15/05/17 14:55:56.99 l1ktVCGA.net
>>124 なるほど。
ドーパミンにしてもアセチルコリンにしても、どの神経系の終末から出るのかによって、
そして、どれだけの量が出るのかによって、効果も副作用も違ってくるということを、
きちんとした薬理学の本で学んでください。
「人間の脳はそんなに簡単ではない(そんなに簡単にできていたら
環境中の毒素で簡単に全滅してしまう)」というのが私の答えです。
たとえば、ドーパミンは一般に意欲を出すといわれていますね。
その神経系に作用して脳内のドーパミンの量を増やすのが覚醒剤(シャブ)です。
少量ならば「覚醒」剤という名前の通り眼が冴えて思考力が高まる、ということで
戦中戦後には流行ったようですが、今は副作用のほうが重大視されて、
今の日本では医療用途にも厳しい制約がかけられています。
アセチルコリンを増やすとどうなるか。
その結果のひとつが、地下鉄サリン事件です。
サリンは、いちど使われたアセチルコリンの不活化を強力に抑制し、
いつまでもアセチルコリンを心経に作用させ続けます。
その結果、呼吸不全で亡くなったり、全身に障害を負ったりした人が
多数いらっしゃるのはご存じのとおりです。