16/06/28 06:54:22.74 uTcD7lZU.net
>>1(愚者)
こんなの見つけたぞ
中世には、愚者は必ずしも間抜けとは見なされてなかった。宮廷の道化師として単純素朴な知恵があるとされ、
その知恵のおかげでまわりの人間よりも事情がよくわかっているときもあった。くわえて、愚者は宮廷の礼式の規則を
破るのも大目に見られていた。組織の外部にいて、嘲笑されながらも、不思議な形で特権に浴していたのである。
またソクラテスと同じように、自分が何も知らないことを知っているくらいの分別はあった。その心は偏見や決めつけに
まみれてはいなかった。物事をあるがままに見ていたのだ。