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>>233
中国籍の元少年に無期懲役 神戸・強盗殺人事件 地裁判決
神戸市東灘区のマンションで昨年五月、住人の男性を刺殺し、
銀行口座から約六百万円を引き出したなどとして、
強盗殺人などの罪に問われた中国籍で住所不定の元少年(２０)の判決が三十一日、
神戸地裁であった。岡田信裁判長は「強固な殺意に基づく冷酷で残忍な犯行」
として求刑通り無期懲役を言い渡した。
公判で弁護側は「犯行は偶発的だった」として、
殺意と強盗の計画性を否定し、傷害致死罪の適用を求めていた。
それに対し、岡田裁判長は判決理由で「後ろ手に手錠をかけて身動きを取れなくし、
キャッシュカードの暗証番号を聞き出した直後に、左胸など急所を多数回、
強い力で突き刺しており、被害者を死亡させる認識があった」と殺意を認定した。
さらに「被害者を拳銃型ライターで脅したうえ二時間近く物色するなど、
強盗目的だった」とし、強盗殺人罪が成立すると結論付けた。
判決によると、元少年は昨年五月九日夜、同区住吉本町のマンションに侵入し、
包丁で無職毛利義一さん＝当時(６１)＝の胸を刺すなどして殺害。
奪ったキャッシュカードや通帳で毛利さんの銀行口座から計約六百万円を引き出した。
元少年は犯行当時十九歳だった。
神戸新聞 (3/31 20:05)
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