20/08/13 20:58:21 vQKb1geh.net
>>587
一般論であれば、まずPythonにおける「リスト」とは
他言語における「配列」を指す
次に、配列とは単なるデータ構造を指し、
その配列の各要素をあれこれ処理するアルゴリズムは「手続き」として定義される
データ構造と手続きが完全に分離されている、これがFORTRAN/COBOLに始まり
C/Pascal/Modulaへと続く1980年代前半までの古典的な「手続き型言語」の流れ
こうした手続き型の流れは、大規模開発における保守性/再利用性の低さから批判を受け、
対処策として注目された概念の一つが「抽象データ」であり、
これはデータ構造の内部詳細を隠蔽し外部に公開された手続きで処理対象をモデル化する
たとえばスタックという抽象データは、内部のデータ構造が配列であっても
リンクドリストであっても構わず、外部に公開されたEmpty/Push/Pop/IsEmptyという
手続きの集合(インターフェイス)だけで定義される
この抽象データという概念を発展させて、反復(ループ)処理すらも抽象化させるという提案が
イテレータ(iterator, 反復子)であり、それが最初に実装されたのがCluと呼ばれる実験的言語になる
まとめると、リスト(=配列)とはデータ構造の一種であり、イテレータとはリストを含む
複合データ構造に関する反復処理に限定して抽象データとしてモデル化した概念である