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>>148
連中がルータの周りに集まっている。
「おい!兄ちゃん。」
腕に「23」の刺青をした男(←こいつが、一番凶悪そうな面構えをしていた.)が、
ルータに声をかけた。若手の検査官は、彼を無視している.
「すまねぇが、ちょっと門を開けてくれね-か?」
ドスの聞いた声ですごみながら、堅く閉ざされた門を蹴り上げる。他の連中も、
「おらおら。門を開けろ!」
と次々に声を荒げる。しかし、検査官は毅然とした態度で言い放った。
「すみませんが、あなた方の要求に応えるわけにはいきません。」
「はぁ? 俺たちにも任務があるんだよ。グダグダ抜かさす、門を開けな。」
次々と連中が検査官に詰め寄る。検査官の姿が彼等の影に隠れて見えなくなった時、
鋭い悲鳴が上がった。