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>>562
テトラミド錠(ミアンセリン)の効果・特徴【医師が教える抗うつ剤の全て】
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1.テトラミドの特徴
まずは、テトラミドのイメージをつかんでいただくため、その特徴を紹介します。
【良い特徴】
眠りを深くする作用に優れる(深部睡眠を増やす)
三環系と比べて副作用が少ない
【悪い特徴】
抗うつ効果はかなり弱い
テトラミドをはじめとした四環系抗うつ剤は、三環系抗うつ剤の次に開発された
お薬になります。三環系抗うつ剤は、「効果も強いけど副作用も強い」お薬でした。
強力な抗うつ効果があるのは良いのですが副作用も強力であり、時に命に関わる
ような重篤な副作用が生じることもありました。
「いくら効果が強いからといっても、これではまずいだろう」という事で安全性
の向上を目指して開発されたのが四環系抗うつ剤であり、テトラミドもその一つ
になります。
四環系抗うつ剤は三環系抗うつ剤と比べると、副作用は大幅に軽減され、安全性
は高くなりました。それだけであればよかったのですが、同時に抗うつ効果も弱
くなってしまったのです。
四環系抗うつ剤は、「三環系の副作用の多さは軽減されたけども、効果は弱い
抗うつ剤」であるといえます。
その後、優れた抗うつ効果を持つSSRI、SNRI、NaSSAなどの新規抗うつ剤が
次々と発売されたことにより、現在では四環系は使用される頻度が少なくなって
います。
しかし四環系抗うつ剤ならではの特徴として、「眠りを深くする作用に優れる」
ということが挙げられます。これは「眠気」「ふらつき」といった副作用に
なってしまう事もあるのですが、不眠で困っている方にとっては助かる作用
です。四環系は睡眠薬とは異なった機序で眠りを深くするため、睡眠薬の効果
が不十分な不眠症状で苦しんでいる方に使われることがあります。