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【天声人語】 （朝ヨ新聞）
就労支援A型事業所は障がい者は都合の良い人材だと主張している。しかしちょっと待って欲しい。障がい者は都合の良い人材だと主張するには早計に過ぎないか。就労支援A型事業所の真摯な姿勢が、今ひとつ伝わってこない。
例えば社会経験のある障がい者からは事業所はあくまでも通過点であり、居心地のいい場所などとは全く思ってはいないと主張するような声もある。
このような声に就労支援A型事業所は謙虚に耳を傾けるべきではないか。
思い出してほしい、過去にも何度も就労支援A型事業所は社会経験のある障がい者の叫びを無視している。
就労支援A型事業所は社会経験のある障がい者の事業所はあくまでも通過点であり、居心地のいい場所などとは全く思ってはいないという主張を間違いであるかのような発言をして、批判を浴びた。
確かに社会経験のある障がい者にはプライドばかりが目立ち、協調性やコミュニケーション能力の欠如という問題もある。だが、心配のしすぎではないか。
就労支援A型事業所の主張は一見一理あるように聞こえる。
しかし、だからといって本当に就労支援A型事業所は障がい者は都合の良い人材だと主張できるのであろうか？
それはいかがなものか。的はずれというほかない。