15/06/13 22:30:36.68 2XvJk2DZ.net
>>49
残念ながら知らない。日本の本に関しては、最近出た2,3冊は内容を確認してないけど、
それ以前のものに関してはgitの使い方ぐらいだったな。それはそれで最初のうちは
役に立つんだけど。海外の本に関しては、読んでないので知らない。
代わりに日本と海外(アメリカ)の考え方の違いの話をするよ。
よく言われていることだけど、海外はパッケージの導入を積極的に行うけど、
日本は独自で作ったりパッケージをカスタマイズすることを望む。
この考え方の違いというのは、日本は自分のやり方を通そうとするということ。
日本の文化だと、アプリにがあれもこれもなんでも出来るようになってしまう。
それは一見便利なように見えるけど、業務を改善(=変えていく)ことにはつながらない。
やり方を変えずにツールを変えるだけだから生産性は上がらない。
海外のソフトウェアっていうのは、業務を一番効率的にやれるのはどういうものか?
という考えを形にしたものなんだ。もちろんその考え方はいろいろあって正解とは限らないけど、
少なくともソフトウェアっていうのは、開発者が想定した正しい使い方っていうのがあるんだよ。
つまり俺の考え方というのは、ツールの正しい使い方というのを学習していくことでできたもの。
ツールにはできること、できないことってのがあるけれど、思いつくまま実装されたのではなく、
正しい使い方をするのに、必須だから追加した機能であり、邪魔だから追加しないと考える。
例えばgitには歴史を改ざんできる機能があるでしょ? これは正しく使うのに必須だから。
ファイルをロックして他人が編集できないようにする機能はないでしょ?
それは正しく使うのに邪魔だからあえて搭載しないことを選んでいる。
この開発者の考えに、自分の考えが適合してくると、「こんな機能があったほうがいいんじゃないか?」って
思ったものが次期バージョンに搭載されたり、議論が行われていたりする。
考え方が合わない最初のうちは、なんでこうなってるんだ?使いにくい!って思うかもしれないけど
そうではなく意味があってやってることだと考え、何故そうなっているかを考えていくといいよ。