17/08/24 20:21:32.29 9Aj5MaHP.net
☆公共広告機構 CM 『黒い絵』
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子供の極めて柔軟な発想を大人の手によって潰すな、という警句が胸を打つそうだが。
感じるのは狂気のほうが大きいかな。
何かを表現したいとき、それが一般の器を超えるものの場合、そこに映るのは理解不能ともいえる天才と狂気の領域。
この作品の場合、クジラの絵ということでほっとするけれど、表現があと一歩、一般化されなければ、わけのわからない病んだものとして見做されるわけで。
このCMが奇しくも訴えかけるように、一握りの環境に恵まれた才能以外の多くのそれは最後のオチに至る前に潰れてしまう。
そういう社会が悪いとかじゃなくて、表現する際の微妙なニュアンスの厳しさ、修羅の門を感じた。
個性や才能が、大人の社会によって普通化、一般化することへの抵抗、というCM本来の意図を超えて、先のよう歪な考えさせるものが残る。
それが深みになっているというか。