07/03/18 12:00:46
>>446
この事故での教訓はやはり航空機関士も乗務している3名乗務のほうが
2名乗務のハイテク機よりも緊急時には良いってことなんです。
機関士は一歩引いたところからフライト全体を把握しているのでパイロットでは
気がつかない事を真っ先に気がついたりするのもこの機関士なのです。
この事故では最後まで冷静沈着だったのはこの機関士だけです。
機関士は二人のパイロットを励ましもしました。
実際問題として緊急時には2名で全てを対処するよりも3名で分担して対処するほうが
完成度も高くなると思います。これは現役の機長らも口を揃えて言うことなのです。
機関士がメカニックの専門家として不具合個所の把握と対策、それと管制との連絡や
機内連絡などをやってくれると副操縦士は機長が出すオーダーの対処に専属でつける
ことになるのです。これが機関士の乗務していない機種になると全てが全てこの2人で
何もかもをこなさなければならないこととなってしまうのです。
最終的には墜落は免れなかったものの、あの状態で30分も飛行できたのは
機関士の功績が大きいとある機長が執筆した本に書いてありました。
3人寄れば文殊の知恵とはまさにこのことなのでしょうね。
ちなみに僕は御巣鷹山に近年登ったことがあります。
アルファベットごとに区切られて墓標がたくさん立っておりました。
ここにジャンボが墜落したのかぁ・・・と空白の時間でした。