06/01/07 23:37:15 oIlwmtt00
北日本新聞 社説 2005年12月17日
歩行者天国/金沢の平日実施に注目
富山の若者にも人気のある金沢市の竪町(たてまち)商店街が、今月から平日の歩行者
天国を始めた。商店街振興組合と市が締結した「歩けるまちづくり協定」に基づき、「通
り」の個性を生かしながら、魅力あるまちづくりを進めるのが狙い。既に実施中の土、
日、祝日を含め「いつでも安心して歩け、気軽に買い物ができる〝通り〟」をPRし、に
ぎわいと売上高の増加を図りたい考えだ。人通りの変化や周辺商店街との回遊性および波
及効果が生まれるかどうか、成り行きに注目したい。
実施時間は正午から午後七時まで(一部は午前七時から)。平日実施までには曲折が
あった。商店街近隣には一般住宅もあり、「通り」が生活道路になっていたからだ。乗り
入れ規制に住民が難色を示し何度も協議が続けられた結果、通行許可証を持つ住民の乗用
車を規制外とするなどの条件で合意にこぎつけた。振興組合では「最終的には、金沢の中
心街全体の利益になると判断してもらった」としている。
同商店街は金沢市の繁華街・片町(国道157号沿い)から南東に延びる約五百メート
ルの通りで、カジュアル衣料を中心に若者向きの店が並ぶ。週末は一日に約三万人、平日
も一日で約一万五千人が訪れる。