09/02/17 13:25:34 Qyrhzr2/
>>958の続き
一方、工事現場の監理を担当した韓国鉄道技術公社は「枕木を製造した会社にはドイツの技術者たちが常駐しているため、
製品の品質を疑うことはなかった」と語った。部材の監理を担当したチン・ヒョンムン課長(51)は「枕木の製造工程だけを
監督していたため、枕木に使われるフックボルトに問題があるなどとは考えられなかった。亀裂が見つかるまで、フックボルトは
ドイツで製造され、枕木に取り付けられたものとばかり思っていた」と述べた。
これに対し、軌道関連の会社は「外国の技術にばかり依存し、専門性がなかったためにこうした事態になった」と指摘した。
防水材として使われる半固形状の圧縮用潤滑油(50ミリリットル当たり250ウォン=約16円)は、吸収材に使われるスポンジ
(1個当たり50ウォン=約3円未満)より5倍ほど高いが、単価が非常に安いことから、コスト削減のために不良品を生産した
という可能性は低いという。軌道関連の会社のある関係者は「この業者が、大邱から蔚山までの131キロ(上下線の合計)の
区間(第4工区)で、枕木に吸収材を使うことによって節約できる金額は約4100万ウォン(約260万円)=差益 200ウォン(約13円)
×20万6514本=にすぎない。コスト削減よりも、経験がないために起こった出来事だ」と話している。
一方、監督官庁である国土海洋部は、手抜き工事が発覚してから1カ月以上も報告を受けていなかった。同部とKTXを運行する
韓国鉄道公社は「手抜き工事の問題について、専門家との合同調査団を設けて調査を行っていく予定だ」と語った。