02/02/19 04:03.net
自分の遍歴
windows 3.1->95 の時代は、MS-IME を使っていた。
単語を登録するのが、とても面倒だった。方言や口語などを適切に変換したいのだが、
MS-IME 的に正しい文を入力するように強制させられた。口語->MS-IME語に頭の中で変換してる
ことがだんだん意識してきて、MS-IMEに嫌気がさす。
freebsd に目覚め、canna を使いだす。マニュアル等をよみ、文節の区切りの指定など、連文節変換の
正しい使い方を知る。当然MS-IMEでも出来るのだが、知らなかった。
canna の操作体系はなかなか良いと思ったが、エンジンが改良不足だと感じた。
単語の登録もMS-IMEに比べ、指定のキーバインド一発で登録画面に行けるため大幅に楽になった。
が、登録されていない単語を入力した際、候補を探す->無登録だと気づく->単語登録->再入力という手順を
踏むのがばかばかしくなる。
wnn6 や freewnn の台頭で、このままcannaを使っていこうかどうか本気で悩む。
nec のサポートはとっくに終っているようだ。
アルファベットはとっても楽に入力できるのに、なんでこうも日本語の入力は大変なんだ、
そもそも日本語をこのキーボードで入力するのがまちがっているんじゃないか、と妄想しはじめる。
そんなころ、英語圏のタイピストと日本語のタイピストの比較で興味深い話を耳した。
日本語のタイピストは変換候補の確認で非常に頭が疲れるらしいが、
英語圏のタイピストはタイプしながら隣りの人とおしゃべりは余裕で出来るし、
前者に比べ後者はベータ波の出方がとても少ないらしい。
やはり変換候補の確認というのが一番やっかいな問題であることだと認識する。
日本語のタイピストはIMEの学習機能を切り、変換の際のspaceの押す回数で任意の漢字に変換することが
出来るらしいのだが、これをするにはかなりのハードルがあると思われた。
T-Code という英語の入力に近いかたちで入力できるものも知ったが、これまたかなり大変そうだ。
その後 skk の存在を知り、今迄使いつづけている。
細かな、カタカナや漢字に変換したくない部分も自然に入力できるし、一番頭に負荷がかかる
変換候補の指定も学習機能のおかげで多くても 2,3 回ですむ。
連文節変換系と直接入力系に大別できるのではないか。
t-code 等を覚えるまではできないが、連文節変換は不満だらけだ、という人に skk は向いているのではないか。
omron は wnn7 なんかだしてないで skk を開発したらいいんじゃないかと思う。
現状の skk に不満な点は、emacs の入力の際でも xim 経由で入力したほうがいいと思う。
サーバに単語登録の昨日も含め、通信経路は ssl を使い、各ユーザ毎に認証する。
skkinput など、emacs と特に関連のないプログラムは elisp ライクな設定方法をやめる。
すれば、かなりの windows 上でのユーザを獲得できると思われる。
ねむくなったのでねます