02/11/12 08:53 7GwdMCk0.net
《税理士の会計志向》
「公認会計士の資格が欲しい(会計業務に注力したい)」と考えている税理士が少なからずい
ます。特に若手税理士にこの傾向が強いようです。さらに、税理士事務所の後継者の多くが公
認会計士となっています(目指しています)。税務と会計は密接不可分の関係にあり、会計・税
務の専門家と呼ばれるには、実務上はいずれか一方に力点をおくとしても、双方の公的資格
を保有している必要があります。制度上、税理士は税務の専門家であって会計の専門家では
ありません。財務書類の監査証明ができないからです。残念ながら、税理士は「片手落ち」の
資格です。「税務署に対する用心棒」として重宝されてきた税理士(高度成長期には弁護士や
医者よりも重宝されてきた)にとっては、いずれは中小零細企業にも及ぶことになる会計制度
改革は、寝耳に水ではないでしょうか。