16/07/18 16:22:45.82 scdy9vp50.net
こいつでいい
暗黙の了解
『27時間テレビ』で、自分達が担当するゲームコーナーのゲストに明石家さんまさんをお招きした時の話だ。
「キムタク」や「ミニスカ」といった省略語の元になった言葉を、リズムに合わせて答えていくという単純なゲーム。
生放送だったが、「明石家さんまを中心とした芸人チームが、僕の進行をトコトン邪魔して、結局、ゲームができなかった」という、「こういう流れになればいいな」的なザックリとした台本があって、皆、そのゴールに向かっていた。
当然、僕は「説明を聞いて下さい!」「真面目にゲームをしましょう!」と叫ぶが、明石家さんまさんを中心とした芸人チームは、説明中に僕の前を無意味に横切ったり、「ごめん、聞いてなかった」と、とにかく茶化す、茶化す。
僕は「もう! もう一回説明するから、次はちゃんと聞いてくださいよ! じゃないと、いつまでたってもゲームが始まりませんよ!」と憤る。もちろん、憤るところまでをひっくるめたチームプレイだ。
結果、当初の目標は達成され、スタジオは沸きに沸き、生放送中に一度もゲームをすることなく、「さんまさんが喋りすぎたせいでゲームができなかった」という着地が見事に決まった。
出演者もスタッフも、全員が「よしよし、上手くいった」という感じでスタジオを出たところ、視聴者の方から山のような数のFAXが届いていて、そのほとんどが「何故、西野は、そんなにゲームをしたいんだ!?」という内容だった。
中には、「そんなにゲームをしたいなら、芸人を辞めてゲーマーになれ!」というものも。これには驚き鼻血が出た(※驚いた時に噴き出る鼻血のこと)。