15/11/28 23:23:34.46 AnzhEFcd.net
経年変化でも、単身・二人以上世帯共に「支給金額の減額」を懸念する声がもっとも大きいことに違いは無い。また、以前は「高齢者への医療費用の個人負担が増える」ことを心配する人が多かったが、少しずつ減少。
それに代わる形で「年金支給年齢の引上げ」を心配する意見が増加している(ただし単身世帯では2011年をピークとしてそれ以降は漸減し、代わりに介護費用の個人負担増加懸念が漸増している)。
このグラフ、状況の推移動向からは、「いくらもらえるか」「いつからもらえるか」この2点における懸念が、年金生活における不安を底上げしている現状がつかみ取れる。現実問題として支給金額の減額や、支給開始年齢の引上げが起きていることから、
それらへの心配が増すのも道理ではある。
なお今件調査は「2つまでの複数回答」であり、値が低い要件に関する懸念が無いわけでは無い。例えば医療費用の負担増加に対する回答率は減少しているが、それらに対する懸念が鎮静化しつつあるのではなく、
相対的に優先順位が下がっているだけの話でしかない。そのことに注意する必要はある。
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不破雷蔵 「グラフ化してみる」ジャーナブロガー 解説者
ニュースサイト「ガベージニュース」管理人。経済・社会情勢分野を中心に、官公庁発表情報をはじめ多彩な情報を多視点から俯瞰、グラフ化、さらには複数要件を組み合わせ・照らし合わせ、社会の鼓動を聴ける解説を行っています。
過去の経歴を元に、軍事や歴史、携帯電話を中心としたデジタル系にも領域を広げることもあります。
Fuwarin
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