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野村証券インサイダー事件初公判 中国籍の２被告起訴事実認める
野村証券元社員らによるインサイダー取引事件で、証券取引法（現金融商品取引法）違反罪に
問われた、中国籍で同社元社員、厲瑜（れい・ゆ）被告（３１）と友人の会社員、
蘇春光（そ・しゅんこう）光被告（３８）の初公判が１２日、東京地裁（川本清巌裁判長）で開かれた。
両被告は「間違いありません」などと起訴事実を認めた。
検察側は冒頭陳述で、厲被告が友人の口座を通して取引をすることで発覚を免れようと、
蘇被告にインサイダー取引を持ち掛けて、口座を開設させたと指摘。また両被告は発覚を
逃れるために、通常の株取引も行っていたとした。一連の取引で両被告は計約１３６９万円の
売却益を得ていた。
起訴状によると、２人は共謀して、厲被告が社内会議で知ったＭ＆Ａ情報をもとに臨床検査薬会社
「三光純薬」、医療関連会社「サイトサポート・シンスティテュート」株を購入。蘇被告は厲被告の
情報をもとに単独で半導体メーカー「富士通デバイス」や飲料メーカー「アサヒ飲料」「三光純薬」の
３銘柄を買い付けた。２人の買い付けは４銘柄計６万７５００株（約４１７５万円）にのぼった。
産経ニュース 2008.11.12 00:59
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