」35クール目 - 暇つぶし2ch140:マンセー名無しさん
09/06/29 18:22:59 Fx7/4rsY
>>139
エンコリで能面と唐人踊りの面を比較したトピックを思い出したw

141:マンセー名無しさん
09/06/30 21:54:38 DjVkv9ne
      「どのカードがいいのか」
今ザイニー君はとても悩んでいます。自分が持っているボーキュー
チームである鴎チームの韓国カードをどれにするのかでとても悩ん
でいるのです。
「とにかくボビーは駄目ニダ」
「けれど応援してくれている人達が物凄く怒っているニダよ」
「それでもあいつは今シーズンで終わりニダ」
ザイちゃんの言葉もこう言って聞きません。
「だから他のカードにするニダ」
「どうしてもニダか」
「それでも。誰にするかニダ」
カードを替えるとはいってもそれでもどのカードにするのかまでは
まだ結論を出していないのでした。とりあえずニホンちゃんにOB
カードを出してもらってそれを見てみますが。

142:マンセー名無しさん
09/06/30 21:56:09 DjVkv9ne
「それでどれにするの?」
「ジョニーカードはうちのOBだし丁度いいニダか?」
「じゃあジョニーね」
「いや、ヨダもいいニダ」
ニホンちゃんが出そうとしたところで今度はヨダだと言います。
「それともエガワがいいニダか」
「あれはとても癖の強いカードニダがいいニダか?」
この選定にはザイちゃんが心配になって言葉を入れます。
「それでも」
「いや、ひょっとしたらノモカードも」
今度はトルネードです。とにかく全然決まりません。
「どれにしたらいいニダか。困ったニダよ」
「何かピッチャー出身のカードばかりじゃない?ザイニー君が選ぼ
うとしてるのって」
「そうニダ。けれどどっちみち今のままじゃファンが納得してくれ
ないニダ」
ニホンちゃんとザイちゃんの言葉をよそに悩み続けるザイニー君な
のでした。やっぱりまだ結論は出ません。

143:マンセー名無しさん
09/06/30 21:57:10 DjVkv9ne
某チームの監督カード選定。
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)
在日関連になるので書いてみました。

144:マンセー名無しさん
09/06/30 21:59:36 DjVkv9ne
>>140
あの比較は意識しましたが韓国のお面はそれはそれでいいものだと思いましたので
好意的に書きました。何でも貶めるのはよくないですから。

145:マンセー名無しさん
09/07/05 13:46:40 D7JCTRfM
スレリンク(korea板)l50
面白いね。ニホンちゃんを我が物にしようともくろむ連中の正体見えてきた?
保守も兼ねて紹介しておくか。

146:「カブト」
09/07/06 03:48:56 IvoK6DKG
日之本家では今日とても珍しい競技が行われています。それが何
かといいますと。
「よし行け!」
「そこだ!」
何とカブトムシをけしかけ合っています。そうしてそのうえで彼
等にお相撲をさせているのです。
男の子達で楽しそうに遊んでいます。その中にはウヨ君もいます。
自分の持っているカムトムシを楽しげにニホンちゃんに見せつつ
そのうえで言うのです。
「この王者のカブトムシで絶対に優勝してやるんだ」
「何か凄く強そうなカブトムシね」
「当たり前だよ、俺が選んだカブトムシなんだから」
だからだと胸を張っています。
「絶対に優勝してやるから見ていてくれよ」
「ええ、まあ」
ニホンちゃんは女の子なのでカブトムシだけでなく虫自体があま
り好きではありません。それで困った顔もしています。
それでも弟の試合は見守っています。その決勝、ウヨ君の王者の
カブトムシは今まさに勝利を得ようとしていました。ところがこ
こで。
何と急に飛んでしまいました。そうして何処かに消えてしまって。
後は何処に行ってしまったのやらです。
こうしてウヨ君は負けになりました。何とも納得のできない負け
ですがそれでも言うのでした。
「次があるな。それに王者を見つけないとな」
「そうね。とりあえずはね」
まずは自分のカブトムシを探さないといけないウヨ君なのでした。
負けたことよりもそっちの方が大変なようです。

カブトムシの大会です。
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)

147:「願いは聞く!」
09/07/21 23:16:06 XRBRqt6e
アサヒちゃんはこの時とても困っていました。毎週皆に観てもらっ
ているあのライダーでのトウエイさんのところから派遣されている
ショーを作る人が急遽変わってしまうことになったからです。
「どうしようかしら、これって」
こんなことは前代未聞です。トウエイさんもこれには参ってしまっ
ています。担当の人が変わったらそれだけには留まりません。脚本
を書く人まで交代になります。
他にも変わるものは一杯ありますがとにかく脚本家を何とかしない
といけません。前の人がもう予算もスケジュールも滅茶苦茶にして
いるので脚本は尋常でない速さで書ける人でないといけません。こ
こでトウエイさんが言った人は。
「ウヨ君しかいないな」
「ウヨ!?けれどこの仕事は幾ら何でも」
アサヒちゃんも流石に今度は気が引けています。
「ウヨの作風に合うかどうかわからないしそれに前の担当の人の作
風が好きな人が何を言うかわからないわよ」
「それでももうウヨ君しかいないよ」
結局はそうなのでした。もう今の状態を何とかしてくれる人は彼し
かいないのでした。結局はアサヒちゃんがトウエイさんと一緒に彼
に頼むことにしました。
「引き受けてくれるかしら」
「どうかな」
アサヒちゃんもトウエイさんも物凄く不安です。引き受けてくれる
かどうかわからないからです。時間がないだけでなく前の担当さん
の作風が好きな人達がどう騒ぐのかわからなかったからです。
それでアサヒちゃんもトウエイさんも恐る恐るウヨ君に言ってみま
した。そのウヨ君の返答は。

148:「願いは聞く」2
09/07/21 23:16:50 XRBRqt6e
「(こういった話限定で)御前の話は聞く!」
何と快諾でした。これにはアサヒちゃんもびっくりです。
「えっ、本当にいいの?」
「ああ、早速書く。じゃあそれでいいな」
「え、ええ。御願いするわ」
アサヒちゃんもトウエイさんも呆気に取られていますがそれでも明
るい顔になって頷くのでした。これでもう決まりでした。
かくしてウヨ君が鬼のライダーの脚本を書くことになりました。彼
のその信じられない速筆は確かにライダーを救ったのでした。まあ
騒ぐ人もいましたが。

仮面ライダー響鬼での井上敏樹。
URLリンク(ja.wikipedia.org)
ここの作品にまつわるエピソードより。


149:マンセー名無しさん
09/07/22 11:28:01 Cf7addZm
だれもいない

熱血だけ?

150:マンセー名無しさん
09/07/24 13:09:38 /Ee4Iqkd
>>147
誰だかバレバレだな

151:マンセー名無しさん
09/07/26 00:28:17 dyYGZpfy
             「ことわざ 犬も歩けば」
カンコ「ニホン、なじぇ棒を道に置くニダ」
ニホン「ちょっとイーグルが逃げちゃって」
カンコ「イーグルが逃げたから棒を置くニダか?」
ニホン「そうなのよ。こうやってね」
置かれる棒。しかも立てて。
ニホン「あとはこれで待つだけね」
カンコ「それでイーグルが見つかるニダか?」
ニホン「そうよ。ほら、もう」
早速棒に当たって立ち止まったイーグル。
ニホン「来たでしょ。実際に」
カンコ「そうニダな、これは一体どういうことニダか?」
ニホン「犬も歩けば棒に当たるよ。だから捕まえられたの」

日本のことわざ「犬も歩けば棒に当たる」

152:マンセー名無しさん
09/07/30 21:33:09 q8VnctgU
          「恐怖のツアー」
『是非来い』
ロシアノビッチ君のお家の言葉で書かれているツアーへの案内です。
皆それを見てまずは首を傾げさせます。
「何だこりゃ」
「お池に行くみたいだけれど」
それはわかります。ですがモデルガンや何やらを絶対に持って来る
ように書いてあるのがさっぱりわかりません。皆このことについて
どうしてなのか首を捻っています。
けれどとりあえず参加してみました。皆まずは船に案内されます。
船の上にはもう完全装備のロシアノビッチ君がいました。
「よお、じゃあ早速行くか」
「早速っていうけれど」
「何処に行くのよ」
皆モデルガンやらおもちゃのバズーカやらを持っていますが何が何
なのかわかりません。それでもロシアノビッチ君が運転するその船
に乗って連れて来られた場所は。何とロシアノビッチ家のお池で悪
いことをしている人達の場所でした。

153:マンセー名無しさん
09/07/30 21:34:14 q8VnctgU
「よし、皆であの連中を撃ちまくって懲らしめるんだ」
「・・・・・・おい」
「何よそれ」
皆それを言われてもまずは何と言っていいかわかりませんでした。
「これがツアーかよ」
「お池の悪い人達を撃つのがそれなの!?」
「そうだ。こうやってな」
ロシアノビッチ君はいきなりモデルガンのショットガンをぶっ放し
ました。それを受けた悪い人達が忽ちダメージを受けます。
「うわあっ!」
「ほら、こうやってな」
ロシアノビッチ君は次々と彼等を撃っています。これには流石のア
メリー君やチューゴ君もびっくりです。何も言えません。勿論他の
皆も同じです。
「どこまで無茶をやるんだよ、こいつ」
「これがツアーって」
唖然とする皆の側で相変わらずおもちゃとはいえショットガンを撃
ちまくるロシアノビッチ君、流石ではあります。

154:マンセー名無しさん
09/07/30 21:36:47 q8VnctgU
ロシアの恐怖のツアー。何だこれは。
URLリンク(rocketnews24.com)

155:マンセー名無しさん
09/07/31 17:56:25 pyUNGWzI
それ嘘ネタだってば…
ちゃんとネタしらべようね

156:マンセー名無しさん
09/08/01 23:11:19 aVe74CLX
           「ことわざ 水に落ちた犬は叩け」
ニホン「カンコ君、棒持って何をするの?」
カンコ「決まってるニダ、犬が水に落ちているニダ」
ニホン「あっ、そうだね」
カンコ「だからこの棒で叩くニダ」
ニホン「えっ、そんなことしたら可哀想よ」
カンコ「ウリナラではそうしているニダ。だからいいニダ」
ニホン「どうしてもやるの?」
カンコ「そうニダ・・・・・・あっ」
そのお水のとことに落ちたカンコ君。するとその犬に。
カンコ「アイゴーーーーーーッ、離すニダ!向こう行くニダ!」
ニホン「カンコ君、逆に犬に噛まれてるけれど」
カンコ「それはいいニダ、早く何とかするニダ!」

韓国のことわざ「水に落ちた犬は叩け」

157:マンセー名無しさん
09/08/01 23:12:37 aVe74CLX
>>155
それは本当ですか!?ソースを出して下されば訂正させて頂きます。
お詫びに訂正の作品を書かせて頂きます。>>152作者です。

158:マンセー名無しさん
09/08/02 13:15:17 8M0mNxet
>>157
URLリンク(obiekt.seesaa.net)

軍事的デマに飛び付いた人達
何か怪しいな、と思ったら、それが本当かどうか一次ソースか或いは、可能な限りそれに
近い情報をチェックすることが重要です。ウソをウソと見抜けるように皆で努力しましょう。

ロシアで海賊を “合法的に死傷させる” ツアーが問題に - ロケットニュース24(β)

正当防衛の名の下に海賊を殺傷するツアーを、ロシアの旅行代理店が企画していると
糾弾するこの記事は、何もかもがウソでした。

ソマリア海賊狩りツアーはデマか - 火薬と鋼

意図的なネタとして作られたウソ記事を、伝言ゲームの途中で本当の記事だと勘違いして、
そのまま本当の事だと誤まって伝えられていきました。

もし「ロシア人ならやりかねない」と思って何も検証する事もなく鵜呑みにしたのであれば、
それはロシアに対して大変に失礼な行為です。今回の場合は大元はロシア語の記事ではなく、
英語で書かれた嘘ニュースサイトが出発点だったのですから、ロシア語の原文をチェックする
必要すら無かった筈です。

怪しいネタなのに何の疑いもなくダボハゼのように飛びつく行為は、恥と思ってください。

……いや、ロシアならやりかねないだろw
騙されたのは恥だけどな。
俺も騙された。つーか、どうでもいいやと思って本当かどうか調べなかった。

159:マンセー名無しさん
09/08/03 00:16:17 GnOBRaBT
>>157-158
坂田のSSに何を期待してるんだ

160:マンセー名無しさん
09/08/03 23:09:22 1voAAO0X
「実は大好き」
カンコ君はとにかくニホンちゃんにいつもちょっかいをかけて
います。それである時皆ニホンちゃんのいないところでカンコ
君に対して尋ねるのでした。
「大体何でいつもニホンちゃんにちょっかいかけるんだよ」
「そうよ。そんなに嫌いなの?」
「大嫌いニダ」
まずはこう答えるカンコ君でした。
「そしてそれ以上に目障りニダ」
「目障り?」
「どういうことよ、それって」
「ニホンは見た目は抜群にいいし服のセンスはかなりいしそれ
にその着こなしが見事ニダ」
まずは容姿からです。

161:マンセー名無しさん
09/08/03 23:11:10 1voAAO0X
「それに才能の塊で手先が器用で胸はないけれどスタイル、特
に脚が奇麗ニダ」
「ふんふん」
「それで?」
皆さらに話を聞いていきます。
「勉強も運動も嫌味なレベルで凄いしおまけに人気者ニダ。だ
から目障りニダ」
ここまで一気に言いました。それを聞いた皆の感想は。
「あんた本当にニホンちゃんのこと大好きなのね」
「まあわかってたけれどな」
「な、なじぇそうなるニダ、ウリはニホンは」
「ああ、わかっていたからな」
「そういうことにしておいてあげるわ」
こう言ってカンコ君に対して微笑を向けるのでした。実は皆わ
かっていたのです。


日本への韓国の本音!?を書いてみました。ある漫画を参考に
しています。

162:マンセー名無しさん
09/08/03 23:13:41 1voAAO0X
>>158
うわあ・・・・・・。
そうだったんですか。実は本当だと思っていました。
言い訳になりますが英文もロシア語もわからないです。
失礼しました、次回作でロシアノビッチ君に謝罪します。ただ賠償はできません。

163:マンセー名無しさん
09/08/05 21:32:39 sS7K0N1t
        「違いました」
ロシア「ああ、ニホンちゃんよ」
ニホン「どうしたロシアノビッチ君」
カンコ「何かあったニダか?」
ロシア「この前のツアーの話ありゃ作り話だ」
ニホン「えっ、そうだったの!?」
ロシア「そうなんだよ。何か信じていた奴多かったみたいだけれどな」
ニホン「わたしもそうだったけれど」
カンコ「ウリもニダ」
ロシア「書いてる作者が一番信じてたらしいな。何か頭から信じてたらしくてな」
ニホン「そうだったんだ。それって困ったことよね」
ロシア「全くだぜ。ソース位調べてもらわないとな」
ニホン「そうよね。これからはこんなことがないようにしてもらいたいわ」
カンコ「その通りニダ。ウリのこと言えないニダよ」
ロシア「まあ書いた作者には謝罪を求めて賠償を求めないでな」
ニホン「作者さんから伝言です。『申し訳ありませんでした』」
ロシア「二度とこんなことがないように努力するからな」

164:マンセー名無しさん
09/08/05 21:33:22 sS7K0N1t
今回はまことに失礼しました。
URLリンク(obiekt.seesaa.net)

165:マンセー名無しさん
09/08/07 20:40:19 mjISgxQW
          「女装大嫌い」
フィリップ君の趣味の一つとして女装があります。彼は元々そ
の顔立ちが整っているのですから女装すればかなり似合います。
それで女装に凝っているのです。
「どうかな。今日の格好は」
「あっ、今日も中々いいな」
「似合ってるじゃない」
皆そんな彼の女の子の格好を見て言います。見れば長い髪のウ
ィッグを被ってスカートをはいてお化粧までして。完全に女の
子になっています。
そんな彼の女装は確かに好評です。それで彼もその気になって
街を歩いたりします。けれどサウジちゃんのお家でのパーティ
ーにその格好でやって来ると。

166:マンセー名無しさん
09/08/07 20:41:19 mjISgxQW
「この馬鹿者!」
「うわっ、何一体!?」
いきなりサウジちゃんが鞭を手に襲い掛かってきました。見れ
ばえらい剣幕です。
「アッラーは女装なんて豪語同断よ!」
「僕キリストなんだけれど」
「うちの家に入れば同じよ。覚悟しなさい!」
「そ、そんなーーーーーーーーっ!」
こうしてサウジちゃんに追い掛け回されてそのうえで鞭でぶた
れるフィリップ君でした。彼はそっちの趣味はなかったので災
難ではありました。

167:マンセー名無しさん
09/08/07 20:42:01 mjISgxQW
サウジアラビアで女装をしたフィリピン人達が鞭打ちに。
URLリンク(www.afpbb.com)

168:マンセー名無しさん
09/08/09 21:06:54 K2BgX6w9
           「人気が人気を呼ぶ!?」
「何じゃこりゃーーーーーーーーーーーーっ!!!!!!」
皆タイラン君のお家に来て絶叫しました。
「おいタイラン何だよこれ!」
「一体何をやったあるか!」
アメリー君もチューゴ君も血相を変えています。
「象はうちのキョーワグループのマスコットだけれどよ!」
「パンダといったらうちあるが!」
二人はそれぞれ出しています。
「あのカラーリングはねえだろうが!」
「象にパンダの色を塗って何を考えているあるか!」
「だってさ。象はうちの家のシンボルなんだよ」
タイラン君は落ち着きを取り戻せない二人に対して平然と言う
のでした。

169:マンセー名無しさん
09/08/09 21:08:01 K2BgX6w9
「それに今パンダのぬいぐるみチューゴ君から貰ったじゃない」
「あれはささやかなプレゼントあるぞ」
「それでさ。考えたんだよ」
こう言うのでした。
「パンダだけ人気が出たらいけないなって思ってね」
「それで象なのかよ」
「うん。象はうちの動物の象徴だからさ。人気が出ないと凄く
嫌だから」
「それでパンダの色にしたのかよ」
「それで、あるか」
二人も皆もこれで納得したのでした。

170:マンセー名無しさん
09/08/09 21:08:41 K2BgX6w9
「象をな」
「この色あるか」
「それでどうかな」
あらためて二人に尋ねるのでした。
「この色の象。いいかな」
「ノーコメントな」
「何も言えないある」
流石に二人も項垂れるばかりでした。皆その物凄いカラーリン
グの象を見て呆然とするだけでした。
「何かピンクのザクより凄いかも」
ニホンちゃんも今回ばかりはこれだけしか言えませんでした。

171:マンセー名無しさん
09/08/09 21:10:04 K2BgX6w9
タイで象をパンダのカラーリングに。
URLリンク(mainichi.jp)

172:マンセー名無しさん
09/08/10 03:01:49 wJLIVTs6
チューゴ君ちではは犬にパンダの模様に色を塗ってたと思うけど。

URLリンク(kirei.xsrv.jp)

173:マンセー名無しさん
09/08/11 21:53:08 Bb3F8e0m
          「アル=マージ」
エリザベスちゃんのお家でも色々とコンテストが催されていたり
します。その中でこんなコンテストがあるのでした。
『魔女コンテスト』
このコンテストの名前を見た皆の最初の感想はといいますと。
「魔女って」
「何かエリザベスらしいけれど」
何気にかなりの先入観を持たれているエリザベスちゃんです。
ですが魔女というと皆の間ではかなり楽しいイメージがあるのも
また事実です。それで何だかんだ言って町の女の子はそれぞれの
お家の魔女の格好をして参加することにしたのでした。皆もお祭
が大好きですから。

174:マンセー名無しさん
09/08/11 21:56:07 Bb3F8e0m
「ニホンちゃんはそれなのね」
「うん、巫女さん」
タイワンちゃんは京劇に出て来るみたいな異様な赤い服の夜叉か
何かみたいな格好です。そしてアーリアちゃんは艶のある赤いア
ラビア風の服を着ています。それが何かというと。
「クンドリーだ」
「ああ、ワーグナーのパルジファルの」
「あれなんだ」
二人はアーリアちゃんの説明を聞いてわかったのでした。
「そうかあ、アーリアちゃんのお家だとそれなのね」
「成程ね」
見れば皆が皆それぞれのお国の魔女になっています。そのうえで
参加するのでした。

175:マンセー名無しさん
09/08/11 21:59:10 Bb3F8e0m
こうしてコンテストがはじまりました。皆が皆それぞれの魔法を
見せます。というよりかは何かパフォーマンス大会になっていま
す。
「わたしお払いしたけれどいいのかな」
「あたしなんて何か道教の術使ったけれど」
「私のは何だ?クンドリーはキスでパルジファルを賢者にしたが」
彼女は何と勇気を出して投げキッスをしてみました。これでアー
リアちゃん優勢かと思われましたがここで。本家本元が出て来た
のでありました。
エリザベスちゃんは黒を基調としたまさに魔女そのものの格好で
出て来ました。そうして自分の作詩した魔女の詩をろうじてその
うえで蛇の形のキャンデイを皆に投げます。なおこれは彼女の手
作りです。そう、彼女が作ったのです

176:マンセー名無しさん
09/08/11 22:02:48 Bb3F8e0m
その恐るべきキャンディを食べて皆は。すぐに誰が優勝か決定し
てしまったのでした。
「これだけのキャンデイを作られるなら魔女だ!」
「間違いない!」
こう言い合って彼女が優勝となったのでした。エリザベスちゃん
はとりあえず自分がコンテストに優勝できたことは喜びました。
けれどキャンディの味が魔女の味と言われたことは。
「そんなにあれですの?」
「ううん、何ていうか」
「独特?あんまりにも」
「駄目だ、少し舐めただけで倒れそうだ」
ニホンちゃん、タイワンちゃん、アーリアちゃんの言葉です。や
っぱり彼女が作った食べ物はかなり問題があるようです。

177:マンセー名無しさん
09/08/11 22:08:19 Bb3F8e0m
イギリスでの魔女のコンテストです。優勝はカーラ=カラミティ
さんという人です。
URLリンク(cnn.co.jp)
カーラ=カラミティさん。
URLリンク(www.wookey.co.uk)
なおキャンディの味は創作です。エリザベスちゃんの料理下手と
いう設定を使わせてもらいました

178:マンセー名無しさん
09/08/11 22:10:48 Bb3F8e0m
>>172
それも何か面白そうですね。チューゴ君もそうした事をしているとは思いませんでした。
若しかしたらネタに使わせていただくかも知れません。その時はお礼を述べさせてもらい
ます。

179:マンセー名無しさん
09/08/13 21:26:10 CU3miJBW
         「いたとは思わなかった」
オージー君とニュージー君のお家にはいなくなってしまった生き物が
結構います。昔はいたのに何らかの事情でいなくなってしまった生き
物達です。
「そういえばあのトリもなあ」
「いなくなったダスな」
オージー君がニュージー君の言葉に残念な顔で頷いています。
「美味しいからって食べてたらなあ」
「いなくなってしまったダスよ」
二人と二人のお家の人達が食べてしまったのです。それでいなくなっ
てしまったのです。いなくなってからわかる寂しさでした。
「こんなんやったらあそこまで食べるんやなかったな」
「ついつい食べ過ぎてしまったダス」
二人は今はオージー家に残っているその鳥の剥製を見て話をしていま
す。ところがこの剥製を見た皆が言うのでした。

180:マンセー名無しさん
09/08/13 21:27:15 CU3miJBW
「あれっ、この鳥って」
「そうだよな、見たよな」
「うん、見た見た」
こう言うのです。それを聞いた二人はそんな筈がないと反論しました。
「そんな訳あらへんやろ。大分前におらんようになったんやで」
「それで今どうして見ることがあるダスか」
「だってよ。あそこにいる鳥が」
「それじゃないの?来てみてよ」
二人を早速そこに連れて来ました。するとそこにいたのは紛れもなく
その鳥達でした。

181:マンセー名無しさん
09/08/13 21:29:12 CU3miJBW
「嘘やろ、こんな近くにおったなんて」
「しかもこの鳥はいつも見ていたダスよ。まさかこの鳥だったダスと
は」
「まあ気付かなかったのはあれかな?とも思うけれど」
「よかったじゃない、今もいてくれて」
皆は二人と鳥達の再会を祝福してくれています。
「けれどもう食べ過ぎたら駄目よ」
「またいなくなるぞ」
「それはわかっとるって」
「そうか、今もいてくれたダスか」
まさかの再会に満面の笑顔になる二人でした。流石にもうこの鳥達を
食べようとはしませんでした。

182:マンセー名無しさん
09/08/13 21:31:27 CU3miJBW
オーストラリアとニュージーランドの間のロードハウ島で絶滅してい
たと思われた鳥が意外な形で発見されました。
URLリンク(zasshi.news.yahoo.co.jp)
DNAでこうしたこともわかるとはまことに世の中進歩しました。

183:マンセー名無しさん
09/08/15 20:42:57 4dY1aOeD
        「ネーデル君の不思議な旅」
ピンポーーーーーーン
いきなりカナディアン君のお家のチャイムが為りました。それに
気付いたカナディアン君が玄関に出て来ると。
「やあ、オージー君」
「えっ、オージー君って!?」
玄関にいたのはネーデル君です。けれど彼はカナディアン君を見
るなりいきなりこう言ってきたのです。
「ちょっと遊びに来たんだけれど。キャンベラちゃんも元気かな」
「キャンベラちゃんって」
こう言われても全く訳がわからないカナディアン君、唖然とした
ままそのうえで彼に対して言うのでした。

184:マンセー名無しさん
09/08/15 20:44:08 4dY1aOeD
「ここカナディアン家なんだけれど」
「あれっ、そういえばカナディアン君じゃない」
やっと目の前にいる人がカナディアン君だと気付いた位です。
「どうしてここにいるんだよ。君もオージー君のお家に遊びに来
たのかい?」
「いや、だからここ僕の家なんだけれど」
「オージー家じゃなくて?」
「違うんだって。何でオージーの家なんだよ」
何とネーデル君はオージー家とカナディアン家を間違えてそのう
えで来たのです。それで今カナディアン君と話をしてそのことに
気付いたのです。

185:マンセー名無しさん
09/08/15 20:45:19 4dY1aOeD
「何か間違えて来たみたいだね」
「普通間違えるの?」
カナディアン君はそこがわかりませんでした。
「僕の家とオージーの家じゃかなり離れてるし全然何もかもが違
ってるのに」
「ははは、誰にだって間違いはあるよ」
「そういえば前にエリザベスが同じ間違いしたらしいけれど」
何はともあれ次は間違えずにオージー君のお家に向かってそのうえ
で彼のお家に辿り着く事ができたネーデル君でした。本当に物凄い
間違いであります。

186:マンセー名無しさん
09/08/15 20:47:42 4dY1aOeD
オランダのある人がオーストラリアに行く所を間違えてカナダに来
てしまったお話。カナダにもシドニーという街があるそうです。
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)

187:マンセー名無しさん
09/08/17 21:18:41 seExP+vN
       「運命の日において」
今年も八月十五日が来ました。ウヨ君は以前知り合ったサクライさん
やその同志達と共にお墓参りをしています。
「何かポッポやアサヒが五月蝿いですけれどね」
「武士君、それに負けないで頑張ろう」
「はい」
今ウヨ君はサクライさんの言葉を受けてその決意を固めていました。
しかしここでお墓の外で騒ぐ人達がいました。
「お墓参り反対!」
「軍靴の足音が聞こえる!」
こんなことを叫んでいます。見ればサヨックおじさんやザイちゃんや
ザイニー君達です。ウヨ君は彼等を見て最初はまたか、と思っただけ
でした。

188:マンセー名無しさん
09/08/17 21:19:43 seExP+vN
しかし次第にウヨ君の顔色が変わっていきます。それがどうしてかと
いいますと彼等が御本家の先代の人やニッテイさんを罵倒して挙句に
は骸骨に模したりしていたからです。
それを見てウヨ君だけではありません。サクライさん達も自然に動い
ていました。そうしてそのうえで彼等を追い払いそのうえでその骸骨
を奪い返しました。皆その骸骨を忌々しげに見下ろしています。
「何て奴等だ」
「下劣にも程がある」
ですが骸骨は奪い返しました。そうしてそのうえで今サクライさんは
言いました。

189:マンセー名無しさん
09/08/17 21:20:25 seExP+vN
「武士君、この日にこれ以上はない破廉恥な行動を妨げたことは大き
いことだよ」
「大きいですか」
「うん、まずはここからだよ」
こうウヨ君に言ってきたのでした。
「これから辛いことはあってもね。諦めずに頑張ろう」
「わかりました」
ウヨ君はとても澄んだ声でサクライさんの今の言葉に頷きました。
「何があっても俺は。諦めません」
「僕も一緒だよ」
「俺もだ」
「俺もです」
「私もです」
サクライさんだけではありませんでした。他の多くの人達もウヨ君の
周りを囲んで同じ目をしています。この日はウヨ君にとってはあらた
めて特別な日となったのでした。

190:マンセー名無しさん
09/08/17 21:23:42 seExP+vN
皇紀二六六九年でしたよね。八月十五日の靖国です。
URLリンク(youmenipip.exblog.jp)
URLリンク(www.youtube.com)
参加された皆様お疲れ様でした。

191:マンセー名無しさん
09/08/19 21:57:18 f5edlHFB
          「引き裂かれたもの」
日之本家の中での選挙が近くなっています。今回の選挙はアサヒ
ちゃんやマイちゃんの強烈なプッシュもあってポッポおじさんが
かなり優勢になっています。アソウおじさんはかなり劣勢でそれ
でポッポおじさんはかなり調子にも乗っています。
「政権交代!」
「政権交代!」
口を開けばこう言います。何か他に言う事はないのか、とか果た
して中身はあるのかといった意見もありますがもうアサヒちゃん
達のプッシュのおかげで怖いものなしです。ポッポおじさんはも
う選挙に勝ったつもりでいました。

192:マンセー名無しさん
09/08/19 21:58:06 f5edlHFB
そんなポッポおじさんが今日はカゴシマの間でお話をしています。
それをニホンちゃんは少しぼんやりと、ウヨ君やにーちゃんは苦
い顔で聞いています。
「何かおじさんって」
「政権交代しか言わないじゃないか」
ウヨ君が腹立たしげな顔で言います。
「本当に他に言う事はないないのか、全く」
「そうなのかも・・・・・・ってあれ!?」
ここでニホンちゃんはふと気付きました。ポッポおじさん達の後
ろにあるミンシュグループの旗に。

193:マンセー名無しさん
09/08/19 21:59:24 f5edlHFB
「何かあのミンシュの旗って」
「・・・・・・何だあれは!?」
ウヨ君はその旗を見て思わず驚きの声をあげました。何とその旗
は日之本家の旗を切ってそれで合わせたものなのです。
驚いたその瞬間にはもう激怒でした。ウヨ君はまさに怒髪天を衝
といった有様でポッポおじさんに猛抗議するのでした。
「我が家の人間が我が家の旗を切り裂くだと!これはどういうこ
とだ!」
「そ、それはその」
抗議を受けたポッポおじさんはしどろもどろで返します。

194:マンセー名無しさん
09/08/19 22:00:15 f5edlHFB
「私達の神聖な旗をこのようにして作ったことはまことに遺憾な
事でありまして・・・・・・」
「何だと!御前の旗の方が我が家の旗より大事なのか!御前はそ
れでも我が家の人間か!」
「それはその・・・・・・」
「許さん!今度こそは許さん!」
ウヨ君は完全に怒ってしまいました。最早ポッポおじさん達と完
全に敵対してしまいました。
ウヨ君だけでなくお家の多くの人達が本気で怒ってしまいました。
にーちゃんに至っては総力を挙げて攻撃にかかっています。何か
忽ちのうちに多くの敵をお家の中に作ってしまったポッポおじさ
ん、さて選挙はどうなるのでしょうか。

195:マンセー名無しさん
09/08/19 22:01:09 f5edlHFB
民主党の国旗切り裂きです。
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
今2ちゃんはおろかネット中で祭りになっています。さて、今後
の展開が楽しみです

196:マンセー名無しさん
09/08/21 22:44:38 apG/fPpO
         「一番の美人は」
「さあ、はじめるわよ皆」
キューバちゃんの明るく元気な声が辺りに響きます。ここは
カリブ池にあるバハマ家です。ここで一番人気の女の子と言
えばキューバちゃんなので彼女が司会をしているのです。
「そういえばあたし司会ってはじめてよね。まあいいわ」
彼女も彼女なりに上機嫌です。そのうえでまた皆に対して告
げるのでした。
「それじゃあ毎年恒例の何処の国の女の子が一番なのか決め
る大会よ!」
「よし!」
「早くやれ早く!」
「出てらっしゃい可愛い娘ちゃん達!」
キューバちゃんの声に続いて女の子達が出て来ます。最初の
女の子は。

197:マンセー名無しさん
09/08/21 22:46:02 apG/fPpO
「ニホンちゃん!」
「精一杯頑張るわ。応援してね」
「前も凄かったけれど」
「今回も」
黒い着物に般若の面です。何か物凄い格好ですけれどまずは
彼女でした。
次に香ちゃん。頭に黒いチューゴ家の昔の冠を被って何かカ
ボチャというか昔の欧州丁の王子様みたいな格好です。
「僕がデザインしたあるが」
「皇帝?」
「王子様も入ってるみたいだけれど」
「兄さん、私頑張るあるよ」
にこりと笑ってお兄さんに告げる香ちゃんでした。

198:マンセー名無しさん
09/08/21 22:47:33 apG/fPpO
そして次のアテネちゃんはそのままお家の神様の姿です。
「何か黄金の杖とか持ったらそのまま」
「聖闘士引き連れそうだよな」
皆そんなアテネちゃんを見て言います。続いてはカレリア
ちゃんです。何か兵隊さんみたいな帽子を被ってそれで白
いミニの派手なドレスです。
「俺がデザインしたドレスだ、どうだよ」
「これもなあ」
「凄い格好だよな」
「優勝は私よ。兄さんはそこで見ていて」
カレワラちゃんも言います。続いて出て来たのは先生なの
ですがフラメンコ先生です。そのままフラメンコのドレス
を着ています。

199:マンセー名無しさん
09/08/21 22:48:20 apG/fPpO
「私も出ないとね。やっぱりね」
「って先生」
「先生が出るのは」
「いいじゃない。年齢制限はないわよ」
「まあそうですけど」
こうして強引に出てしまっている先生でした。続いてはラ
スカちゃんです。赤い半ズボンのレーサーです。ヘルメッ
トにはアメリー家の旗が描かれていてフラッグまで持って
います。
「当然僕がデザインだよ」
「相変わらず派手ね」
「まあらしいけれど」
「アメリー兄さんがデザインしてくれたこの服で頑張りま
す」
ラスカちゃんにこりと笑っています。そして続いてはチョ
ゴリちゃんですがその大きなチマチョゴリが出るとカンコ
君が叫びます。

200:マンセー名無しさん
09/08/21 22:49:18 apG/fPpO
「当然デザインはウリがやったニダよ。チョゴリの為にそ
れこそ三日三晩かけたニダ」
「そうか。まあ頑張ったんだな」
「マンボウにも見えるけれどな」
「ウリの為に服を作ってくれた兄さんの為にも頑張るニダ」
チョゴリちゃんはここでもいい娘です。そしてトリに出て
来たのは。
「お、おい!」
「ダントツじゃない!」
皆ベトナちゃんを見て思わず絶叫です。何と黒いアオザイ
をアレンジした服なのですがばっちり決まっています。そ
の楚々とした美貌が際立っています。

201:マンセー名無しさん
09/08/21 22:51:03 apG/fPpO
「これはいいよ」
「っていうかトップ?」
「ちなみにデザインは僕だよ」
「にいさん。私頑張る」
ホーチミン君が言いベトナちゃんは一言で言います。これ
で女の子達は出揃いました。
「さて、誰が一番になるかだけれど」
キューバちゃんはその皆を見回してからとりわけニホンち
ゃんを見ます。黒くて長い髪はアップにして下は半ズボン、
しかも脚にはピンクのストッキング。何とも派手な格好で
す。キューバちゃんもその格好に驚きながら彼女に尋ねる
のでした。
「その服のデザインって」
「武士だけれど」
「俺だと何か悪いのか?」
「・・・・・・あんたも随分派手なデザインするのね」
唖然としながらもウヨ君に言うキューバちゃんでした。彼
女的には彼のデザインとニホンちゃんが一番の驚きだった
ようです。さて、本当に誰が優勝するのでしょうか。

202:マンセー名無しさん
09/08/21 22:52:12 apG/fPpO
ミスユニバースです。とりあえず女の子がいるお家を選ん
で出しました。画像がある国だけです。
URLリンク(www.afpbb.com)
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
オランダやタイ、メキシコ、ベネズエラが注目でしたが実
は女の子のキャラがいない国だったので出せませんでした。
あとデザインをウヨ君やお兄さん達にしたのは彼女達が国
の代表だからです。登場人物多めになりました。

203:マンセー名無しさん
09/08/21 23:49:37 iQK+AwWQ
>>202
ベネゼエラの衣裳がエロっぽいね。
日本の衣裳は散々に言われている事だけど、下品で悪趣味だ。

支那の衣裳はエキセントリックだな。

204:マンセー名無しさん
09/08/23 21:32:32 50cyqTnV
        「随分と忘れていました」
「あら」
エリザベス家において。家の長老と言ってもいいビクトリア
さんがふと本棚にあった一冊の本に気付いたのでした。
「確かこの本は」
「御婆様、どうされたのですの?」
「図書館に借りていて忘れていた本よ」
見ればそれは楽譜です。本と呼ぶには少し違うものがります
けれどとにかく図書館で借りて忘れていたものでした。
「確かこれを借りたのは」
「何時ですの?」
「この前の喧嘩の時かしら」
こう言うのでした。

205:マンセー名無しさん
09/08/23 21:34:44 50cyqTnV
「確か」
「というとアルとフォークランドパンツを巡ってのですわね」
「いいえ、違うわ」
ビクトリアさんはにこちと笑ってエリザベスちゃんに答えま
した。
「これは確か」
「イラクとの喧嘩でもありませんわね」
「最近じゃないわ」
「というとフランソワーズや紫苑とアラブ組に喧嘩を売った
時か真冬と北池で鱈の取り合いした時か」
何気に物凄く場数を踏んでいるエリザベスちゃんです。

206:マンセー名無しさん
09/08/23 21:37:29 50cyqTnV
「何時ですの?それでしたら」
「第二次町内喧嘩の時よ」
ビクトリアさんはこう答えるのでした。
「これを借りたのは」
「第二次町内喧嘩といいますと」
もうかなり昔のことです。そんな昔のことなのでした。
「そんな昔ですの!?」
「けれど思い出して何よりだわ。早く返しましょう」
「何か罰金が凄そうですわね」
エリザベスちゃんはこのことを思って少しばかり心配になり
ました。今エリザベス家はお金がないからです。

207:マンセー名無しさん
09/08/23 21:40:06 50cyqTnV
「それでもですのね」
「ええ。返しに行くわ」
思い出せばもう行くと決めたビクトリアさんでした。そうし
てその楽譜を返しに行くと図書館の人もそんな楽譜のことは
忘れていました。
「そんなの貸していたんですか」
「ええ。第二次町内喧嘩の時に返しそびれてそのままだった
のよ」
「はあ。またえらい大昔ですね」
図書館の人も驚いた顔になっています。

208:マンセー名無しさん
09/08/23 21:42:54 50cyqTnV
「それじゃあ今からですね」
「罰金はどの位なのかしら」
「まああまり昔ですからねえ」
いいというのでした。とりあえず罰金は免れました。ですが
皆その話を聞いて思うのでした。
「どれだけレンタルしていたんだか」
「まあ返すのは凄いけれど」
ビクトリアさんにしてはかなり珍しいうっかりでした。その
ビクトリアさんは今日もエリザベス家で悠々自適の生活を送
って穏やかに暮らしています。

209:マンセー名無しさん
09/08/23 21:46:47 50cyqTnV
イギリスで借りていた楽譜を七十年ぶりに図書館に返した人
のお話です。
URLリンク(www.japanjournals.com)
URLリンク(newsimg.bbc.co.uk)
URLリンク(news.bbc.co.uk)

210:マンセー名無しさん
09/08/23 21:50:38 50cyqTnV
>>203
ベネズエラちゃんというキャラもいたかな?思ったのですがこれ以上キャラ出すのもな、とかも
思ったりして結局あれで止めました。
今回の我が国の服は何とも言えませんね。
中国については正直かなり驚きました。あのデザインでくるとは意外でした。

211:マンセー名無しさん
09/08/24 05:23:06 sFIG52nG
看取るスレで「イルボン嬢」というきゃらいるよーです。

URLリンク(awfuljapan.livedoor.biz)
(リンク先画像あり)

212:マンセー名無しさん
09/08/24 21:50:19 BeiVcLR/
>>210
2009年ミス・ユニバースはベネズエラの連覇、同国では今回で6人目
URLリンク(chiquita.blog17.fc2.com)

優勝おめでとう

213:マンセー名無しさん
09/08/25 20:46:14 oz3OO9U9
         「最多優勝でした」
さて、誰が一番美人で可愛いのかを決める大会、それに優勝
するのは誰かといいますと。
「前はベネズエラちゃんだったけれど」
「今度は誰かしら」
皆そのことに興味津々です。
「それにしてもこの前のベネズエラの服って」
「あれは凄かったよなあ」
「確かに」
こう言い合いもしています。
「見えそうで見えないし」
「あのギリギリのところが何とも」
「しかも水着だってかなりのものだし」
どうもファッションはかなりのもののようです。

214:マンセー名無しさん
09/08/25 20:47:08 oz3OO9U9
「それにね。あの顔立ち」
「スタイルだって子供とは思えないよな」
「若しかしたら今回も?」
ベネズエラちゃんで話がもちきりです。そんな中で優勝者が
発表されます。それは。
「ベネズエラちゃん!」
彼女でした。スポットライトが照らし出します。
「おめでとう!やったわね!」
司会のキューバちゃんが満面の笑顔でベネズエラちゃんを抱
き締めます。実はこの二人最近かなり仲がいいのです。

215:マンセー名無しさん
09/08/25 20:48:31 oz3OO9U9
「この前に続いてだし」
「そうね。六回目だし」
「えっ、六回もって」
「そんなに優勝してたの」
皆今の彼女の言葉を聞いてびっくりです。
「何時の間にそんなに優勝していたのよ」
「若しかして優勝回数トップ?」
「実はそうなのよ」
キューバちゃんが驚く皆に対して言いました。
「この娘ね、この町の美人大会で優勝した回数トップだった
りするのよ」
「何と・・・・・・」
「意外なところに美人が」
皆またしても驚きでした。

216:マンセー名無しさん
09/08/25 20:49:23 oz3OO9U9
「どう?彼女のこと気付いた?」
「お見それしました」
「まさかこんなところに凄い美人さんがいるなんて」
皆素直に頭を下げます。
「じゃあベネズエラ、トロフィーね」
「有り難う、キューバ」
満面の笑顔でキューバちゃんからのトロフィーを受け取り
ます。かくしてベネズエラちゃんは町で一番の美人という
ことになったのでありました。それも最多というさらに凄
いおまけまでついているのでした。


217:マンセー名無しさん
09/08/25 20:50:52 oz3OO9U9
>>212さんのソース使わせていただきました。有り難うご
ざいます。しかしベネズエラって凄い美人が多いようです
ね。今までカーロス=リベラとペタジーニとカブレラとラ
ミレスとマルカーノとチャベスしか知りませんでした。
URLリンク(chiquita.blog17.fc2.com)

218:マンセー名無しさん
09/08/27 21:53:27 B6PNu5hR
         「一人抜けているニダ」
社交ダンス部は今アーリアちゃんも入れますと九人います。ところが
ここでフランソワーズちゃんがこんなことを言うのでした。
「そろそろメンバーを増やしませんこと?」
「メンバーっていうと」
「あの面々かYO」
ニホンちゃんとアメリー君が彼女の言葉を聞いてすぐに言いました。
「チューゴ君にイン堂君にブジリー君に」
「それとメヒコとエジプトとあとケープだったか」
「全部六人」
「十四の家かYO」
「それを考えていますの」
あらためて二人に話すフランソワーズちゃんでした。

219:マンセー名無しさん
09/08/27 21:55:34 B6PNu5hR
「それでどうでして?」
「どうかなあ」
「僕もあまり賛成できないな」
二人はどうも消極的でした。
「とはいってももうチューゴ君達はいつも来てるし」
「正式なメンバーってわけかよ」
「僕は今回は何も言っていないあるぞ」
「僕もね」
ここでそのうちの二人であるチューゴ君とイン堂君がやって来ました。
「まあ僕としてはあまり・・・・・・とも考えているあるが」
「僕はどうかなあ。どうしようかな」
「とにかく話には出しますわよ」
フランソワーズちゃんは四人の話を聞かずに言うのでした。

220:マンセー名無しさん
09/08/27 21:59:07 B6PNu5hR
「それで宜しいですわね」
「たまには人の話聞いて欲しいんだけれど」
「とはいってもこいつとエリザベスはな」
「まず人の話は耳に入らないある」
「何でこんなんなんだろう」
四人はそれぞれ言います。しかもフランソワーズちゃんはここで一人
忘れていたのです。その一人が何処からともなく飛んで来ました。
「ウリを入れていないとはどういうことニダ!」
「あっ、カンコ君」
「その中にウリがいないとはどういう了見ニダ!ウリも入れるニダ!」
「貴方が?」
しかしフランソワーズちゃんはカンコ君を見ても口の左端をシニカル
に歪めるだけでした。

221:マンセー名無しさん
09/08/27 22:04:43 B6PNu5hR
「どうして貴方が社交ダンス部に入れまして?」
「学校のスーパースターであるウリがいないのはおかしいニダ。そんな
社交ダンス部はそれこそあの敏腕プロデューサーがいないクウガニダ!」
「あの人のせいで予算もスケジュールも滅茶苦茶になったんだけれどな」
「二人で特撮をぶっ壊そうって言ってその後どれだけ干されたあるか」
アメリー君とチューゴ君がその後ろでカンコ君の言葉に突っ込みを入れ
ます。
「そもそもニダ。社交ダンス部は一人欠員がいるニダ」
「欠員?」
「欠員って?」
ニホンちゃんとイン堂君がその言葉に首を傾げました。

222:マンセー名無しさん
09/08/27 22:08:50 B6PNu5hR
「誰か欠員っていたっけ」
「いなかったよね」
「新たに入るメンバーを入れてまずニホンにアメリー君にチューゴ君に
ロシアノビッチ君にイン堂にブジリーにメヒコにゲルマッハとアーリア
にマカロニーノにエリザベスにフランソワーズにエジプトにケープニダ。
一人足りないニダ」
「わたくし随分後ろですわね」
今のカンコ君の呼んだ順番が微妙以上に気に入らないフランソワーズち
ゃんでした。
「それでも確かに一人足りませんわね」
「誰なんだYO、その一人」
「いないとなると問題あるぞ」
アメリー君にもチューゴ君にもわからないことでした。

223:マンセー名無しさん
09/08/27 22:13:48 B6PNu5hR
「宇宙人とかな」
「狐が化けて紛れ込んでいるあるか?」
「幽霊とかじゃないかな」
「誰かが間違えて仏像とか置いていったとか」
ニホンちゃんもイン堂君もトンデモ回答を出しています。
「本当に誰なのかな?」
「僕も知らないよ」
「わたくしも。誰かいたような気はしますけれど」
フランソワーズちゃんも腕を組んで考えますがどうしても誰だったのか
思い出せません。
「誰だったか存じませんわ」
「それ見ろニダ。とはいってもウリも誰がいたのか思い出せないニダ」
「僕ずっと一緒にいるんだけれど」
誰も気付かないような声で誰かが呟きました。
「何でいつも誰も気付いてくれないんだろう。社交ダンス部にいても」
カナディアン君のことに誰も気付かないまま皆果たして誰がいたのか
考え込んでいます。まさか当人がすぐ傍にいるとは考えもしないで。


224:マンセー名無しさん
09/08/27 22:15:02 B6PNu5hR
サミットの参加国を拡大する案が出ています。
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)

225:マンセー名無しさん
09/08/28 17:53:32 BrRn1E+x
gj

226:マンセー名無しさん
09/08/29 22:52:28 dvSpLgHR
        「爆発ガールズ」
皆色々な遊びをしてそれぞれ楽しんでいます。その中には昔から
子供達の遊びの一つである爆竹もあります。
これは女の子もしていまして結構皆楽しくやっています。そんな
中でトル子ちゃんがその手に爆竹を持って火を点けました。
けれどそこで止まってしまいました。投げようとしません。皆そ
んなトル子ちゃんに首を傾げて尋ねます。
「トル子ちゃん、どうしたの?」
「投げないの?」
「ぎりぎりまで待つのよ」
不敵な笑みと共に答えるだけでした。その間も持ったままです。

227:マンセー名無しさん
09/08/29 22:56:20 dvSpLgHR
「こうやってね」
「こうやってねって」
「今にも爆発しそうじゃない」
「そう、それなのよ」
「それって?」
「何か言っている意味が」
わからないというのです。皆首を傾げてしまっています。
「そう、ギリギリで投げるのよ。もうそこまで待つスリルを楽し
んでいるのよ」
どうやらそうらしいです。そのままぎりぎりまで待ちます。そう
して遂に、という瞬間に。

228:マンセー名無しさん
09/08/29 23:00:25 dvSpLgHR

ボッカーーーーーーーーーーン

爆竹が爆発してしまいました。トル子ちゃんが持ったままです。
それによってトル子ちゃんは見事黒焦げになってしまいました。
「あれっ、ミスっちゃった」
「ミスっちゃったじゃないけれど」
「何かバカンコみたい」
「爆竹には気をつけないと駄目よ」
その真っ黒になって髪の毛もチリチリになってしまったトル子
ちゃんに対してベトナちゃんが言ってきました。

229:マンセー名無しさん
09/08/29 23:05:35 dvSpLgHR
「私もこうなったことがあるから」
こう言って見せてきたのは自分も爆竹を持ったまま爆発してそ
れで黒焦げになっている写真でした。クールな普段の彼女から
はとても想像できない姿です。
「だから気をつけて」
「そうね。それでわかったわ」
トル子ちゃんも爆発してみてはじめてわかったことでした。
「爆竹も危険なのね」
「ええ。だからね」
最後にベトナちゃんの忠告をしっかりと聞くトルコちゃんでし
た。爆竹は本当に危険です。

230:マンセー名無しさん
09/08/29 23:10:38 dvSpLgHR
トルコで居眠りをした兵隊さんのお仕置きに安全ピンを抜いた
手榴弾を持たせて爆発させてしまった事件です。それとベトナ
ムでの事件です。子供らしく爆竹にしてアレンジもしました。
URLリンク(www.yonhapnews.co.kr)
URLリンク(www.hurriyetdailynews.com)
URLリンク(www.hurriyetdailynews.com)
URLリンク(www.viet-jo.com)

231:マンセー名無しさん
09/08/31 23:08:03 LL+UDb3a
        「あらためて見てみると」
「兄さん、ウリ思うニダが」
「どうしたニダ?急に」
カンコ君はお家の中で自分の方に来てそのうえで声をかけてきた
チョゴリちゃんに対して言葉を返しました。二人共今はお家の中
でくつろいでいます。
「あらたまって。何があったニダ」
「この前の町出の一番さん美人さんが誰か決める大会だったニダ
が」
「負けたことは仕方ないニダ」
そのチョゴリちゃんの言葉に優しく慰めの言葉をかけるカンコ君
でした。妹にはとにかく優しいです。

232:マンセー名無しさん
09/08/31 23:11:26 LL+UDb3a
「次があるニダよ」
「そうではなくて服をあらためて見るニダ」
「服!?」
「そうニダ。ウリの服は兄さんがデザインしてくれたニダな」
「その通りニダ」
それはまさにその通りだったので素直に答えるカンコ君でした。
「それがどうかしたニダか?あのデザインは御前に会っていると
思っていたニダが」
「他のお家のを見てみるニダよ」
こう言ってそれぞれのお家の服を見せるのでした。着ている女の
子がそのまま着ている写真です。

233:マンセー名無しさん
09/08/31 23:16:08 LL+UDb3a
「あらためて見てどう思うニダ?」
「・・・・・・ペルーは何処の異世界から来たニダ?」
まずはペルーちゃんの服装を見てカンコ君唖然です。
「牛の角を生やしているのは儀式に使うニダか?」
「アーリアさんはニーベルングの指輪に見えるニダよ」
「・・・・・・フライアだと思うニダがよくわからないニダ」
カンコ君が呆然となっています。これは滅多にないことです。む
しろ他人を唖然、呆然とさせるのが彼ですから。
「エリザベスさんもよく見たら」
「あいつは何を考えてこんな格好したニダ。悪の魔法使いニダか」
「ニホンさんや香やラスカに驚いていたニダが他にも」
「・・・・・・斧とか弓矢とか楯とか持っている奴がいるのはウ
リの気のせいニダか?」
カンコ君もう自分の見ているものを信じていません。

234:マンセー名無しさん
09/08/31 23:19:25 LL+UDb3a
「気のせいではないニダ。天使までいるニダよ」
「ウリはこいつをニホンの家のゲームで見たニダよ」
何か変わったところから出て来ている天使を見ての言葉です。
「そのままではないニダ?」
「ファイナルファンタジーⅥニダな」
「それニダ」
完全に目が点になっている二人。けれどこの中でチョゴリちゃん
は言うのでした。
「兄さん、もっと冒険してもよくないニダか?今度の大会は」
「・・・・・・流石にウリには無理ニダ」
けれどカンコ君はもうお腹一杯でした。
「ここまで壮絶なデザインはできないニダよ」
「そうニダか」
そう言われて何故かがっかりのチョゴリちゃんでした。実はもっ
と凄い服を着たいのでしょうか。何を以って凄いのかというとど
うにもあさっての方向にいっているようですが。


235:マンセー名無しさん
09/08/31 23:23:27 LL+UDb3a
あらためて見るミスユニバースでの各国の服です。もう何が何な
のか。
URLリンク(chiquita.blog17.fc2.com)
URLリンク(blog.livedoor.jp)

236:マンセー名無しさん
09/08/31 23:25:57 HL1AoQDU
>>231-234
乙です
文字だけみてると、なんだかカオスだなぁ・・・

237:マンセー名無しさん
09/09/02 21:57:19 c0KmrzZK
          「究極最終メニュー」
町で一番の美人を決める大会に大きく遅れを取ったというか常識
を発揮してしまって大人しいデザインにしてしまったカンコ君、
彼は唖然としましたがここで何故か不可思議な対抗心も芽生えさ
せてしまったのです。
「この挽回は必ずするニダ」
別に誓わなくてもいい誓いをしました。そして。
クラスのお料理の時間、今回はそれぞれオリジナルメニューを作
ることになっています。そこでカンコ君は何かに取り憑かれたよ
うに何かを必死に作っています。
「何やってんだ?あれ」
「わからないある」
アメリー君とチューゴ君がまず眉を顰めさせました。

238:マンセー名無しさん
09/09/02 22:01:18 c0KmrzZK
「何か普段と違うあるが」
「料理赤くねえぞ、そういえば」
「キムチ使ってないみたい」
ニホンちゃんがこのことに気付きました。
「そもそも大蒜や唐辛子も」
「その二つ使わねえって」
「カンコの料理あるか!?」
二人はニホンちゃんの言葉を聞いて怪訝な顔になりました。彼等
も彼等でそれぞれのメニューを作ってはいます。
「お魚とお米使ってるけれど」
「んっ!?ニホンちゃんの料理の真似か?」
「何か普通過ぎるあるな」
その作っている様子を見て皆さらにその表情に怪訝な色を深く強
くさせました。

239:マンセー名無しさん
09/09/02 22:06:07 c0KmrzZK
「けれどまあ見させてもらうか」
「そうするあるか」
今どうこう言っても何にもなりません。皆とりあえず今は様子を
見るだけでした。そうして食べる時間です。
「わたしはお握りと卵焼き」
「僕はハンバーガーとサラダな」
「刀削麺と炒飯あるぞ」
それぞれのメニューを皆に出してみせています。とりあえず多く
の面々はごく普通の料理です。そしてカンコ君の料理は何かとい
いますと。

240:マンセー名無しさん
09/09/02 22:11:09 c0KmrzZK
「それで何だ?」
「随分真面目に作っていたあるが」
「何なの?カンコ君」
アメリー君とチューゴ君、それにニホンちゃんがまず来てそれに
皆が続きます。そのうえでカンコ君のところに行くと。
「素材を生かした新メニューニダ」
「新メニューなの」
「それがこれニダ・・・・・・見るニダ!」
皆の前にその新メニューが姿を現わしたその瞬間でした。即座に
調理実習室で大爆発が起こりました。ガスにまで引火してとんで
もない爆発となりました。

241:マンセー名無しさん
09/09/02 22:16:52 c0KmrzZK
「な、何だそれは!」
「何をやったあるか!」
その大爆発から最初に立ち直ったアメリー君とチューゴ君は速攻
で突っ込みを入れます。二人共真っ黒になっています。当然服は
ボロボロに焦げて髪の毛もチリチリです。
「その料理は何なんだYO!」
「爆弾あるか!」
「爆弾ではないニダ、料理ニダ」
けれどカンコ君はこう言うのでした。
「御飯に鮎を入れたものニダ」
何とあまり炊けていない如何にも硬そうな御飯に頭から何匹かの
鮎が頭から突き刺さっています。鮎にしろ生焼けです。尻尾だけ
が無惨に出ています。

242:マンセー名無しさん
09/09/02 22:22:17 c0KmrzZK
「それがウリの新しいメニューニダ」
「それが料理かYO・・・・・・」
「幾ら何でも無茶苦茶あるぞ」
「あの、カンコ君」
ニホンちゃんも黒焦げになりながらもカンコ君に尋ねます。当然
皆爆発のせいで真っ黒になっています。
「それ食べられるの?」
「ウリが作ったものニダ。絶対に大丈夫ニダ」
「何があっても食べないからな」
「そもそも何をどうやったらそんな料理ができるあるか」
「もう何が何だか」
三人だけでなく皆唖然でした。

243:マンセー名無しさん
09/09/02 22:24:13 c0KmrzZK
「これは流石に」
「無理」
「っていうか有り得ない、マジで」
カンコ君は思わぬところで暴走を見せることになりました。彼ら
しいと言えば彼らしいのでありますけれど。なおこのメニューは
誰も食べませんでした。
「なじぇ誰も食べないニダ。ウリはとても悲しいニダ」
「やかましい!見ただけで大爆発起こす料理作りやがって!」
「何処をどう言ったらあんなものが作れるあるか!」
流石に今回は袋にはされませんでしたが一斉に突っ込みを入れら
れるカンコ君なのでした。

244:マンセー名無しさん
09/09/02 22:31:08 c0KmrzZK
あのスケキヨ丼です。何度見ても凄い。
URLリンク(www5b.biglobe.ne.jp)
AAもどうぞ。
URLリンク(riceballman.fc2web.com)

245:マンセー名無しさん
09/09/02 22:37:26 c0KmrzZK
>>236
はい、各国の衣装をあらためて見ますとどれも壮絶だったのでもう一度ネタにさせて
もらいました。
最早ここまでくるとGガンダムとかRPGの世界に本当に思えます。それも一国だけ
ではなく殆どの国がそうした状況です。今年のミスユニバースはカオス過ぎました。

246:マンセー名無しさん
09/09/04 22:30:53 RcmTAGnb
      「バザーで大発見」
皆フィリップ君がが自分のお家の中において開いているバザー
に参加しています。彼のお家も何だかんだで発展はしてきてい
るようです。
「何か紆余曲折ばっかりしてるけれどね」
「それでもかなりよくなったじゃない」
タイワンちゃんが彼に対して告げます。
「アメリー君のところから出て行った時に比べればそれこそも
う」
「まあね。それは確かにね」
このことは他ならない彼が一番自覚していることです。

247:マンセー名無しさん
09/09/04 22:35:28 RcmTAGnb
「本当に。色々な食べ物も手に入るようになったしね」
「そうよね。このウズラなんか特に美味しそうよね」
「あれっ、フィリップ君このウズラって」
ここでニホンちゃんがフィリップ君が手に持ったそのウズラを
見て驚きの声をあげました。
「何でこんなところにいるの?」
「何でって食べる為にだよ」
フィリップ君は何を今更といった口調でニホンちゃんに返しま
した。
「ニホンちゃんだってウズラ食べるじゃない」
「そうじゃなくてこのウズラって」
ニホンちゃんはそのウズラ自体を見て言うのです。

248:マンセー名無しさん
09/09/04 22:40:59 RcmTAGnb
「確かもういなくなったウズラなじゃないの?」
「あれっ、そういえば」
「このウズラって」
タイワンちゃんもここで気付いたのでした。
「もういなくなったって言われてるやつじゃない。何でいるの
よ今ここに」
「何でだろうね」
持っているフィリップ君にもわからないことでした。
「まだいたんだ」
「いたんだじゃなくてこんなの食べたら駄目よ」
ニホンちゃんはすぐにそのウズラを保護しにかかりました。

249:マンセー名無しさん
09/09/04 22:44:51 RcmTAGnb
「とにかくまだいたってわかったんだし。だからね」
「うん。じゃあ食べるのは」
「他のウズラに決まってるでしょ」
タイワンちゃんが呆れた顔でフィリップ君に突っ込みを入れま
す。
「それともまさか食べてまたいなくなりましたってするつもり
なの?あんた」
「それじゃあここはやっぱり」
「他のウズラよ、いいわね」
こうしてフィリップ君は他のウズラを食べることになりました。
本当に何時何処で何が発見されるのかわかったものではありま
せん。とはいっても何故かフィリップ君は結局そのウズラを食
べちゃったとかどうとか。食欲には勝てないのかも知れません。

250:マンセー名無しさん
09/09/04 22:49:18 RcmTAGnb
フィリピンで折角見つかったウズラが食肉市場に。お話を少しアレンジしました。
URLリンク(www.nationalgeographic.co.jp)

251:マンセー名無しさん
09/09/06 21:49:58 c3psNNmA
         「メーテルさんと乙男さん」
ニホンちゃんもウヨ君も時間があれば誰かの家に御呼ばれしています。
とにかく人気者のこの二人ですが今日はチョゴリちゃんとタイワンちゃ
んに御呼ばれでした。
「ウリはとっておきの服で待っているニダ」
「あたしは腕によりをかけて御馳走するから」
「それで今日は二人だけれど」
「服?御馳走?」
ウヨ君はこのことがかなり気になりました。
「一体どんなのかな」
「とりあえず言ってみないとわからないけれど」
「そうなんだよな。じゃあ行こう、姉さん」
「ええ」
こうして二人でまずはチョゴリちゃんのお家に行くことになりました。
つまりまずはカンコ家にお邪魔したわけです。

252:マンセー名無しさん
09/09/06 21:53:55 c3psNNmA
しかし何と向こうから出迎えが来ました。来たのは。黒い毛皮のあっ
たかそうな丈の長いコートとこれまた黒い毛皮の高い帽子のチョゴリ
ちゃんでした。おまけに車掌さん姿のカンコ君までいます。
「ウヨ君、出迎えに来たニダよ」
「ニホン、わざわざ来てやってニダ。感謝しる」
「出迎えに来たのはいいんだが」
「二人共その格好は」
「これがサービスニダ」
「どうニダ?似合うニダか?」
何とも言えない格好です。というよりはこの格好は。ウヨ君もニホン
ちゃんも一旦顔を見合わせてから二人に言うのでした。

253:マンセー名無しさん
09/09/06 21:58:42 c3psNNmA
「おい、その格好は」
「物凄く怒る人がいるから危ないけれどいいの?」
「そんなことはケンチャナヨニダ」
いつものケンチャナヨ節で全てを無効化してしまうカンコ君でした。
「向こうが気付かなければいいニダ。何、気付いても知らぬ存ぜぬで
かわしてしまえばいいニダ」
「それってどうにもならないと思うけれど」
ニホンちゃんはこう思いましたがそれ以上はとても言えませんでした。
とりあえずチョゴリちゃんがウヨ君に可愛く笑って言ってきているの
は目に入りました。

254:マンセー名無しさん
09/09/06 22:03:26 c3psNNmA
「どうニダ?似合うニダか?」
「そうだな。似合うことは似合う」
「ウヨ君に言ってもらうと嬉しいニダよ。兄さんと二人で徹夜で作っ
たかいがあったニダよ」
「これもサービスニダ。ニホン、感謝するニダよ」
「うん。それじゃあ」
とりあえずカンコ君のその招待を受けてからカンコ家に行ってそこで
四人で遊んだニホンちゃん。続いてタイワンちゃんのお家に来ると出
て来たのは肉じゃがでした。
「肉じゃがですか」
「タイワンちゃん、御馳走ってそれだったの」
「ええ、そうよ」
その肉じゃがを出したタイワンちゃんがにこりと笑って二人に告げる
のでした。

255:マンセー名無しさん
09/09/06 22:08:08 c3psNNmA
「どう?ニホンちゃんとこの料理をね」
「それはそうですけれど」
「何でまた肉じゃがなの?美味しくて栄養があるのは確かだけれど」
「決まってるじゃない。ニホンちゃんと一緒になる為じゃない」
ここでついつい口を滑らしてしまったタイワンちゃんでした。
「それで将来はニホンちゃんのお婿さんにあたしがねって。まあ性別
は性別だけれどそんなの気にしないでね」
「ちょっと以上に気になるけれど」
「あの、幾ら何でも女同士なのは」
「いやね、冗談よ」
流石に自分の失言に気付いたのでしょうか、咄嗟にこう言います。

256:マンセー名無しさん
09/09/06 22:12:49 c3psNNmA
「あたしだって女の子だし。男の子としか結婚できないってわかって
いるわよ」
「だといいけれど」
「けれどどう?」
それでも何故かニホンちゃんに顔を向けながら尋ねてくるのでした。
「肉じゃがって家庭的な料理じゃない?そうでしょ?」
「まあそうだけれど」
それは誰よりもよくわかるニホンちゃんでした。何故ならその肉じゃ
がのお家ですから。
「それにどうかしら。あたしのエプロン姿」
今度はくるくると回りながら自分のエプロン姿をとりわけニホンちゃ
んにことさら見せてきます。

257:マンセー名無しさん
09/09/06 22:16:43 c3psNNmA
「いいお婿さん・・・・・・いえお嫁さんになれるわよね、あたし」
「まあそうだけれど」
「タイワンさん、若しかして」
ここでふと思うウヨ君でした。
「乙男なのか?女の人だけれど」
「じゃあ私は乙女?」
ニホンちゃんは今のウヨ君の言葉を聞いてふと思いました。
「ええと、漫画じゃ確か男の子がヒロインなのよね」
「だから姉さんが女の子だけれど男の子でヒロインで」
「タイワンちゃんが女の子だけれど女の子でヒーロー?」
ここでニホンちゃんがこう言いました。

258:マンセー名無しさん
09/09/06 22:17:50 c3psNNmA
「何か言っていてわからなくなってきたな」
「本当ね」
「さあ、あたしこれからも頑張るわよ」
妙な話をしてしまいこんがらがってしまった二人をよそにまた言う
タイワンちゃんでした。
「ニホンちゃんの為に美味しいものを食べてヒーローにね」
「やっぱり乙男だよな、タイワンさんって」
「この場合乙女なのかしら」
「少なくてもヒーローだよ」
「それでわたしがヒロインなのかしら」
どうもその辺りはこんがらがる二人でした。けれどその横ではタイ
ワンちゃんが相変わらずせっせとニホンちゃんにアプローチするの
でした。もう何が何だか。

259:マンセー名無しさん
09/09/06 22:18:48 c3psNNmA
韓国のスリーナインと台湾の肉じゃがです。最後の方は今フジテレ
ビでやっているドラマ『乙男』を元ネタにしました。
URLリンク(news.biglobe.ne.jp)
URLリンク(news.searchina.ne.jp)

260:マンセー名無しさん
09/09/06 22:43:37 QY6iqmVq
ID:c3psNNmA
もしかしたら、誰も読んでないかもしれないぞ

261:マンセー名無しさん
09/09/07 00:31:50 JWuaHNi3
悪い、このスレに誤爆した。謝罪はするが賠償は勘弁な。
URLリンク(www.soutokufu.com)

262:マンセー名無しさん
09/09/07 11:18:13 Slyvw0T0
今日は熱血君が書かない日

263:マンセー名無しさん
09/09/08 22:24:31 DXOtYq9a
         「ダーリン愛してる」
乙男ということにされてしまったというか何故かタイワンちゃん
に肉じゃがを御馳走になったニホンちゃんですがこのことはすぐ
にクラスの皆に伝わりました。これを聞いた男組の反応がこれま
た実にアナーキーでした。

         ナ ゝ   ナ ゝ /    十_"    ー;=‐         |! |!   
          cト    cト /^、_ノ  | 、.__ つ  (.__    ̄ ̄ ̄ ̄   ・ ・   
                                             
            ,. -─- 、._               ,. -─v─- 、._     _
            ,. ‐'´      `‐、        __, ‐'´           ヽ, ‐''´~   `´ ̄`‐、
       /           ヽ、_/)ノ   ≦         ヽ‐'´            `‐、
      /     / ̄~`'''‐- 、.._   ノ   ≦         ≦               ヽ
      i.    /          ̄l 7    1  イ/l/|ヘ ヽヘ ≦   , ,ヘ 、           i
      ,!ヘ. / ‐- 、._   u    |/      l |/ ! ! | ヾ ヾ ヽ_、l イ/l/|/ヽlヘト、      │
.      |〃、!ミ:   -─ゝ、    __ .l         レ二ヽ、 、__∠´_ |/ | ! |  | ヾ ヾヘト、    l
      !_ヒ;    L(.:)_ `ー'"〈:)_,` /       riヽ_(:)_i  '_(:)_/ ! ‐;-、   、__,._-─‐ヽ. ,.-'、
      /`゙i u       ´    ヽ  !        !{   ,!   `   ( } ' (:)〉  ´(.:)`i    |//ニ !
    _/:::::::!             ,,..ゝ!       ゙!   ヽ '      .゙!  7     ̄    | トy'/
_,,. -‐ヘ::::::::::::::ヽ、    r'´~`''‐、  /        !、  ‐=ニ⊃    /!  `ヽ"    u    ;-‐i´
 !    \::::::::::::::ヽ   `ー─ ' /             ヽ  ‐-   / ヽ  ` ̄二)      /ヽト、
 i、     \:::::::::::::::..、  ~" /             ヽ.___,./  //ヽ、 ー        


264:マンセー名無しさん
09/09/08 22:28:51 DXOtYq9a
いきなりこんな顔で騒ぎだします。のっけからアナーキーな有様
です。
「タイワンちゃんがニホンちゃんを狙ってる!?」
「乙女になろうとしているだと!」
「ヒーローになるつもりかよ!」
ニホンちゃんがヒロインならタイワンちゃんはヒーローになって
しまう訳で。女の子でもヒーローになれるようです。
「まあ最近のニホンちゃんの漫画やアニメって男でもヒロインに
なったりするしな」
「ガンダ○O○のティエリアとかな」
「あのお姫様より奇麗な女装だったしな」
「グラヴ○○ンだと○牙とかな」
皆ニホンちゃんのお家のアニメとかに異様に詳しいようです。何
はともあれタイワンちゃんにニホンちゃんを取られるのではない
のかと勝手に想像しています。それで勝った行動は。なお一連の
話を小柄な人物が物陰から聞いていたのには気付いていませんで
した。

265:マンセー名無しさん
09/09/08 22:34:27 DXOtYq9a
ニホンちゃんが学校で女の子達と一緒にいるとです。いきなり袴
姿にカラーの覆面という異形の一団が出て来なくてもいいのに六
人も出て来ました。
「男が嫉妬に燃える時!」
「嫉妬マスクを呼ぶ合図!」
「何この歌」
「無意味に名曲だけれど」
嫉妬マスクのテーマに乗って現われたその一団、奇怪なポージン
グをして叫ぶのでした。
「乙男レッド!」
「乙男ブルー!」
「乙男イエロー!」
「乙男グリーン!」
「乙男ブラック!」
「乙男ピンク!」
六人勢揃いです。女の子達はその六人を見てまずは唖然です。そ
の次に大体誰が誰なのかわかったのでした。

266:マンセー名無しさん
09/09/08 22:40:11 DXOtYq9a
「赤がアメリーよね、青がチューゴで」
「絶対にね。どうせ赤がリーダーで青が参謀とかそんなので決め
か何かよね」
「黄色のイン堂はカレー?緑のロシアノビッチは自分の家に腐る
程ある木で黒のマカロニーノは格好つけかしら。それともベニト
おじさんかしら」
ここまではおよそわかりました。けれど最後のピンクがわからな
いのでした。
「カンコは今チョゴリちゃんのクラスに行ってるし」
「やけに小さいけれど誰かしら」
「ええい、僕はアメリーじゃねえYO!」
「チューゴではないあるぞ!乙男ブルーある!」
自分で手を挙げてすらいます。ある意味物凄いです。

267:マンセー名無しさん
09/09/08 22:45:41 DXOtYq9a
「とにかく我等乙男戦隊オトメンジャー!」
「ニホンちゃんを招待したい!」
「えっと、わたし?」
とりあえずいきなり和服で自分の前に出て来た六人に顔を向けは
しました。
「わたしを?」
「そうさ。まずは僕の家だけれど世界一華やかなニューヨークの
間にワシントンの間の桜の並木道、ロスのお池でサーフィンとか
テキサスの荒野で西部劇堪能とかね」
「四人のシェフが待っているあるぞ。南には風光明媚な水墨画み
たいな世界に黄鶴楼、香もいるあるし北にはあの壁も健在あるぞ。
悠久の歴史ある」
「やっぱりタージ=マハールだよ。それに聖なるガンジスで穢れ
を洗い落としてエステも楽しめるよ。僕の家の映画はもう今町の
皆の話題の的だよ」
このモロバレの三人の次は。

268:マンセー名無しさん
09/09/08 22:50:05 DXOtYq9a
「俺の家のモスクワの間の赤い城の模型見て驚くなよ。サンクト
ペテルブルグの間なんかもう最高だぜ。ただちょっと骨が出て来
たりなんて噂もあるがまあ気にするな。あとサウナもいいぜ」
「もうね、僕の家は観光なら何でもあるよ。ほら、ローマの間な
んて歴史の勉強ができるしちょっと落ち着きたくなったらパスタ
にワインとかでゆっくりオペラなんてどうかな」
五人がそれぞれ宣伝します。もう自分がそれぞれ何処の誰なのか
もう自白していますがそれは一向に気付いていないようです。も
っとも皆誰が誰なのかわかっていますので一向に気にしていませ
ん。問題は最後の一人です。


269:マンセー名無しさん
09/09/08 22:53:07 DXOtYq9a
「ピンクはヒロインの色なのに」
「何の言わないってどういうことなの?」
皆それが不思議でした。ピンクだけとにかく何も言わないのです。
身動き一つしません。それを見て怪訝な顔になることしきりでし
た。
「本当に誰かしら」
「あれって」
皆が首を傾げているうちにです。五人はそれぞれ仲間割れをはじ
めてしまいました。ニホンちゃんが誰のお家に行くべきか。それ
をニホンちゃんの意見を聞かずに争いだしたのです。

270:マンセー名無しさん
09/09/08 22:55:55 DXOtYq9a
「だから僕の家なんだYO!」
「僕の家あるぞ!」
「いいや、僕の家でカレーを食べるんだ!」
「黙ってろ、俺の家しかねえだろ!」
ブラックは弱いらしくて真っ先に倒されてしまいました。それで
今は四人で争っています。
けれどその間にピンクがすすす、と動いてさっとニホンちゃんの
手を取ると。すぐにヒロインを連れ去ったのでした。
「これで決まりね。ニホンちゃんは今日もあたしのお家で御馳走
になるのよ」
「あっ、本当の乙男!」
「タイワン!」
ニホンちゃんを傍らに抱いて察そうとマスクを取った彼女は何と。
タイワンちゃんでした。謎のピンクは彼女でした。

271:マンセー名無しさん
09/09/08 22:59:19 DXOtYq9a
「一番最初にニホンちゃんをゲットした人が今日ニホンちゃんを
お家に招待する約束ね。じゃあこれで決まりね」
「そんな決まりあったの」
ヒロインなのに話に完全に置いてけぼりだったニホンちゃんは少
し呆然となって自分を左手で抱き締めるタイワンちゃんに尋ねま
した。確かに今の二人はヒーローにヒロインです。何時の間にか
教室の出口のところにいます。
「わたし全然知らなかったけれど」
「そうなのよ。まあ今日もうちで御願いね」
この強引な申し出にニホンちゃんはただ頷くばかりでした。完全
にタイワンちゃんのペースで話を進められています。

272:マンセー名無しさん
09/09/08 23:03:03 DXOtYq9a
「え、ええ」
「くそっ、抜け駆けされたな」
「しかも何かエンディングと同じような展開」
「確かに」
女の子が男の子の手を取って逃げる終わりの曲のことは皆も知
っていました。今が丁度それだったのです。
「あとはあんた達がニホンちゃんとタイワンに返り討ちにされ
るだけだけれど」
「どう?」
この女の子達のかなり意地悪な問いにレッドとブルーが五人を
代表してかなり忌々しげな声で答えます。顔はマスクに隠れて
いますがそれも大体想像できる声で。

273:マンセー名無しさん
09/09/08 23:05:29 DXOtYq9a
「それはお断りだYO」
「そこまで合わせるつもりはないある」
彼等も流石にそれは断るのでした。何はともあれ今日もニホン
ちゃんはタイワンちゃんのお家に御呼ばれすることになったの
でした。
「何か話が無茶苦茶だけれど」
「いいじゃない。今日は肉じゃがじゃなくて飲茶と麺類をもう
たっぷり作るから二人で食べましょう」
「うん、それじゃあ」
こうしてヒロインは目出度くヒーローと結ばれハッピーエンド
となりました。それに嫉妬する人がかなりいるようですけれど
それでもハッピーエンドなのでした。

274:マンセー名無しさん
09/09/08 23:06:32 DXOtYq9a
各国の観光です。元ネタは乙男の海での話の袴の戦隊ものと最
後の歌、それとパッパラ隊のしっとマスクのテーマより。色は
かなり主観です。
URLリンク(www.discoveramerica.com)
URLリンク(www.cnta.jp)
URLリンク(homepage2.nifty.com)
URLリンク(homepage2.nifty.com)
URLリンク(www.russia-emb.jp)
URLリンク(www.amoitalia.com)
URLリンク(italia.wingstone.net)
かなりの長篇になりました。長いと思われた方には謝罪しますが
賠償はいたしません。

275:マンセー名無しさん
09/09/08 23:44:52 4fEdvUYX
レス数を稼ぎたいからって、細かく刻み杉。
早く本スレに追いつくといいね(藁

276:マンセー名無しさん
09/09/09 07:09:32 EBAEgy4X
今日の夜に反委員会が火病ります
しばらくお待ちください

277:マンセー名無しさん
09/09/10 22:33:31 Hih3QK5S
         「二人のお母さん」
ニホンちゃんにもニホンパパさんとニホンママさんという
御両親がいます。そして当然ながらオージー君やニュージ
ー君にも御両親がいます。
「そういえば二人のお父さんとお母さんって見たことない
けれど」
「何を言っているダスかニホンちゃん!」
「幾ら親友同士でもそれは聞き捨てならへんで!」
鯨のことでニホンちゃんとこの二人はいがみ合うことが多
かったりしますがそれでも様々な交流があったりします。
そのお付き合いは家ぐるみでかなり深いものになっている
のが現実です。もっともニホンちゃんのお家はそうした相
手がかなり多いのですけれど。

278:マンセー名無しさん
09/09/10 22:41:15 Hih3QK5S
「ワスにもちゃんとパパとママがいるダスよ」
「わいのお母ちゃんはニホンちゃんのお家にもかなり来た
ことがあるんやけれどな」
「えっ、そうだったの!?」
ニホンちゃんは今のニュージー君の言葉に思わず声をあげ
てしまいました。
「ニュージー君のお母さんがわたしの家に何度もって」
「歌手なんやけれど、わいのお母ちゃん」
ニュージー君はここで言うのでした。
「それ知らんかったんか?」
「歌手でニュージー君のお家の人って」
ニホンちゃんは彼の話を聞いてそこから記憶を辿るのでし
た。そうして当たったのは。

279:マンセー名無しさん
09/09/10 22:46:21 Hih3QK5S
「あのオペラ歌手の人?」
「そや。毎年みたいに来てるやろ?」
「ええ。あの人だったら」
「もともとわいの家におったお爺ちゃんとエリザベスの家
から来たお婆ちゃんの間に産まれてな」
ニュージー君のお母さんはそういう人だったのです。この
人のお家も結構複雑でエリザベスちゃんのお家から来た人
と元から住んでいた人が一緒になっているのです。そして
一緒になるまでに随分と色々なことがあったりもしていま
す。


280:マンセー名無しさん
09/09/10 22:51:39 Hih3QK5S
「それでお父ちゃんと結婚してわいが産まれたんやで」
「そうだったんだ。ニュージー君のお母さんってあの人だ
たんだ」
「どや、別嬪さんやろうちのお母ちゃん」
ここでさりげなく自分のお母さんのことも自慢するニュー
ジー君であります。この辺りは結構子供らしいです。何だ
かんだ言って皆まだ小学五年生ですし。
「世界中飛び回ってマカロニーノの家のオペラもゲルマッ
ハの家のオペラも歌ってんねんで」
「あの人は確かに凄いわね」
「ワスのママもダスよ」
ニュージー君に負けじとオージー君も言ってきました。

281:マンセー名無しさん
09/09/10 22:57:01 Hih3QK5S
「ワスのママも一度ニホンちゃんのお家にアメリーの家の
メトロポリタン公演で来たことがあるダスが」
「御免なさい、ちょっと覚えていないわ」
「どういうわけかママはニホンちゃんのお家に縁がないダ
スがそれでも町で有名な歌手の一人ダスよ」
それでもオージー君はこのことを強調します。
「パパが指揮をしていつも二人で頑張ってるダスよ。その
間にワスとキャンベラも育ててくれるし刺繍も好きなとて
も家庭的な人ダスよ」
「ふうん、そうだったの」
オージー君のお家のことを今はじめて知ったニホンちゃん
でした。これはとても意外なことでした。

282:マンセー名無しさん
09/09/10 23:01:56 GSXLxjUc
熱血オンライン

283:マンセー名無しさん
09/09/10 23:02:33 Hih3QK5S
「オージー君のお母さんってそういう人だったの」
「歌の技術が凄いダスよ。一度聴いてみるといいダス」
「わかったわ。じゃあ機会があれば」
「それでダス」
ここでオージー君はあるデザートを出してきました。それ
も三人分です。
「このお菓子は?」
「ワスとキャンベラがママの為に作ったお菓子ダス」
こうニホンちゃんに対して説明します。
「名付けて『ラ=ストゥペンダ』ダス。ママの仇名をその
まま使ったダスよ」
それがそのお菓子の名前なのでした。それを三人で食べよ
うというのです。

284:マンセー名無しさん
09/09/10 23:05:53 Hih3QK5S
「さあ、これを食べて」
「わいの歌も聴いてくれへんかな」
今度はニュージー君がにこりと笑って立ち上がりました。
そうしてそのうえで歌う歌は。
「あれっ、エリザベスちゃんのお家の言葉と」
もう一つあったのでした。そちらはニホンちゃんがあまり
聴いていない言葉でした。その言葉が何かといいますと。
「これがお爺ちゃんの言葉なんや」
「ニュージー君のお家に前からいた人達の言葉なのね」
「最近はエリザベスの家の言葉とこの言葉両方でわいの家
の歌を歌うことにしてん」
こう話すのでした。

285:マンセー名無しさん
09/09/10 23:10:14 Hih3QK5S
「お母ちゃんのルーツをそのまま歌ってるんやで」
「そうね。そういえば何かニュージー君の後ろに」
何時の間にかその前からいた人達が出て来て後ろで踊って
います。結構異様なものもありますが流石に血を引いてい
るせいかニュージー君と一緒だと絵になっています。
「さあニホンちゃん食べるダスよ」
「ええ。それじゃあ」
そうしてオージー君の差し出してくれたそのお貸しも食べ
ます。今日はオージー君とニュージー君の家族のことも、
そして意外な一面を知って満足したニホンちゃんでした。


286:マンセー名無しさん
09/09/10 23:15:37 Hih3QK5S
オージー君とニュージー君の親のお話です。オージー君の
お母さんはオーストラリアのオペラ歌手ジョーン=サザー
ランド、お父さんは指揮者のリチャード=ボニング、ニュ
ージー君のお母さんは同じくオペラ歌手のキリ=テ=カナ
ワです。
URLリンク(www.hmv.co.jp)
URLリンク(keyaki.blog.so-net.ne.jp)
URLリンク(www5.plala.or.jp)
URLリンク(www.neowing.co.jp)
URLリンク(emimusic.jp)
URLリンク(www.sonymusic.co.jp)
URLリンク(www.geocities.co.jp)
本としての資料は石戸谷結子さんの『オペラ歌手はなぜ
モテるのか?』です。文藝春秋社から出ていました。そ
の他には音楽之友社のオペラ関係の本を参考にしていま
す。お菓子は石戸谷さんの本の中にあります。二人の舞
台の映像はそれぞれDVDで観られます。
キリ=テ=カナワはマオリ族の父とイギリス系の母の間
に生まれたのでニュージー君のお母さんとして民族的に
相応しいのでは、と思い書いてみました。なおニュージ
ー君の歌についてのソースはこちらです。
URLリンク(barrajii.blogspot.com)
URLリンク(anthem.hanondesu.com)
URLリンク(www.h3.dion.ne.jp)
URLリンク(www.rumiko.co.nz)

287:マンセー名無しさん
09/09/12 21:47:27 BjdXYOvC
         「アヒルちゃん登場」
ニホンちゃんのお家の中にはとりあえず四十七の重要な部屋
があります。とりあえず皆がくつろぐ場所やお風呂やおトイ
レとかもありますがその他の部屋も四十七個あるのです。
「何気に多過ぎないニダか?それにマップはどうなっている
ニダ?」
「そういえばどうなってるんだろ」
その構造はニホンちゃんも知らなかったりします。何と彼女
は日之本家にずっと住んでいるのに自分の家がどういった構
造になっているのか知らなかったのでした。しかもこれは彼
女だけでなくお家の皆もでした。

288:マンセー名無しさん
09/09/12 21:51:43 BjdXYOvC
「そういえばカンコ君もお家の中どうなってるか知ってる?
何回か引っ越す話とかあったりお家そのものが焼けたりして
たような気もするけれど」
「それを言えばアメリー君の家も時々構造が変わったりチュ
ーゴ君の家もアパートだったりしているニダよ」
「何かその時その時になって皆お家の形が変わってたりする
のね」
「それを言ったら話が収まらないニダ。これ位にしておいた
方がいいニダ」
「そうね。じゃあそういうことで」
とりあえずどうでもいいことを話していた二人でした。何は
ともあれ今日皆はニホンちゃんのお家のオオサカの間に集ま
っているのでした。

289:マンセー名無しさん
09/09/12 21:56:59 BjdXYOvC
「いやあ、たこ焼きにお好み焼きにきつねうどんに串カツに
味噌を使ったおでんにって」
「自由軒のカレーに金龍ラーメンにいづも屋の鰻。堪能させ
てもらってるよ」
皆オオサカの間特有の料理に舌鼓を打っています。オオサカ
の間の水路を走る遊覧船の中で船旅を楽しみながら悠々とそ
うした料理を味わっています。
「安くて庶民的だけれどそこに味があるよね」
「しかもデザートはこの夫婦善哉」
「いや、二つ一度に出て来るのがいいよね」
「そうでしょ。オオサカの間は美味しい食べ物が一杯なのよ」
ニホンちゃんも上機嫌で皆にお話します。

290:マンセー名無しさん
09/09/12 22:01:39 BjdXYOvC
「だからわたしもここが大好きなの。オオサカにいると何か
気持ちが楽しくなるのよね」
「それにいつもあれが見えるしね」
タイワンちゃんが明るく言います。そうして指差した先にあ
るものは。
勇壮なお城の天守閣と高い塔です。その二つがこれまたとて
も絵になっています。
「あのお城と塔のプラモがまたいいのよね」
「あれもいいでしょ。わたしあのお城も塔も大好きなのよ」
ニホンちゃんはその二つを見てもご満悦です。
「それに最近はね」
「最近は?」
「また一つ面白いものが出て来たのよ」
こう言うと皆が乗っている遊覧船のすぐ側に何かが出て来ま
した。カンコ君が最初に気付きました。

291:マンセー名無しさん
09/09/12 22:07:37 BjdXYOvC
「何ニダ?急に右側が暗くなってきたニダよ」
「あれっ、そういえばそうだな」
「何あるか?」
続いてアメリー君とチューゴ君もそのことに気付きました。
「一体何か来たのだ?」
「ビルあるか?」
そう思ってその右側に顔を向けました。するとそこにいたの
は。
「な、何ニダこれは!!!」
「ば、化け物か!?」
「ウルトラマ○に出て来た怪獣あるか!?」
三人はそちらを見て驚きの声をあげました。そこにはアヒル
が一匹いました。

292:マンセー名無しさん
09/09/12 22:15:25 BjdXYOvC
船なんか比べ物にもならない巨大さの黄色いアヒルの赤ちゃ
んのおもちゃです。それが川の上にぷかぷかと浮いていたの
です。流石に皆これには顎が外れる程驚きました。
「ニ、ニホンちゃん何これ!?」
「特撮の撮影!?ひょっとして」
「それともお化け?」
「うん、ちょっと面白いかなって思って作ってみたの」
ニホンちゃんはこう皆に話します。
「それでなんだけれど。どうかな」
「微妙。っていうかYO」
「最早可愛いとはとても思えないある」
さしものアメリー君もチューゴ君も外れそうになる自分の顎
を何とかするのに必死でそれ以上は言えませんでした。

293:マンセー名無しさん
09/09/12 22:20:52 BjdXYOvC
他の皆もです。あまりにも壮絶なその姿に何も言えないでい
ます。タイワンちゃんがその大きさを見て何とか言うのでし
た。
「ニホンちゃんのゲームの戦艦とかアニメのロボットと比較
しても全然違わないと思うけれど」
「まあ面白いかなって思った作ったのよ」
「幾ら面白くても限界超えてるわよ」
皆それ以上は何も言えません。そのまま呆然としたまま船と
オオサカの料理を楽しみましたが目はアヒルに釘付けでした。
しかも川からあがってもです。
「夕陽が奇麗なんだけれどな」
「アヒルの姿が目に一緒に入ってシュール過ぎるある」
アメリー君もチューゴ君も今だにこう言っています。

294:マンセー名無しさん
09/09/12 22:26:43 BjdXYOvC
夕方のアヒルは何かもうタイガーセブンのOPの如く絵にな
っています。そして夜になると夜景に照らされる黒い川の上
にただ一人浮かんでいます。そのつぶらな瞳で。
「ニホンちゃん、あれ見て何か思わない?」
「ちょっとシュールかしら」
「いや、ちょっとどころじゃないし」
タイワンちゃんはここで遂に力尽きました。
「もう。何て言ったらいいのかしら」
「とりあえずマエミが来たらどうするニダか?あの大きさだ
とオオサカのお城や塔に殴り込んだりビルに突っ込まないニ
ダか?」
カンコ君も流石にそんなことを心配していしまいます。

295:マンセー名無しさん
09/09/12 22:33:32 BjdXYOvC
「あれだけ大きいとマエミの風だと漫画みたいになってもお
かしくはないニダよ」
「そうよね。その場合どうしようかしら」
何かそうしたこともあまり考えていなかったっぽいニホンち
ゃんです。
「お城に突っ込んだアヒルさんなんかやっぱり絵にならない
わよね」
「とりあえずオオサカはもう蟹や河豚やエイリアンやあの紅
白のおっさんで足りてるニダ。まだ必要ニダか?」
「あとナラの間にはあのマスコットもいたりするけれどどう
かしら。こっちに持って来る?」
「・・・・・・あれは絶対にお断りニダ。それにしても本当
に恐ろしいでかさニダな」
そんなことを話していたその時です。

296:マンセー名無しさん
09/09/12 22:41:09 BjdXYOvC
「あっ、風が!」
「マエミ!?」
「いや、違うけれど」
「アヒルが!」
「飛んだ!」
不意に風が起こりました。そうして舞い上がったアヒルちゃ
んが何とお城の頂上に着地しました。ついでにお城にあの蟹
も河豚もエイリアンも来て止めに紅白のおじさんの人形まで
一緒になりました。隣には塔まで来てグリコのランナーと後
はケンタッキーのおじさんも一緒になりました。まさしくオ
オサカの間オールスターです。


297:マンセー名無しさん
09/09/12 22:47:46 BjdXYOvC
「一つ一つでもすげえってのによ」
「ここまでカオスだともう何も言えないあるぞ」
「それでさ。ニホンちゃんどうするの?」
「最早話が収まりきれないニダよ」
アメリー君とチューゴ君は完全に呆れてしまいタイワンちゃ
んとカンコ君はニホンちゃんにこれからどうするのか尋ねま
す。けれど当人は至って冷静にこう言うだけでした。
「これで昔あったすっぽんの人形もあったら完璧だったんだ
けれどなあ」
どうもニホンちゃんもぶっ飛ぶ時はぶっ飛ぶみたいです。何
はともあれ物凄い光景が暫くそれぞれの場所に戻されるまで
壮絶なカオスがオオサカの間で展開されるのでした。

298:マンセー名無しさん
09/09/12 22:51:28 BjdXYOvC
大阪に突如現れた巨大ヒヨコの正体とは。コラではありませ
ん。最初のネタはちょっとこれまでのニホンちゃんのお家の
設計をネタにしたものです。他意はありません。
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)
URLリンク(www.hetga.com)
画像も。
URLリンク(image.blog.livedoor.jp)
URLリンク(image.blog.livedoor.jp)
URLリンク(image.blog.livedoor.jp)
URLリンク(image.blog.livedoor.jp)
URLリンク(image.blog.livedoor.jp)
URLリンク(image.blog.livedoor.jp)
URLリンク(image.blog.livedoor.jp)
URLリンク(image.blog.livedoor.jp)
大きさ比較。
URLリンク(image.blog.livedoor.jp)

299:マンセー名無しさん
09/09/13 11:56:29 LmgzLsUu
今日の熱血ID:qoR7gjdm

300:マンセー名無しさん
09/09/14 22:45:33 AVVsQpgR
        「お庭に一杯いました」
インドネシアちゃんのお家はお池の中にあちこち部屋がある
といった変わった建築になっています。必要な時にそのあち
こちの部屋を移動するという方法です。
そうした結構面倒な移動をしなければなりませんがお家の中
はお庭も一杯あって中々見所が多いです。とりわけお庭の木
の中を進むととりわけ面白いです。木々が鬱蒼と茂っていて
中に入ると冒険みたいです。
「そういえばオランウータンもいるし」
「虎がいるのは危ないけれど」
「それでも面白いわ」
今日はニホンちゃんとタイワンちゃん、それにベトナちゃん
といったアジアンガールズが遊びに来ています。三人はあち
こちを案内してもらっています。

301:マンセー名無しさん
09/09/14 22:52:41 AVVsQpgR
三人を案内しながらインドネシアチャンは早速そのオランウ
ータンを見つけます。そうしてその頭を撫でてみせます。
「えっ、インドネシアちゃんそれは」
「危なくないの!?」
「大丈夫よ。オランウータンって凄く大人しいから」
にこりと笑ってニホンちゃんとタイワンちゃんに答えてみせ
るのでした。
「頭触ってもね。平気なのよ」
「そうなんだ」
「そういえばゴリラも結構大人しいけれど」
「そうでしょ?大きなお猿さんっていうのは顔は怖いけれど
大人しいのよ」
ここで豆知識も披露されました。

302:マンセー名無しさん
09/09/14 22:58:21 AVVsQpgR
「だから大丈夫よ。まあ腕力は凄いから腕とか握り潰された
りしないようにね」
「わかったわ」
彼女の言葉にベトナちゃんが答えます。そうしてそのうえで
三人がお庭の木の中をさらに進んでいきますと。ふとニホン
ちゃんは目の前に小さなお猿さんを見つけたのでした。
「あれっ、可愛いお猿さん」
「本当ね」
ベトナちゃんもそのお猿さんを見て微笑みます。普段はあま
リ表情は見せませんけれどだからこそその笑顔が素敵な女の
子です。

303:マンセー名無しさん
09/09/14 23:02:30 AVVsQpgR
「可愛いわ。目が大きくてとても小さくて」
「そうよね。何か珍しいお猿さんみたいね」
タイワンちゃんもそのお猿さんを見てにこりと笑っています。
「ねえネシア、このお猿さんって」
「あれっ、この猿って確か」
けれどその猿を見たインドネシアちゃんはその目を急にいぶ
かしむものにさせるのでした。
「もううちの家からいなくなったお猿なんだけれど」
「えっ、そうなの!?」
「そうだったの!?」
参院は今のインドネシアちゃんの言葉を聞いてまずはその目
をそのお猿さんみたいに大きく見開いてしまいました。

304:マンセー名無しさん
09/09/14 23:09:11 AVVsQpgR
「いなくなったっていっても」
「じゃあ今いるのは」
「まだいたのね」
インドネシアちゃんもそのお猿さんを見ながら言います。彼
女にしろ随分といぶかしむ顔になっています。
「私も今かなり久し振りに見たけれど」
「そうだったんだ。そんなお猿さんだったんだ」
「そうなのよ。けれど久し振りに見られて嬉しいわ」
ニホンちゃんに応えながらにこりと笑うのでした。
「そうなの。元気でいたの」
そのことに本当に嬉しそうなインドネシアちゃんでした。け
れどそれだけではありませんでした。

305:マンセー名無しさん
09/09/14 23:13:34 AVVsQpgR
何と今度は。ベトナちゃんがお庭のその奥の方を指差したの
です。そこにいたのは。
一匹の鹿が罠にかかっていました。インドネシアちゃんはそ
れを見てまずは目を顰めさせました。
「悪い奴が最近いるのよ。家の中の動物を捕まえて勝手に売
ったりする奴がね」
「そうした人は何処にもいるのね」
クールですが何処か悲しそうな今のベトナちゃんの言葉でし
た。
「本当に」
「そうなのよ。とにかく助けないとね」
こう言ってその鹿に近付きます。すると。

306:マンセー名無しさん
09/09/14 23:18:20 AVVsQpgR
その鹿を見ても驚くインドネシアちゃんでした。何とその鹿
もまた。
「えっ、この鹿も」
「ひょっとしていなくなった動物だったの?」
「さっきのお猿さんと同じで」
「ええ、そうなのよ」
ニホンちゃんとタイワンちゃんの声に頷きながらの言葉でし
た。何とこの鹿もそうだったというのです。
見れば確かにこの鹿もちょっと変わった感じかも知れません。
どうもインドネシアちゃんのお家にはそうした動物が結構多
いようです。

307:マンセー名無しさん
09/09/14 23:23:29 AVVsQpgR
「また見つかったなんてね。凄いわね」
「凄いっていうか有り得ないでしょ」
タイワンちゃんが驚いているインドネシアちゃんに対してこ
う突込みを入れました。
「こんなにいなくなったって思った生き物がいるなんて」
「私の家の森って生き物が一杯いるし深いから中々入ったり
しないけれど」
インドネシアちゃんの今の言葉は少し言い訳めいたものも含
まれていました。
「それに虎がいたり蛇もいたりするしね」
「何気に危ないのね」
タイワンちゃんがそれを聞いて突っ込みを入れます。ここで
もでした。

308:マンセー名無しさん
09/09/14 23:28:57 AVVsQpgR
「あんたのお家のお庭って」
「否定できないわね。それは」
このことは自分でも認めるインドネシアちゃんでした。けれ
どそれでもやっぱりいなくなったと思った生き物がいたので
機嫌よくこう言うのでした。
「いや、今日はよかったわ。満足したわ」
「けれどこんなにいなくなったって思った生き物がいるもの
かしら」
「普通はそうじゃないと思うけれど」
「羨ましいことは羨ましいわ」
ニホンちゃん、タイワンちゃん、ベトナちゃんのそれぞれの
このことに関する感想です。何はともあれいなくなったと思
っていた生き物がまだいることがわかったというのは非常に
いいことであります。

309:マンセー名無しさん
09/09/14 23:30:27 AVVsQpgR
インドネシアの森で絶滅したと思っていた動物が見つかって
います。
URLリンク(www.nationalgeographic.co.jp)
URLリンク(www.nationalgeographic.co.jp)
インドネシアの森。オランウータンもです。
URLリンク(www.eic.or.jp)
URLリンク(www.asiabunko.com)
URLリンク(www.jifpro.or.jp)
URLリンク(www.petpress.jp)
URLリンク(orangutan.ld.infoseek.co.jp)

310:マンセー名無しさん
09/09/15 02:53:19 PwRuRiAk
今日の熱血ID:tYtPd1o3

311:マンセー名無しさん
09/09/16 23:07:17 Q6Azd2Ol
         「テコンVの恐怖」
最近ニホンちゃんのお家でガソダムの原寸大のおもちゃを
飾って話題になっています。それを見る為だけにクラスや
他のお家の人達が一杯来てニホンちゃんのお家はさらにお
客さんが増えています。
さて、ニホンちゃんに何かあるとそれに対して対抗意識を
持たずにいられないのがカンコ君、今回もニホンちゃんの
ガソダムに対してあるものを飾ると言い出したのです。
「テコンVニダ!」
「ああ、マジンガーZか」
「それなんだ」
皆テコンVと言われてもかなり冷めた対応で返すだけであ
りました。

312:マンセー名無しさん
09/09/16 23:10:20 Q6Azd2Ol
「何を出すかって思ったらそれかよ」
「今時マジンガーじゃ駄目でしょ。マジンカイザーとかど
うなのよ」
「いいや、ガソダムに対してはテコンVニダ」
カンコ君はパクリ疑惑に対しても古いという指摘に対して
もあくまでこう言い張ります。
「だからこそウリは110メートルの原寸大のテコンVを
作ったニダ」
「マジンガーって確か二十五メートルかそれ位じゃなかっ
たっけ」
「確かそうよね」
皆やっぱりテコンVをパクリだとばかり思っています。こ
れも無理のないことです。

313:マンセー名無しさん
09/09/16 23:12:44 Q6Azd2Ol
けれどカンコ君はあくまでマジンガーZをテコンVと言い
張ります。それでさらに言うのでした。
「とにかくニダ。皆よかったらその原寸大テコンVを見に
来るニダ。いいニダな」
「また訳のわからねえもの作ったんだな」
「全く」
「あの、カンコ君」
ここでニホンちゃんがそっとカンコ君に声をかけるのでし
た。
「その一一〇メートルって」
「むっ、ニホンニダか」
カンコ君はそのニホンちゃんに目をやってまずは不機嫌に
なったふりをするのでした。

314:マンセー名無しさん
09/09/16 23:15:42 Q6Azd2Ol
「若しかして御前も来たいニダか?」
「かなり高いけれど大丈夫かしら。あの、倒れたりとかし
ないわよね」
「御前は呼んでないニダ。そもそも呼ぶつもりなんか毛頭
ないニダ」
カンコ君ニホンちゃんの話を何一つとして聞いていません。
本当にいつも通りです。
「何っ、けれどどうしても来たいというニダか」
「倒れたらまたお家壊れたりとか」
「仕方ないニダな。招待してやるニダ」
ニホンちゃんの話を何一つとして聞くことなく自分一人で
話を終わらせてしまうのでした。

315:マンセー名無しさん
09/09/16 23:18:01 Q6Azd2Ol
「ウリの心の広さに感謝するニダ。特別に御前も呼んでや
るニダ」
「よく言うよ」
「全く。いつもいつも」
皆はそのいつも通りのカンコ君を見て呆れた顔です。
「ニホンちゃん来ないとすっげえ不機嫌になるのに」
「それこそニホンちゃんだけは呼んで隣にいないと何をや
るにしてもやる気がなくなる癖に」
皆そんなカンコ君のことはよくわかっていますがここでは
あえて当人に対しては言わないのでした。こうして皆でそ
のテコンVを見にカンコ家に行くことになりました。

316:マンセー名無しさん
09/09/16 23:21:26 Q6Azd2Ol
「あれだよな。デスティニーはやっぱり接近のあの圧倒的
な攻撃力がいいよな」
「そうあるな。サポートにルナマリアのインパルスもあれ
ば最高あるぞ」
アメリー君とチューゴ君はカンコ家に行く途中で何やらゲ
ームの話をしています。
「グラヴィオンはやっぱサンドマンが参加してから本番に
なるのかYO。っていうかエイジの方が主人公らしいな」
「僕としてはエイジがメインでも別に構わないと思うある
ぞ。実際に」
二人が鈴村なお話をしている側ではアーリアちゃんとゲル
マッハ君が話をしています。

317:マンセー名無しさん
09/09/16 23:23:24 Q6Azd2Ol
「兄上、やはり第三次か」
「僕はあれが一番好きだ。やはりマクロス7がいることが
かなり大きい」
「熱気バサラ。凄いキャラだな」
「全くだ」
「それでわたくしはですね。あえて万丈様を推しますわ」
「あらエリザベス。ブライト艦長もよくてよ」
エリザベスちゃんにフランソワーズちゃんもいます。クラ
スの有名な人達が集まっているようです。
皆でゲームの話をしているうちにカンコ家に辿り着きま
した。見ればそれこそ怪獣よりもまだ大きい鉄の城がそ
びえ立っています。

318:マンセー名無しさん
09/09/16 23:26:14 Q6Azd2Ol
「これは確かに」
「間違いない、巨大マジンガーだ」
ニホンちゃんとウヨ君はその原寸大テコンVを見上げて
それで言うのでした。
「まさか本当に作るなんて」
「ある意味凄いな、いつもながら」
「おお皆よく来たニダ」
ここでカンコ君が連れて皆を出迎えて来ました。何かそ
の服も兜甲児みたいです。
「まさかと思うが」
「声は石丸博也さんか?」
ゲルマッハ君とアーリアちゃんはここでもロボットなネ
タで問うのでした。

319:マンセー名無しさん
09/09/16 23:27:48 Q6Azd2Ol
「止めておけ御前のキャラじゃない」
「どう考えてもな」
「安心するニダ。別に石丸さんは意識していないニダ」
カンコ君はそれはわかっているのでした。けれど皆どう
もいささか不満のようです。
「僕もまだお小遣いが苦しんだYO」
「全く。少し落ち着いたと思ったあるが」
「兄上、この状態が何時まで続くんだ?」
「わからない、今が耐え時だが」
「フランソワーズ、生きていまして?」
「エリザベス、貴女はどうですの?」
「バカンコ、あんたも大変だったんじゃないの?」
タイワンちゃんもいます。とりあえず皆あまり嬉しそ
うではありません。


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