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>>631 ■つづき
ニューヨーク州公州衛生局のジョナサン・ウォルポー博士は、同様の電磁波照射のもとで、脳の機能に注目した。彼は、サルの脊髄液中の神経ホルモンの量を測定した。
あらかじめサルたちは、3週間照射を受けている。彼は、照射直後から神経ホルモンの中でもセロトニン(消化管や血清、脳内などに存在し内臓をとりまく平滑筋を収縮させ
る。)とドーパミン(生体内に広く分布する化学伝達物質でアドレナリン受容体に作用し血圧上昇などをもたらす。)の値が著しく抑制されていることを発見した。そして、
ドーパミンのみが、その後、正常値に回復した。セロトニンは正常値より低い状態が何カ月も続いた。
セロトニンとドーパミンは両方とも、行動と心理的メカニズムに関連していることが知られている。