21/11/22 01:32:04.72 saDsX792.net
>>172
[補足2]
通し番号ではなく、ポインタでノードを識別することで、末尾以外のノードを
削除した時でも、識別番号の書き換えが不要であるメリットもある。
ポインタとはアドレスを保持する変数のことであるが、リンクリストや
ツリー構造の場合、途中のノードを削除しても、別のノードのアドレス
は全く変化しないので、削除したノード以外のポインタ値は全く変更されないので
書き換えも必要ないからである。
一方、初心者がやりがちなのは、リンクリストでも先頭のノードを0番にして、
それ以後のノードを1、2、3 という通し番号で識別しようとする方法。
これだと、5番のノードを削除した時、6番以後のノードは番号の付け替えが
必要になるのでものすごく効率が下がる。
また、k 番のノードをアクセスする際には、O(k)の時間が掛かってしまう。
本来、Cではノードを識別するのは、このような通し番号ではなく、
ポインタ(アドレス)で行うのが伝統であって、アルゴリズムの教科書でも
それが前提になっている。
それがいつからか、リンクリストでも通し番号で識別する流儀を誰かが持ち込み
初めて混乱が生じるようになった。