25/07/12 07:22:14.24 DD1LLbxE.net
>>173
>>薬物治療を受けている患者グループ内で、「冒険的衝動性」と脳構造との間に明確な関連が見つかりました。
>>具体的には、冒険的衝動性のスコアが高い患者ほど、「右中帯状回」(感情や意思決定に関わる領域)の灰白質体積が大きくなる一方、「右後頭葉上回」(視覚情報の処理に重要な領域)の灰白質体積は小さくなるという相反する関係があったのです。
>>これは、「冒険好きでリスクを取るタイプ」のADHD患者が特定の脳構造を持っている可能性を示しています。
>>特に眼窩前頭皮質と呼ばれる脳の部位は、感情をコントロールしたり、何かを決定するときの判断力や報酬を感じる仕組みに重要な役割を持っています。したがって、この部分の複雑さが増すことで、感情の調整や意思決定の力が向上する可能性があると推測されています。
>>また、「右ローランド蓋部」や「左補足運動野」などの領域が複雑になることも、物事を計画的に進めたり、注意を維持したりするなどの実行機能が改善する兆しになるかもしれません。
>>ただし実際の研究では、これらの脳領域が複雑になったからといってADHDの症状そのものが明らかに改善したわけではありませんでした。
>>ADHD患者の中でも特にリスクを冒しやすいタイプの性格「冒険的衝動性」が、脳内の特定の領域、特に右中帯状回と右後頭葉上回という部位の灰白質体積と関係している可能性です。
>>脳の中帯状回は、感情や認知的な意思決定に関わる場所とされています。
>>一方、後頭葉上回は視覚情報を処理する領域です。
>>このふたつの部位の灰白質の体積が、「冒険的衝動性」という特性と相反する関係を持つことは、ADHDの人たちがリスクに対してどのように反応し、なぜ特定の行動パターンを示すのかという謎を解く鍵となるかもしれません。
>>この研究は薬物治療によって脳が変化したことを明確に示しているわけではなく、最初から脳にこうした構造的特徴があった人々が薬物治療を選択したという逆の可能性も否定できません。
>>結果は、「薬を飲めばADHDの症状が簡単に治る」というシンプルな期待に対して明確に疑問を投げかけています。