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野村証券元社らに有罪判決 インサイダー事件
野村証券元社員らによるインサイダー取引事件で、証券取引法（現・金融商品取引法）
違反罪に問われた中国籍で同社元社員、厲瑜（れい・ゆ）被告（３１）の判決公判が２５日、
東京地裁で開かれた。川本清巌裁判長は厲被告に懲役２年６月、罰金１００万円、
追徴金約６３５万円、執行猶予４年（求刑懲役２年６月、罰金１００万円、追徴金約６３５万円）
を言い渡した。
共犯に問われた友人の会社員、蘇春光（そ・しゅんこう）被告（３８）は懲役２年６月、
罰金３００万円、追徴金約５５４４万円、執行猶予４年（求刑懲役２年６月、罰金３００万円、
追徴金約５５４４万円）とした。
川本裁判長は「証券会社の社員のみが知りうる内部情報を不正に利用して敢行された。
証券市場の公正性と健全性を損なわせ、一般投資家の信頼を失わせた悪質な犯罪だ」と非難した。
判決によると、２人は共謀して、厲被告が社内会議で知ったＭ＆Ａ情報をもとに
臨床検査薬会社「三光純薬」株など２銘柄を購入。蘇被告はほかに飲料メーカー「アサヒ飲料」
など２銘柄を買い付けた。２人の買い付けは４銘柄計６万７５００株（約４１７５万円）に及び、
不正に得ていた利益は計約１３００万円以上にのぼる。
MSN産経ニュース 2008.12.25 12:18
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