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昏睡窃盗が銀座で頻発、中国人の女逮捕…大がかりな組織?
東京・銀座で、酔った男性が睡眠薬入りのビールなどを飲まされ、眠り込んだすきに
現金を盗まれる事件が、2006年以降の3年間で少なくとも68件起きていることが
警視庁の調べでわかった。
同庁は犯行にかかわった中国人の女2人を窃盗容疑で逮捕するとともに、酔客を
連れ込む場所を提供していたとみられる飲食店6店を捜索した。同庁は背後に大がかりな
窃盗団が存在するとみている。
逮捕されたのは、中国籍の客引き、劉亮亮容疑者(26)(埼玉県川口市)ら2人。
同庁幹部によると、劉容疑者らは今年7月16日、銀座のホテルで、和歌山県の団体
職員男性(45)が風呂に入っている間、財布から現金約10万円を盗むなどした疑い。
銀座では一昨年以降、高級クラブなど飲食店が軒を連ねる7、8丁目を中心に、
客引きから飲食店やホテルに誘われた男性が、酒を飲まされて眠り込み、現金を盗まれる
被害が続出。今年はすでに32件に達していた。被害にあった男性は50~60歳代が
中心で、中には、飲食店に連れて行かれ、口移しでビールを飲んだとたんに眠ってしまい、
盗まれたクレジットカードで約110万円を引き出されたケースもあった。ビールには
睡眠薬が入っていたとみられる。
同庁は今回の捜索で、飲食店から粉末状の睡眠薬を押収した。
(2008年12月3日13時03分 読売新聞)
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