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[社説]「国会議員たちの無理強い」を追放する国民運動を起こそう
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李明博(イ・ミョンバク)大統領は2日、新年国政演説で、「国会が助けてくれれば、国民の
希望である経済回復にもっと拍車をかけることができるだろう」と述べた。「国会のせいを
するのか」と反問するかもしれないが、この切迫した危機の中で、国会が経済回復の
障害になっていることは、誰も否定できない。たとえ与党ハンナラ党と野党民主党が
争点法案処理に合意したとしても、「ボロ繕い」にすぎない国会は、常に危機克服努力
を妨害し、国民を絶望の底に突き落とす恐れがある。
争点法案処理を次の会期に先送りにしても、その時にも民主党は身を投じて反対する
反民主的行動を躊躇しないだろうし、ハンナラ党は、反響のない国会議長職権上程要請
を繰り返して、時間だけを浪費するだろう。そうして、与野党はしぶしぶ交渉に乗り出して、
また適当な線で野合することは明らかだ。延世(ヨンセ)大学の黄相旻(ファン・サンミン)
教授(心理学)も、「破局まで行かなければ、行動を変えない。今の状況では、解決策と
言えるものはなさそうだ」と嘆いた。
法を作る人々が、神聖な民意の殿堂で、ともすれば暴力をふるい、議事堂を占拠する。
国会がこのような体たらくでは、いくら「法に則って」と叫んだところで、通じるはずはなく、
誰も不法と無理強いをとがめることはできないだろう。
民主主義政治において、対話と妥協は基本である。与野党が、法案と予算をめぐり、
国民を相手に論争し、説得戦を繰り広げることは、奨励する価値がある。しかし、妥協に
至らない時は、多数決の原則によって処理するのが、代議民主主義の要諦であり、
国民が選挙をする理由である。それが通じなければ、選挙はなぜする必要があるのか。
民主党は、このような大原則を無視し、ひたすら「少数の尊重」だけを掲げ、自分たちが
合意しなければ、一つの法も作ることができないように無理強いをしてきた。全体の
28%にしかならない議席数の野党が、立法府を自分勝手に壟断し、その倍以上の
議席数を持つ与党が、無気力に振り回されるこのような国会に、どうして政治を任せる
ことができるだろうか。