19/03/12 03:55:19.26 PtYzhHrj.net
二酸化炭素(CO2)は、物を燃やした時や人間の呼吸で発生します。
一酸化炭素(CO)は、物を燃やす時に不完全燃焼を起こすと発生します。
ワカサギテント内は、薄い生地一枚で外界と隔てられているわけで、完全な密閉状態ではないものの、換気口と入り口や窓を閉じれば、それなりに密閉に近い状態になります。
その中で暖房やランタンを焚くと、まずテント内の酸素が消費され、二酸化炭素が発生します。
ここで換気がしっかり行われていれば問題ないのだけど、テントを密閉状態にしていたり、換気が足りなかったりすると、酸素不足に陥り、ランタンや暖房器具が不完全燃焼を起こします。
そうすると出てくるのが一酸化炭素。
ということで、まずは二酸化炭素の量が増え、それから一酸化炭素が増えて来ることが想像されます。
二酸化炭素は、無色・無臭の気体で、比重は1.53で空気より重い。
ということは、テント内では下に集まりやすいということで、まず影響が出てくるのは、背の低い子供や、地面に置いたランタンや暖房器具となる。
通常二酸化炭素の濃度が高くなってくると、まず、人間は息苦しく感じ、ついで、濃度が3~4%を超えると頭痛・めまい・吐き気などを催し、7%を超えると数分で意識を失う。
この状態が継続すると麻酔作用による呼吸中枢の抑制のため呼吸が停止し死に至る(二酸化炭素中毒)。
一酸化炭素は、無色、無味、無臭、無刺激のなかなか感知の難しい気体。比重は0.967で、空気とほぼ同じ重さ(やや軽め)。
ということは、幾分上にたまりやすいものの、テントの全体に溜まる傾向が予想される。
これによるとどこにコンロを置いてどういう体勢で寝るのかが先に二酸化炭素を吸ってしまうか一酸化炭素をより多く吸えるかの分かれ道になるということなのかな