07/12/19 13:38:19 9K5jbxMq
先生の指差す方を見ると、ドン引きしたニホンちゃんが怯える目でこちらを見ています。
「大切な日を前に諍いは止めて。神様が悲しむわ」
そういいながら先生が後ろ手に隠していたものを前に出しました。
するとニホンちゃんが駆け寄ってきました。
「わーい!もうプレゼントですか?
あ、先生とは冬休みで会えなくなるから、早めにくれるんですね」
そう喜んでいたニホンちゃんが、あれっと戸惑いました。
先生が持ち出したものは太い木の枝です。
「悪い子にはプレゼントは無しです。代わりにこれでおしりペンペンよ」
「ひっ」
いつもの先生には似つかわしくない展開に
怯えるアメリー君、フランソワーズちゃん、そしてニホンちゃん。
それを見てアーリアちゃんは言いました。
「そうなんだ、これでこそクリスマスだ。
ニホン、ウチの辺りでサンタさんといったら元々こんな風に・・・あれ?」
もうニホンちゃんの姿は何処にもありませんでした。
「本当に叩くわけないのに。心配のし過ぎじゃないか?」
おしまい