07/11/29 00:22:48 IHw/KJGi
(解説)
「米を食うとバカになる」というのは大脳生理学者の林髞(はやし・たかし)が「頭のよくなる本」で主張
した説です。この本は1961年のベストセラーになりました。そこまで極端な言い方こそしないものの、
厚生省(当時)の主導した食生活改善運動も、米食偏重の解消や牛乳などの動物性蛋白の摂取の
推進を掲げ、食生活欧米化の推進に一役買っていました。
しかし最近は、食生活の過度の欧風化が生活習慣病の増大をもたらしているのではないかということ
からその見直しが叫ばれるようになってきました。
それはよいのですが、しかしそうした主張をする人の中に、一部とはいえ反米・反グローバリズムの
サヨクや「アメリカの陰謀」論大好きの国士様の姿が見え隠れしているのが少々気になります。
食についての議論をしていたらいつのまにか政治談義を聞かされていたというのでは、せっかくの
日本型食生活再評価の流れも消えてしまいかねませんから。