09/10/17 12:19:03 ch2gK9VT
803 :太郎:2009/10/17(土) 11:13:20 ID:U77uBBKg
だーかーらーさ、属国という言葉はネット右翼の勘違いなんだよ。
属国とは?
属国(ぞっこく)とは、近代国家における主権の一部を外国により制限されている国や地域を指す。または保護国という。
封建国家の崩壊とともに誕生した領土・国民・主権を基本的概念とした国家、いわゆる近代国家間の国際関係の一形態。
ちなみに、中国と朝鮮との関係は冊封体制の一環。
冊封とは?
冊封(さくほう)とは、中国王朝の皇帝がその周辺諸国の君主と「名目的」な君臣関係を結ぶこと。これによって作られる国際秩序を冊封体制と呼ぶ。
だから属国というのは専門家は使わない用語なんだよ。無知が無知に広めた誤った用語なんだよ。
三田渡碑
URLリンク(ja.wikipedia.org)
・朝鮮は清国に対し、臣としての礼を尽くすこと。
・朝鮮は明の元号を廃し、明との交易を禁じ、明から送られた誥命と明から与えられた朝鮮王の印璽を清国へ引き渡すこと。
・王の長子と次男、および大臣の子女を人質として送ること。
・清国が明を征服する時には、求められた期日までに、遅滞なく援軍を派遣すること。
・内外(清国)の諸臣と婚姻を結び、誼を固くすること。
・城郭の増築や修理については、清国に事前に承諾を得ること。
・清国皇帝の誕生日である聖節・正朔である正月一日・冬至と慶弔の使者は、明との旧例に従って送ること。
・清国が鴨緑江の河口にある島を攻撃する時に、兵船五十隻を送ること。
・清国からの逃亡者を隠してはいけない。
・日本との交流を許すこと。
・清国に対して黄金100両・白銀1000両と二十余種の物品を毎年上納すること。(二十余種の物品の具体的には、清国に毎年美女3000名、牛馬各々3000を献上等々)
清と李朝の関係は、王族を人質に取られた強制力のある、近代国家の価値観で主権侵害を伴う主従関係なのだが…。
内容自体は似ているので、解釈次第では、広い意味で冊封体制に含めることもできるかもしれんが、
属国の定義から外れる理由になっている[「名目的」な君臣関係]ではないから、
意図的に拡大解釈して誤訳しても無駄だよなぁ。