15/08/02 17:54:47.15 SPplgQxk0.net
集団的自衛権は、同盟関係と一体不可分である。世界では、集団的自衛権なしの同盟関係はありえない。
この意味で、日本で集団的自衛権の行使を認めなかったら、日本はいずれ日米同盟を解消するとみなされる恐れもある。
今の安保法制は、日本では大騒ぎであるが、世界から見れば、これまで同盟関係がありながら集団的自衛権の行使を認めなかった「非常識」を、
世界の常識に変えるという程度の意味しかない。
こうしてみると、「安保法制で戦争をする国になる」などというのは感情論に過ぎない。
実際、国際関係論の数量分析でも、同盟関係強化が戦争のリスクを減らすことは実証されているところだ。
特に日本の場合、周囲には中国や北朝鮮がいる。
これらの国は、民主主義国ではないので、日本との間では戦争リスクがある国である。
こうしたなか、集団的自衛権の行使を認めず、同盟関係を強化しないということになれば、戦争のリスクを高めるというのが、
国際政治・関係論の実証分析からの結論だ。
集団的自衛権の行使は、本コラムで指摘してきたように、
(1)同盟強化で戦争リスク減少
(2)安上がりの防衛費
(3)危険な個別的自衛権行使の抑制になることを忘れていけない。
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