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大阪・ミナミのステーキチェーン店「ペッパーランチ」心斎橋店（閉店）で昨年５月、女性客が
店長らに連れ去られ、乱暴された事件で、強盗強姦(ごうかん)と逮捕監禁の罪に問われた
元店長・北山大輔被告（２６）の控訴審判決で、大阪高裁の若原正樹裁判長は２８日、求刑
（懲役１０年）を上回る懲役１２年を言い渡した１審・大阪地裁判決を支持、北山被告の控訴を
棄却した。
判決によると、北山被告は元店員（２６）（懲役１０年確定）と共謀。昨年５月９日未明、大阪市
中央区の同店で客の女性にスタンガンを突きつけ、約５万５０００円入りのかばんを強奪。さらに
睡眠薬を飲ませて車に乗せ、大阪府泉佐野市内の車庫まで連れて行き、乱暴するなどした。
昨年９月の１審判決は、２００５年１月施行の改正刑法で新設された集団強姦罪に触れ、
「共同の強姦行為は単独より違法性が高いことを量刑上考慮すべき。求刑は軽過ぎる」とした。
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