24/07/28 07:30:34.52 8nKdWn7O0.net
鉄人の超大容量提言書、鉄道関係、商業施設、温泉といった記述ばかりかと思いきや珍しく工業団地の記述があった。
(引用ここから)
「自動車安楽主義」が引き起こした間違った政策が工場や倉庫の大量誘致や大規模工業団地の郊外
の主要道路周辺における開発です。
その最たる部分が群馬県太田市の国道50号線沿いにおける「太田リサーチパーク・おおた渡良瀬産業団地」の開発です(中略)。一見、この産業団地の整備は良さそうに見えますが、
実はこの中にはこれまでの公共交通機関の利便性の悪さから発生している総合交通問題の発生した原因は何であるのかということをしっかり考えられずにやってしまっているということなのです。
交通が不便になったからクルマを多用してクルマと街や地域の利便性の間に歪みが生じてしまって使い勝手が悪くなったためにドーナツ化現象が発生して中心市街地がシャッター通り化するなどの問題が発生してしまっているのでが、
そのために無くなった雇用をクルマの利便性の考え方だけで増やそうとしても企業が工場や倉庫ばかりになってしまい偏りが出来てしまうのです。
なんでも工場や倉庫ばかりで出来る人はいませんから、当然、自分の出来る仕事場がないという状況になってしまうのです。
そういったところが全く計算に入っていないのがこの産業団地ということになるのです。太田市はここに隣接する太田流通団地も含めて国道50号線沿いに大型工業団地を整備すれば街の雇用が生まれて活性化すると考えてしまっているところがあるのですが、
総合交通論の視点からしっかり見ていくとその考え方は大変間違いであるということなのです。出来る職種が偏った街・地域になってしまうと以下の図のようになってしまうのです。(引用ここまで)
書きぶりからすると工場や倉庫のアルバイトをしたけれどうまくいかなかったんだろうな。太田リサーチパークの仕事は決して工場や倉庫の作業員ばかりではないのだが。