19/03/21 21:53:21.59 rQvt7Zmt0.net
最後に
けっきょくのところ、親が自己愛性人格であると子供が被る被害は愛されないで育つこと。
耐えず不快な思いをさせられるわ傷付けられるわで心は満身創痍になってるのが普通ですわ。
人間というのは自分の置かれたところで身近な誰かと情緒的な触れ合い、心の繋がりを持とうとするのが当たり前なんだよね。
とりわけ子供は親とのつながりを求める。
それなのに無視されたり、拒否されたり、心を傷付けられるとそれが満たされない。
人から拒絶されると、人から受け入れられたい想いが増す。
傷ついた心を癒すために。
人から受け入れられることが重要になると、拒否や拒絶をされないことも当然重要になってくる。
そうなれば、必然的に自分に対する周囲の反応が大きな重要性を帯びて来る。
かくして、人は他者の顔色を気にし他人の眼の中に"よく映る"ことを追い求めるようになる。
ナルキッソスが泉に映った自分の"美しい姿"に恋したように…。
人々を鏡の代わりとし、良き自分の姿を映し出してくれることに執着するのである。。。
この傾向が度を過ぎた時に自己愛性人格障害と診断を下されるわけよ。
親に愛され自分自身を表現出来て必要十分に受容されたら自尊心が芽生えるし思春期がくればすんなり人からチヤホヤされるより自分で自分自身を選びとれるようになる。
でも、愛されなかった人間はそれが非常に難しい。
いつまでたっても"立派な人"や"良い人"であろうとし、それによって自分の心を安定させようとし続ける。
けっきょく精神的な自立が出来てない人間なのよ。
そういう人間を自己愛者といい、生活に支障をきたすようになれば自己愛性人格障害とみなされるだけの話なんですわ。
思い当たる人がいたら自己愛親から受けた影響を何とかして振り払う道は、それは自律性の獲得の道だと思って欲しい。
八方美人的で"良い人"やってる患者が多いけど本当に彼らを観てると心がいたむ。