15/11/04 09:33:28.00 98X4+m3e.net
睡眠薬の「離脱症状」に悩む患者
長期にわたって睡眠薬を使い続けると、薬の服用をやめたときに「離脱症状」と呼ばれる強い不安感や不眠の
悪化に苦しめられる患者も多くいます。
埼玉県に住む62歳の男性は、3年前、単身赴任中に仕事のストレスや孤独感から眠れない日が続き、不眠症
と診断されました。
2種類の睡眠薬を処方され、はじめは寝つきが悪いときだけ服用していましたが、薬を飲むとよく眠れるため、
3か月を過ぎたころから毎晩、布団に入る前に飲むようになりました。
「薬さえあれば眠れる」という安心感から軽い気持ちで常用するにようになったといいます。
一方で、疲れやだるさを感じることが多くなり、去年5月、男性は医師の指示を受けないまま2年間続けた
睡眠薬の服用を突然、やめました。
睡眠薬に依存してしまうのではないかと不安になったからです。
薬をやめて3日後、男性は、外出先で、突然、ひどいめまいに襲われ、息が苦しくなりました。
しばらく気分が落ち込んで外出するのも難しくなり、夜は不眠症状の悪化に苦しめられたということです。
不眠症専門の医師を受診したところ、長期にわたって飲み続けた睡眠薬を突然やめたことによる「離脱症状」
と診断されました。
この医師の指導で徐々に睡眠薬の量を減らし、半年後の先月、ようやく薬がなくても眠れるようになったとい
うことです。
男性は「睡眠薬を服用しているときは眠れるなら大丈夫と安易に飲み続けていましたが、医師の指導で薬をや
めてからはこまめに運動を続けるなど、生活環境を見直したら、日頃の不安を取り除くことができました」と
話しいます。