08/10/01 01:34:11 Ipr2YSRn
(1/3)
「ハイダー!貴方また・・・!」
「フン、俺は何度でも蘇る。何度でも、何度でもだ!!」
家長を決める一族対抗票合戦がハプスブルク家で行われた。またも起きてしまった危機。
ゴクウ達が勝利といかないまでも共同で家長の役を担う可能性が出てきたのだ。
しかも今回はハイダーだけではない。
「ハイダーさん、どうしたの?」
「おお、ジユウか。新しい主はどうだ?」
「うん、なかなか悪くない」
「そんな・・・・・」
ハイダーの古巣のゴクウが共に躍進してしまったのだ。
2人のゴクウを併せても家長にはなれない。しかし・・・
「もう俺らのことは無視出来ねえわなあ・・・」
「うん、そうだね。そろそろやっちゃう?」
「ああ、そろそろだな」
彼等は不敵な笑みを浮かべ、突然目の前のハプスブルクに襲い掛かかった。
「いやっ、やめて!何をするつもりなの!?」
「これからお前を洗脳にかける。そして俺達の一員とするのだ」
「我が家が誇るあのヒットラーのようにね」
「そんなこと・・・そんなこと許されないわ!!またあの過ちを繰り返すの!?」
「あれは過ちではない」
「そう、あれこそが我が家のあるべき姿」
「くっ、みんなの為にも・・・絶対、絶対にさせない!!」
「このアマ!!」
その時、彼女の前に一人の少年が現れた。